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2017年9月20日水曜日

G-rated

現代の若者は草食化している、なんてよく言われます。

日本の男子に関しては、若者が車に乗らなくなった、とか、女子にあまり関心を持たなくなった(むしろ、女性の方が肉食化している!?)、などという指摘をよく聞きます。

同じような「草食化」はアメリカでも同様のようです。


When 17-year-old Quattro Musser hangs out with friends, they don't drink beer or cruise around in cars with their dates. Rather, they stick to G-rated activities such as rock-climbing or talking about books.

They are in good company, according to a new study showing that teenagers are increasingly delaying activities that had long been seen as rites of passage into adulthood. The study, published Tuesday in the journal Child Development, found that the percentage of adolescents in the U.S. who have a driver's license, who have tried alcohol, who date, and who work for pay has plummeted since 1976, with the most precipitous decreases in the past decade.
(Why are today's teens putting off sex, driving, dating and drinking? Chicago Tribune. September 19, 2017.)


統計によるとティーンエイジャーの飲酒率や喫煙率、”初体験”率などがこの10年程で軒並み下がっているそうです。

とかく大人に背伸びしたがる世代は今時、"G-rated activities"にいそしんでいるというのが実態だそうです。

"G-rated"とは、


relating to or characterized by a lack of violence, obscenity, or sexual explicitness
(Merriam-Webster Dictionary)


ということで、元は映画の内容に応じてつけられるラベルでしたが、その内容が「一般向け」(general admission)であるということで、


innocent, clean
(ibid.)


という意味で用いられています。


2017年9月19日火曜日

Chinese whisper

ここのところ、仮想通貨ビットコインの話題でにわかに盛り上がっていますが、取引所が突然閉鎖されてしまった”事件”がまだ記憶に新しいわたくしなどはとても投資目的で手を出す勇気がありません。


Bitcoin Price Falls on Chinese Whispers

Bitcoin suffered a steep drop on September 8, as rumors circulated that Bitcoin exchanges in China were to be banned. The event and reactions somewhat mirror the ICO ban on September 4, with crypto markets in the red. BTC-USD fell from the September 8 high of $4679.97 to a fresh low of $4227.64 on the Bitstamp exchange, breaking out of the short-term equilibrium.

The drop was precipitated by a news article out of China, which may be badly translated or just a bout of fake news. The article’s title roughly translates as “The bigger storm is approaching: the regulatory brewing ban on bitcover trading platform.” It goes on to state the bitcoin trading platform’s and their activites have become illegal, according to sources close to Chinese regulators. The ICO mania is also mentioned, with a quote from Professor Deng Jianpeng, a professor at the Central University for Nationalities, stating that “up to 90 percent of ICO projects are currently suspected of fraud.”
(Jamie Holmes. Bitcoin Price Falls on Chinese Whispers. BTCManager.com. September 8, 2017.)


ここ数ヶ月の間にもビットコインの価値は乱高下しているそうですが、その背景には中国にあるビットコイン取引所が閉鎖されるという噂があることによるようです。

さて、記事のタイトルを見ていただきたいのですが、


Chinese whipers


というのは、日本語でいう「伝言ゲーム」のことだとご存知でしたか?

昔、小学生の時分にバス旅行などでやった記憶があるのですが、ある話を聞いた最初の人が次の人へ伝え、それを順々に繰り返し、最初の人が聞いた話と最後の人に伝わった話との違いを比較するという遊びです。

記事では、ビットコイン急落の原因に中国での(取引所閉鎖に関する)報道があるとしていますが、


which may be badly translated or just a bout of fake news


とあり、つまりは報道内容の真実性に問題があるということになっています。

昨年のアメリカ大統領選からフェイクニュースという言葉が日常のものとなりましたが、フェイクニュースに踊らされる我々は現代の「伝言ゲーム」に強制参加させられているといったところでしょうか。


2017年9月18日月曜日

tee off

昨年のアメリカ大統領選で共和党のトランプ氏に敗れた民主党のクリントン氏が回顧本を最近出版したことがきっかけとなったのでしょうか、両氏の間がまた険悪な状況になっているようです。

険悪といっても大統領選の討論会のような実際に相見える状況はないでしょうから、クリントン氏が回顧本でトランプ氏を本当に気持ち悪かったと書いたことに対して、トランプ氏がツイッターで批判する、といった程度のことでした。

ところが、トランプ氏が放ったゴルフショットがクリントン氏の背中を直撃し倒れこむ、という醜悪なビデオがネット上で公開されると、これをトランプ氏がツイッターでリツイートするという、例のプロレスのビデオを彷彿とさせる”事件”が起きました。


President Trump retweeted on Sunday an edited video of him whacking a golf ball that strikes Hillary Clinton in the back and knocks her down.

“Donald Trump’s amazing golf swing #CrookedHillary,” said the tweet posted Wednesday by Mike@fuctupmind.

The first part of the video shows Trump, wearing tan slacks, a blue blazer and a red “Make America Great Again” hat teeing off on a golf course.

Then, Clinton is seen tripping as she enters an airplane, and the video modified to show her being struck by a golf ball.

Democrats teed off on their own.

Rep. Eric Swalwell suggested Trump is an “ass” for sharing the video.
(Mark Moore. Trump retweets video of golf ball hitting Hillary Clinton in the back. New York Post. September 17, 2017.)


記事中に引用されているビデオを見てみましたが、編集されたものであることは明らかで、ゴルフ好きのトランプ氏がティーショットを放つ映像と、飛行機にのりこもうとしているクリントン氏がタラップで躓く映像がつなぎ合わされているものです。

当然ながら民主党員は批判をするのですが、


Democrats teed off on their own.


とあります。

ここでは、"tee off on something"という表現が使われているのですが、これはゴルフで使うティー(tee)に掛けて、相手を攻撃する、という意味の口語表現です。

同じくゴルフにちなむ表現として、"tee up"も参照下さい。


2017年9月15日金曜日

worrywart

お金持ちのステータスシンボルといえば何でしょうか?

高級車?豪邸?

いやいや、自分で運転しないでお抱え運転手を雇っている人の方が金持ちでしょう。

最近のニューヨークでは、私設のボディガードが、ほんの一握りの富裕層の間で流行っている(?)そうです。


When Upper East Side dad Michael planned a French getaway for his family this summer, his first move wasn’t to book a hotel. Instead, he contacted armed guards.

Each morning in Paris, Michael (who requested a pseudonym because of privacy concerns), his wife and their 10-year-old son would stroll out of the Hotel George V, where suites can go for $5,000 a night, to meet their personal security detail: two strapping ex-military men who cost $2,000 a day.

“I’m not a worrywart,” said the 38-year-old, who runs a lending fund. “But once you start having kids, [you want] peace of mind against terrorism.”

Wealthy New Yorkers are increasingly turning to hard bodies to protect them during European vacations, particularly in cities such as London, Paris and Berlin that have been hit with high-profile terrorism, say security experts.
(Doree Lewak. The one percent’s new status symbol: Armed bodyguards on vacation. New York Post. September 9, 2017.)


確かに。

今の世の中、何が起きるか分かりませんから、いつ何時、事故や災害、テロに巻き込まれるかも分かりません。そこでボディガード、ということでしょうか。

記事中、マイケルさん(仮名)のコメントに、


I'm not a worrywart.


とありますが、この"worrywart"とは「心配性の人」という意味です。

この単語は面白いのですが、"worry"(心配する)と"wart"(イボ)が結合したもののように見えます。

辞書の語源欄にはそのような説明はないのですが、ネットを検索するとこの単語の”歴史”について色々な解説に行き当たりました。

ここにご紹介させていただくのはWord Detectiveというウェブサイトの解説です。

"wart"(イボ)から、肌に出来てしまったイボに悩む、もしくは肌にイボが出来てしまうほど思い悩むといった関連性を想起しがちですが、どうやらそうではないそうです。

興味深いのは、"worry"という動詞自体、現代では「心配する」という意味ですが、元々は「絞め殺す、噛む」(strangle)の意だったということです。こうした意味が次第に変容し、現在の「悩ます」といった意味になったのは19世紀だそうです。

一方の、"wart"はイボという意味の他、イボのように癪に障るもの、不快なもの(人)、という意味が生まれました。

つまり、"worrywart"とは元々、他人を悩ますような厄介な事(人)を指していたのであり、「自ら思い悩む人」という意味ではなかった、ということになります。

この単語は、James R. Williamsという作家が新聞に連載していた漫画の登場人物"Worry Wart"により日常の言葉として広まったそうですが、当の人物はやはり他人に苦労や厄介なことをもたらす困った男だったということです。


2017年9月14日木曜日

ソーセージ ー link

日本でもレストランチェーンを展開しているデニーズは元々アメリカ生まれですが、そのデニーズが最近発表した新しいマスコットがソーシャルメディアで話題を呼んでいるようです。

新しいマスコットはソーセージなんですが、見た目が!?イマイチ・・・、ということで良くも悪くもデニーズが話題になっているようです。


Denny's new Grand Slam mascot is drawing a lot of attention on social media, much of it from critics who say it is, um, distateful.

The chain has chosen a sausage link as the face of its popular breakfast combinations.

Social media is blazing with comments about how the chunky brown character looks like something else. But Denny's stand by him.
(Zlati Mayer. Denny's new mascot mocked on social media. USA Today. September 14, 2017.)


記事でも取り上げられているマスコットの写真を見ると大体想像がつきますが、"looks like something else"ということで、確かに食欲をそそるのか削ぐのか、意見が分かれるところかもしれません。

さて、気になったのが、


Sausage link


という表現です。単に、"sausage"ではなく、"sausage link"ということなのですが、リンクと聞けばネットの話ししか頭に思い浮かばないのはネット中毒かもしれません。

考えてみれば、"link"とは鎖のことですから、繋がっているソーセージを指して、"sausage link"というのも頷けます。

なぜ、敢えて、"link"というのかは、ソーセージには、我々に馴染みのある細長い形状のものとパティ状(patty)のものと2種類あるからなんですね。

今時、スーパーで売られているソーセージは1つ1つ(1本1本)がバラバラで袋入りになっているのが普通で、繋がっているものを目にすることはあまりないのではないでしょうか?

また、パティ状のものを「ソーセージ」と呼ぶことは、日本ではほとんどないと思われます。

我々が普段食べているソーセージ1本は、


A link of sausage


であり、繋がっているものは


Sausage links


となります。

明日の朝食にソーセージが出てきたら、この"link"を思い出して下さいね(笑)


2017年9月13日水曜日

アップル、iPhone Xを発表 - X

今日は、アップルがiPhone Xを発表したという記事が目に留まりました。

ネットのニュースなどでも、iPhone絡みの記事がやたらと多いですが、最近はiPhone 8だとか、ホームボタンがなくなるだとか、噂話の類が多く、斜め読みはしていたところ、ようやくアップル社からの正式発表ということで、記事を読んでみました。

朝刊の記事でまず気づいたのが、iPhone Xは「アイフォーン エックス」ではなく、「アイフォーン テン」と読むべき、ということでした。

記事にはiPhone X(テン)とあります。つまり、X=10(ten)のことであり、Xはローマ数字というわけです。


The brand new iPhone X -- that's pronounced "ten," by the way, not "ex" -- is a phone of firsts for Apple. The 5.8-inch OLED screen isn't just larger, it also uses a different technology that Apple says will make colors absolutely pop. It's also the first iPhone to completely do away with the iconic home button -- you know, the one Apple popularized on its very first iPhone. And, it's the first to offer Face ID as a new way to securely unlock the phone and pay in the check-out line.
(iPhone X hands-on: High price, new screen, no home button. CNET. September 12, 2017.)


ローマ数字にあまり馴染みがない方もおられるかもしれませんが、普通は時計の文字盤で目にするくらいでしょうか?

ところで、Xがなぜ10(ten)になるのかご存知でしょうか?

その前に、Vが5(five)であるところから話は始まります。I、II、III・・・、というのは言われなくとも分かりますが、Vが5となる所以は手を広げて5本指を見せる際に、親指と人差し指が作るV字から来ています。

そして、XはこのVが2つ、つまり5掛ける2、という訳です。

iPhone X(アイフォーン・テン)は10万円以上するということでそ、その高額さも話題ですが、テン(ten)という命名はまさか値段の話しでしょうか!?


2017年9月12日火曜日

pawn shop

昨日に引き続きアメリカ南部を襲ったハリケーンIrmaに関するニュース記事からの引用です。


PLANTATION, Fla. — Police have arrested nearly a dozen people accused of looting hurricane-shuttered stores around Fort Lauderdale as brutal Hurricane Irma bore down on the beachside city 30 miles north of Miami.

Fort Lauderdale police said they arrested nine people Sunday on suspicion of looting a pawn shop and nearby shoe store. Two teens were arrested for breaking into six homes Saturday night as the storm intensified.
(Trevor Hughes. Police arrest Hurricane Irma looters caught on camera. USA Today. September 10, 2017.)


大災害による混乱をいいことに悪事を働く輩というのはどこにでもいるものです。

住民が避難して不在になっていることをいいことに、盗みを働いた輩が逮捕されました。

記事によると狙われたのは10代の若者2名を含む十数人だということですが、彼らがターゲットにしたのは一般住宅のほか、質屋や店舗だったということです。

質屋のことを、


pawn shop


と言います。

"pawn"というとチェスの駒を思い出しますが、その"pawn"とは別の単語です。

質、質草、担保、など日本語でも色々な表現がありますが、英語では"pawn"を始め、"pledge"、"security"などといった単語があります。

私は貧しい大学時代にも質屋を利用したことなどはありませんが、最近の若い人はどうなのでしょうか。

"pawn"の語源を辿ると古フランス語のpanに遡るらしいですが、これは布地、衣服を意味するラテン語pannusとも通じているそうで、かつては質草として布地が使われていたことに由来するという説もあるそうです。


2017年9月11日月曜日

stay put

先日のハリケーンHarveyの被害による悪夢もまだ覚めやらぬところを、またしても超大型のハリケーンIrmaがアメリカ南部を襲いました。


Longtime resident Ed Brown is staying put in nearly deserted Fort Myers Beach, Fla., despite an evacuation order and predictions of a storm surge of up to 12 feet.

Brown and his friend Tim Benevente were busy with storm preparations at the popular tourist destination Saturday, piling sandbags while hoping for the best.

If need be, Brown said he would climb aboard his nearby boat or climb into a cooler and float on the floodwaters.
(As millions take shelter from Hurricane Irma, some residents stay put and hunker down. USA Today. September 9, 2017.)


この超大型のハリケーンへの対応としては、当然のことながら避難命令も出ているそうなのですが、事情あって自宅に留まることを選択する人もいるようです。

この「留まる」という表現に、


stay put


という英語が使われています。

"stay"だけでもよさそうなものですが、どうやら"stay put"という成句が存在するようです。

"stay"も"put"も動詞ですが、"stay calm"などのフレーズに当てはめてみるならば、ここでも"put"は過去分詞形と分析すべきでしょうか。

Cambridge Dictionary(オンライン版)では、


to remain in the same place or position


と定義されています。


2017年9月8日金曜日

in play

日本人にも馴染みのあるトイザラスですが、今日のニュースのヘッドラインを斜め読みしていると、破産申請するのではないかとの憶測が飛び交っているようです。


Toys "R" Us bankruptcy filing reportedly could be in play

Toys "R" Us used to dominate the American toy market. These days there is talk it may file for bankruptcy protection as it struggles against larger rivals such as Amazon.com, Walmart and Target.

The retailer reportedly has hired the law firm Kirkland and Ellis as restructuring consultants to help it renegotiate $446 million in debt due before the end of its current fiscal year. Even if Toys "R" Us can address the debt that's coming due this fiscal year, it still will have to deal with another $2.2 billion in debt that's due in its following fiscal year. As of last April, Toys "R" Us had more than $5 billion in long-term debt.
(Jonathan Berr. Toys "R" Us bankruptcy filing reportedly could be in play. CBS News. September 7, 2017.)


トイザラスが手がける玩具のマーケットはアマゾンによる通信販売や他の競合との競争にさらされており、同社の負債が長期にわたって累積している模様です。

ところで、記事のタイトルで使われている、"be in play"という表現に注目したいと思います。

この"in play"とはどういう意味合いなのでしょうか?

私は最初、破産申請(bankruptcy filing)が近そうだ、と解釈して、"in play"は「あることがもうすぐ起きそうな」というくらいの意味なのかと勝手に解釈したのですが、辞書を見て間違いに気づいた次第です。

"in play"には、会社が他社に買収されかかっている、という意味のアメリカ英語表現(ランダムハウス英和辞書)だったのです。

American Heritage Dictionaryには下記のようにあります。


In a position, or rumored to be in a position of possible corporate takeover


ところで記事中では、トイザラスが買収される可能性について言及しているのは記事のほぼ終わりのあたりの一部分(以下)で、記事のタイトルで使われている"could be in play"が正しく解釈できないと、記事の主要な意図そのものを正しく理解できない可能性があります。


What the future holds for Toys "R" Us isn't clear. As Davidowitz notes, the retailer still has a valuable brand that might interest a buyer, although he wasn't sure who would buy it.
(ibid.)


2017年9月7日木曜日

猫ブームです。ゴロゴロ・・・ ー purr

ハリケーンHarveyはアメリカ南部に甚大な被害をもたらしました。トランプ大統領が私財を寄付したのを始め、援助の輪が広がっていますが、ある女性がツイッターを利用して始めた募金活動が話題になっています。

女性が飼う猫の写真や動画を配信して募金を募ったというものです。

世に猫好きな人は多いとは思いますが、猫の写真や動画見たさにお金を出す人がそんなにいるとも思えません。しかしながら、現在までに募金総額2万ドル以上を記録したということで、よほど人気のある猫なのでしょうか。


This cat has people feel-ine like opening their wallets.

People from across the nation have shelled out more than $20,000 for victims of Hurricane Harvey in exchange for a funny photo of a Brooklyn woman’s cat.

Rachel Millman, 29, of Bushwick, came up with the purr-fect idea to help people affected by the Texas storm when she realized how much her Twitter followers love photos of her 18-pound tabby cat named Jerry.

“He’s kind of a mini-celebrity among my followers,” Millman told The Post. “So I thought how many people would actually donate to see this funny picture?”
(Melkorka Licea. This woman is using her goofy cat to raise money for Harvey aid. New York Post. September 2, 2017.)


上に引用した記事でしゃれが使われているのがお分かりでしょうか?2箇所です。

1つ目は、冒頭、


This cat has people feel-ine like opening their wallets.


とある文の、"feel-ine"です。

ネコ科を意味する"feline"にかけて、"feel like ~ing"というフレーズをもじっています。

2つ目ですが、


came up with the purr-fect idea to help people affected


とある文の、"purr-fect"です。

"perfect"を"purr-fect"ともじっているのですが、この"purr"は猫がゴロゴロと音を出す様を意味する動詞で、擬声語です。

人気の猫は可愛らしさで人気を集めているというよりも、風変わりなところが受けているみたいですが、記事の写真は至って普通のものしか載っていないので、やはり見たい人は募金するしかないのかも・・・。


2017年9月6日水曜日

Godspeed

昨日取り上げた、オバマ前大統領からトランプ現大統領へのレターですが(全文はCNNのサイトで読むことが出来ます)、実はもうひとつ目に留まった表現がありました。

レターの末尾、締めくくりの部分です。


Michelle and I wish you and Melania the very best as you embark on this great adventure, and know that we stand ready to help in any ways which we can.

Good luck and Godspeed,

BO
(Kevin Liptak. Exclusive: Read the Inauguration Day letter Obama left for Trump. CNN. September 5, 2017.)


わたしは仕事で海外の同僚や関係者にメールを送ることがありますが、その場合の締めくくりは大体、


Best regards,





Sincerely,


などです。相手からの返信ではバリエーションが色々あって、Kind regards、だったり、あるいは人によってはBR、KR、と省略形だったりします。

オバマ大統領の、


Good luck and Godspeed,


は初めて見ました。ビジネスメールでは見たことがありません。

この"Godspeed"は「幸運、成功を祈る」という意味だということは、これをきっかけに知ることになりました。

ところで、どうしても"God"と"speed"が結合したように見えてしまい、"speed"が目に付いてしまうのですが、ここでの"speed"は「スピード」のことではありません。

辞書によると、中期英語での表現"God spede"が"Godspeed"になったもので、元の意味は「神(God)があなたを栄えさせますように」ということなのです。

「スピード」(速度)のことではありませんと上に書きましたが、"speed"という単語の古語の意味として「幸運、成功」があるということも分かりました。

つまり現代の"speed"は、栄えるという原義のspedeが意味変化して生まれたものなのでした。


2017年9月5日火曜日

茨の道 ー rough patch

オバマ前大統領がトランプ大統領に送ったとされるレターがニュースで話題になっています。

大統領就任時に、オバマ前大統領が直筆でしたためたもので、新しい大統領へのはなむけといったところでしょうか。



(CNN) — During his final moments in the Oval Office, President Barack Obama folded into thirds a handwritten letter to Donald Trump, slid it into an envelope, and in neat capital letters addressed it to "Mr. President."

Now, the contents of that letter -- the last direct communication between the 44th and 45th presidents -- have emerged for the first time after CNN obtained a copy.
(Kevin Liptak. Exclusive: Read the Inauguration Day letter Obama left for Trump. CNN. September 3, 2017.)


レターのコピーをCNNが独占入手(?)したもののようですが、内容は大統領就任を祝福する言葉に始まり、ホワイトハウスの主となることについての心構えといった、3つの要点を中心に置いた簡潔なものです。

決して上から目線のアドバイスや助言といった感じのものではなく、オバマ氏の温厚さが滲み出ているような文章です。

ところで、3つの要点を終えて最後に(And finally,...)というところで、下記のようなくだりとなっています。


And finally, take time, in the rush of events and responsibilities, for friends and family. They'll get you through the inevitable rough patches.
(ibid.)


取り上げたいのは、"rough patches"という表現です。

引用した部分の趣旨としては、激務の中でも家族や友人との時間を大切に、というところでしょうか。(家族や友人が)きっとトランプ氏の支えになるから、というものです。

最後の、


get through rough patches


は特に辞書を引くまでもなく、大変な(つらい、苦しい)経験や事態をくぐりぬける、といった意味合いだと想像がつきます。

その通り、"rought patch"とは困難や憂き目、といった状況を意味する表現なのでした。

そして、"go through rought patch"といった表現の他にも、類似の表現として、


strike a bad patch
hit a sticky patch


などといったいくつかのバリエーションがあるようです。

ところで、"patch"は継ぎはぎ(当て布)のことですが、"rought patch"が苦境を意味するようになった起源については色々調べてみたものの判然としません。

衣服に継ぎはぎをしなかればならないくらい貧しいことを指しているのでしょうか?

一説には、"patch"とは区画(部分)のことであり、例えば道路の水溜りや舗装の悪い部分のことが"rough patch"であるから、人生の道程を喩えたもの、という見方もあるようです。

では、"sticky patch"は?

ガムが落ちているような道端でしょうか!?踏んづけてしまったら不運には違いありませんが・・・。

日本語では困難な道程を指して「茨の道」と言いますが、それに相当する英語表現のように思えました。


2017年9月4日月曜日

tit-for-tat

"tit for tat"という表現をご存知でしょうか?

下記の引用を読んでみましょう。


It’s become almost a cliché to invoke the Cold War in the context of current U.S.-Russia relations, but the ongoing tit-for-tat expulsions of diplomats and closures of diplomatic facilities resemble that era not just in the tensions, but in the tactics. Thursday’s U.S. order to Russia to shut its consulate in San Francisco was the latest in a series of retaliatory measures that began last December—and it also coincided with the arrival in Washington of Anatoly Antonov, the new Russian ambassador to the U.S.
(America's Tit-for-Tat With Russia Is Adding Up. The Atlantic. August 31, 2017.)


"tit-for-tat"とハイフンで接続されていますが、意味は同じです。

辞書を引くと、


しっぺ返し、仕返し、売り言葉に買い言葉
(ランダムハウス英和辞書)


などと載っています。つまり、やられたらやり返す、の精神ですね。

この表現ですが、"tip for tap"が変化したものだそうですが、"tip"も"tap"も、軽く叩く、打つ、という意味です。

ちょっと小突いてきたから、小突き返す、というような感じでしょうか。満員電車でみかけそうな光景です(苦笑)


2017年9月1日金曜日

ANTIFAって何? ― antifa

唐突ですが、"antifa"って何のことかご存知でしょうか?


House Minority Leader Nancy Pelosi condemned the “violent actions of people calling themselves antifa” after violence led to arrests at Bay Area protests, in the strongest criticism of left-wing protesters that any Democratic leader has made.

“Our democracy has no room for inciting violence or endangering the public, no matter the ideology of those who commit such acts,” Pelosi said in a statement released late Tuesday. “The violent actions of people calling themselves antifa in Berkeley this weekend deserve unequivocal condemnation, and the perpetrators should be arrested and prosecuted.”
(David Wiegel. Pelosi condemns ‘violent actions’ of antifa protesters. The Washington Post. August 30, 2017.)


アメリカではここのところ白人至上主義者とそれに反対する団体が衝突して死者も出るなど、穏やかでない事件が続いています。

"antifa"というのはその白人至上主義者に反対する人たちのことなのですが、これは反ファシズム主義と呼ばれています。

"antifa"に"anti-"という接頭辞を見出だしそうですが、その通りで、


anti-facism


のことです。

この単語は辞書には載っておらず、ごく最近発生した単語のように思っていましたが、そのルーツはナチス党が存在していた時代のドイツまで遡るそうです。

CNNの記事(Waht is Antifa?)が分かりやすい解説をしています。


2017年8月31日木曜日

お払い箱 ― send someone packing

昨日取り上げた記事中で、気になった表現がもうひとつありました。

繰り返しの引用になりますが、下記をお読み下さい。


A Florida college fired a professor Tuesday for saying Hurricane Harvey was “>karma” for Texas because it supported Donald Trump.

The University of Tampa sent sociology instructor Kenneth Story packing after his Twitter comment Sunday.

“We condemn the comments and the sentiment behind them, and understand the pain this irresponsible act has caused,” according to a university statement.
(David K Li. Professor fired over Harvey 'instant karma' tweet for Texas. New York Post. August 29, 2017.)


現代はSNSの不適切な投稿で職を失いかねない時代です。

大学は不適切発言をした教授をクビにした訳ですが、そのくだり、


sent ~ packing


という表現に目が留まりました。

Merriam-Websterによると、


to force (someone or something) to leave a place or situation


ということで、"packing"というのは荷物をまとめる(梱包する)よう促すというのは、つまりその場から退去せよということに他なりません。

ところで、日本語では解雇することを、俗にお払い箱(にする)、などと表現しますね。

"send ~ packing"にはこのお払い箱に通ずるものがあるように思ったのですが、ここで言う箱は荷物梱包用の箱ではありませんでした。

「お払い箱」は元々「お祓い箱」と書いていたものだそうで、神社で配布されるお祓いの札を入れた箱のことだったそうです。つまり信者の人々にとってはありがたいお札を入れた箱だったのですが、毎年古いお札と新しいお札を交換するにあたって、古いお札を入れる箱が「お祓い箱」と見做されるようになったためか、不要なものを入れる箱、という意味に転化してきたそうです。

2017年8月30日水曜日

karma

アメリカではハリケーンHarveyがテキサス州を中心に大変な被害をもたらしましたが、フロリダにあるUniversity of Tampaの教授がHarveyによる被害は"karma"によるものだという不適切な発言をツイッターに投稿し、大学側が教授を解雇するに至ったということです。


A Florida college fired a professor Tuesday for saying Hurricane Harvey was “karma” for Texas because it supported Donald Trump.

The University of Tampa sent sociology instructor Kenneth Story packing after his Twitter comment Sunday.

“We condemn the comments and the sentiment behind them, and understand the pain this irresponsible act has caused,” according to a university statement.
(David K Li. Professor fired over Harvey 'instant karma' tweet for Texas. New York Post. August 29, 2017.)


そういえば過去にも、東日本大震災発生を人間に対する罰だと発言して批判された政治家がいましたが・・・。

"karma"という言葉はヒンドゥー教や仏教から来ており、「業」などと訳されますが、そもそもはサンスクリット語で「行為」を意味するそうです。

英語に取り入れられたのは19世紀頃のようですが、その意味は、


Fate or destiny resulting from one's previous actions
(American Heritage Dictionary)


として用いられるようになります。

つまり個人の成したことの報い、というような意味合いです。

罷免された教授の発言は、テキサス州がトランプ氏(現大統領)を支持したからハリケーンに見舞われた、というものだったようですが、見識を疑われても仕方ないでしょう。


2017年8月29日火曜日

白状 ー come clean

日本語で悪事や隠し事を「白状する」と言いますが、英語では、


come clean


という表現があることを知りました。


A man who claimed he was mistaken for a neo-Nazi and stabbed because of his buzz cut admits he made it all up — and says the stabbing was just an accident, according to a report.

Joshua Witt, 26, told cops recently that he was getting out of his car in the parking lot of a Steak ‘n Shake in Sheridan, Colorado, when he was attacked by a knife-wielding man.

But when presented with evidence that his story was sheer nonsense, Witt came clean, BuzzFeed reported.
(Yaron Steinbuch. This guy lied about being stabbed over neo-Nazi haircut. New York Post. August 28, 2017.)


"come clean"は口語表現で、多分多くの方は白状を訳すのに、"confess"という英語を使うでしょう。

私は、"clean"と「白状」の(清潔さとしてのイメージとしての)「白」の一致を面白いと思ったのですが、広辞苑で「白状」を引いてみると、ここでの「白」は「申す」という意味なんだそうです。

「告白」や「自白」といった言葉の「白」も同じそうです。

小学館の新選漢和辞典を引いてみると、白状とは罪人の申し出たことを書いた文書となっています。

「建白」や「独白」といった日本語の「白」も同じであることが分かり、今日は何だか日本語の勉強になりました。


2017年8月28日月曜日

circle the drain

"cicle the drain"というフレーズをご存知でしょうか?

まずは下記の引用を読んでみて下さい。


Is Sears circling the drain? No, says Wall Street

CHICAGO, Ill. - USA Today reports Sears Holdings said Thursday that it would close another 28 Kmart locations as it continues its cost-cutting campaign, once again making it the poster child for the precipitous decline of the American department store.

The company also posted declining sales and profits, but the results were better than analysts expected and led to a brief surge in its stock price before closing unchanged for the day, down 0.2%.

The Kmart closures add to a list of 330 Sears or Kmart locations shuttered or set to be closed later this year as the retailer seeks stability.
(Is Sears circling the drain? No, says Wall Street. WTSP. August 24, 2017.)


"circle the drain"というフレーズは記事のタイトルで使われています。

Searsはアメリカで展開しているデパートで、私もアメリカ滞在中に利用したことがあります。あくまで印象ですが、JC Pennyが大丸とかタカシマヤとすると、Searsはダイエーのようなイメージです。

そんなことはどうでもいいと思いますが、デパート不況は日本もアメリカも変わらないと見えて、Searsが28店舗を閉鎖するというのがニュースになっています。

そこで、"circle the drain"ですが、この表現、辞書を引いてみたのですが載っていません。記事の内容からして、何となく意味するところは想像がつきますが、意味がはっきりしないのはすっきりしないのでネット検索すると、ある程度信頼できるソースの定義としては、


Experience a rapidly worsening situation apparently leading to failure or disaster
(Oxford Dictionary Online)


などとありました。

"drain"は排水設備という意味の他、(金銭や精力などの)消費、消耗、といった意味合いがありますので、Searsの経営が悪化してきているということでは理解できますね。

その"drain"を目的語としてとる動詞がなぜ"circle"なのか、が判然としなかったのですが、"drain"を排水管と考えると、その排水管に吸い込まれるようにして流れ込んでいくイメージが"cicle"でしょうか。

同様の表現には"down the drain"というフレーズがあり、こちらは大抵の辞書に載っていますが、これは物事が駄目になる、失われる、浪費される、といった意味合いです。

以前取り上げた、"go south"も参考下さい。


2017年8月25日金曜日

IMHO

昨日に引き続き略語を取り上げますが、


IMHO


が何を指すかご存知でしょうか?

例えば以下のような文脈です。


Her system had indeed been infected by a virus, and I had to conduct several sweeps with Malwarebytes Anti-Malware (still the best recovery tool out there, IMHO) to get rid of it.
(PC World, May 2012)


IMHOは、


In My Humble Opinion


の略で、Merriam-Websterでは以下のように載っています。


in my humble opinion — used in e-mail, chatrooms, etc., to indicate that what is being said is just an opinion


ランダムハウス辞書にも載っており、インターネットで使われるようになったものが辞書にも載ることになったようです。

日本語に訳すならば、「私見では・・・」とか、「卑見では・・・」といったところでしょうか。

IMHOのHを、"honest"とするものもあります。


2017年8月24日木曜日

BFF

高校時代の友人関係というものはその後の成長や健康に大きな影響がある、という報告があるそうです。

なんだかいまいちピンと来ないと思いましたが、記事を読んでみると、この多感な時期に親友と呼べる相手がいるかは、その後20代、30代のメンタルヘルスにも関係してくるというもののようです。


Why Your Teenage BFF Is Good For Your Mental Health

Your teenage best friend could be good for your long-term mental health, according to a new study published in the journal Child Development.

According to the findings, teenagers aged 15 to 16 who had a close friendship rather than a larger group of friends they were less close to had a greater sense of self-worth by the time they were 25 years old.

Those people with a very close best friend were also less likely to experience depression and social anxiety, the study found.
(Harriet Sinclair. Why Your Teenage BFF Is Good For Your Mental Health. Newsweek. August 23, 2017.)


記事のタイトルに、"BFF"という略語が使われています。

内容を読んでみて、直ぐにBest Friend(親友)と関係すると分かりますが、では最後の"F"が何を指すのか、という疑問が出てきます。

結局記事中では、BFFが何の略かは判然としないのですが、ネット検索してみると、


Best Friends Forever


ということで、最後の"F"はForeverの略でした。

つまり、単に親友(Best Friend)というよりも、その永遠性(permanence)が付け加わることで、より強い意味があることになります。

Wikipediaによりますと、略語としてのBFFは2010年にNew Oxford American Dictionaryのエントリに入ったそうですが、初出は1996年とされているそうです。


2017年8月23日水曜日

コメンテーター? ― commenter

唐突ですが、コメンター(commenter)とコメンテーター(commentator)の違いをご存知でしょうか?

"commenter"という単語自体あまり目にすることが無いのですが、日本語ではカタカナでコメンテーターとよく言いますね。ひょっとして和製英語?とすら思いました。

きっかけは以下の記事です。


(CNN) — Treasury Secretary Steve Mnuchin's wife Louise Linton apologized Tuesday after sustained backlash for a now-deleted Instagram post touting her wealth and her subsequent reply belittling a commenter.

"I apologize for my post on social media yesterday as well as my response. It was inappropriate and highly insensitive," Linton said in a statement from her publicist.
(Treasury secretary's wife apologizes for Instagram post, reply. CNN. August 22, 2017.)


米・財務省庁官のムニューチン氏が妻を伴ってケンタッキーを訪問したそうです。その際、長官夫人は高級ブランドに身を包んだ自身の写真をインスタグラムに投稿したのですが、まぁ、これは自慢ですね。

その投稿に対し、皮肉のコメントを寄せた一般市民の女性がいましたが、長官夫人がそれに対して激しいコメントでやり返したとかで、いわゆる炎上状態になったようです。これもよくある話で・・・。

さて、SNSを舞台にした一連の騒動ですが、コメント欄での応酬ということで、きっかけは一般市民の投稿でしたが、記事では、


commenter


となっているのが目に留まったというのがきっかけです。そういえば、コメンテーターという表現もあったなと。

早速辞書を引いたのですが、コメンテーター(commentator)は和製英語などではなく、ちゃんとした英語であると確認しました。

では、"commenter"と"commentator"はどう違うのか?

"commentator"(コメンテーター)というのは、例えばスポーツの実況中継を担当するアナウンサーや解説者といった、プロフェッショナルな意味での職業解説者を指します。

一方、"commenter"は単にコメントを寄せる個人、特にブログなどにコメントを投稿する人、というのに過ぎません。

両者の違いは、単なるコメント(comment)と"commentary"(注釈、注解)という単語の違いでもあります。


2017年8月22日火曜日

三下り半? ー talaq

イスラム法で定められる離縁の形式というものがあるそうで、その1つは"talaq"と称されるそうです。

現代日本においては夫婦が離婚する際には離婚届を役所に提出しますが、イスラム法では夫が一方的に妻を離縁にすることが認められているそうで、"talaq"というのは夫からの一方的な否認(repudiation)という意味だそうです。


India's Supreme Court has ruled that the controversial practice of instant triple talaq practised among some Muslims in the country is unconstitutional.

The ruling was made after five women petitioned the court, arguing that the practice, which allows a Muslim man to divorce his wife in minutes merely by repeating the word "talaq" (divorce) three times, was a violation of their fundamental rights.
(Triple talaq: The women who fought instant divorce in India. BBC News. August 22, 2017.)


そしてインドでは特に"triple talaq"という習慣(!?)があるらしく、これは"talaq"を三度唱えることで離婚が成立してしまうという、全くもって男尊女卑とも言えるやり方なのです。

引用した記事は、インドの女性がこの"triple talaq"を人権侵害と訴え、最高裁が訴えを認めた、というものです。

まるで、"talaq"という呪文が如き言葉を三度唱えるかのようですが、私は日本語で言う「三下り半」をすぐに思い浮かべました。

「三下り半」は昔、夫の側から妻とその家族に対し離婚の意思と、妻に再婚を認める旨を書状に三行半でしたためたことから生まれた言葉だそうですが、片や3(triple)、片や3.5(三下り半)、と厳密には同じではありませんが、共通点としては面白いものがあります。


2017年8月21日月曜日

副業 ー side-hustle

"side-hustle"という単語をご存知でしょうか?

日本語では「副業」に相当しそうです。


This is my side hustle. While most people are hanging out at home, I’m spending my Saturday morning writing this.

So why would I waste my weekend working when I could be out having fun? Because it’s important. While my peers are golfing, hanging out with friends, and watching TV: I’m writing, having coffee with thought leaders and interviewing interesting people.
Unless you are one of the lucky ones who figured out how to make a career out of your passion, you should be working on your side hustle too.
(Tom Ward. 6 Reasons Why You Need To Get Your Side Hustle On. Forbes. August 8, 2017.)


"Hustle"という単語には揺する、激しく動かすという意味がありますが、俗語的な意味として、人を騙して金を巻き上げるといった意味もあり、"hustle"とは副業という一般的な意味合いというよりかは、いかがわしい手段によって収入を得ること、つまり詐欺やぺ店に近い意味合いで初めは用いられていたようです。

ところが、単語の意味というものは変化するもので、"hustle"はいかがわしい副業ではなく、引用記事にも見られるように、いわゆる「隙間時間」を活用して得られる副収入というような意味で用いられることが多くなったようです。

Merriam-Webster Dictionaryではこの"side-hustle"の意味の変遷について取り上げており、興味深いです。


2017年8月18日金曜日

サークルの意味 ー circle

トランプ米大統領の不人気は今に始まったことではありませんが、今日のニュース記事では支持率が最低を更新したということのようです。

ヴァージニア州での集会を巡る騒動をきっかけにトランプ氏への批判が改めて高まっていることも背景にあるようです。

こうした状況の中、トランプ氏に代わる大統領候補が早くも話題になっている次第です。トランプ氏は任期を全うできるのでしょうか?


As a key Republican questions the President’s capacity to govern, the ghostwriter who penned Donald Trump’s 1987 memoir The Art of the Deal thinks he will quit before the end of his term.

Writer Tony Schwartz tweeted that “Trump is going to resign” before investigators probing alleged ties between the Republican’s campaign team and Russia “leave him no choice”.

“The circle is closing at blinding speed,” the author tweeted. “Trump is going to resign and declare victory before Mueller and congress leave him no choice.”
(Trump ghostwriter predicts President will resign. The Australian. August 18, 2017.)


トランプ氏の自叙伝のゴーストライターを務めた作家が、トランプ氏は任期を全う出来ないと発言したそうです。

上記に引用した記事中の発言で、


The circle is closing at blinding speed


とあるのですが、ここでの"circle"の意味合いについて考えてみたいと思います。

言うまでもなく、"circle"とは円、丸(まる)のことです。

その円が閉じていっている、とはどういうことでしょうか?

成句の類かと思ったのですが、辞書にはそれらしきエントリがありませんでしたので、"circle"の項を上から見ていきますと、


活動範囲、勢力圏内


という意味が載っていました。

Merriam-Webster Dictionaryでは、"realm"と同義となっています。


2017年8月17日木曜日

above the salt

引き続き、塩(salt)にまつわる表現を取り上げます。

昨日は塩(salt)とお給料(salary)の関連をお話ししましたが、塩は昔から貴重なものでした。人間が生きていくのに欠かせないというのが理由ですが、ここから、"above the salt"という表現は、その塩(salt)以上に・・・ということで、最上級の意味合いがあります。

研究社の大英和によりますと、昔、食卓の真ん中に大きな塩入れを置き、その上手は身分の高い人が座ると決まっていたということです。上座、上席、ということですね


用例をコーパスで当たってみました。


Economic and technological prowess are becoming more significant measures of national strength and importance than the traditional measures of military power. In most of the world, though unfortunately not all of it, economic competition is replacing military competition -- a shift that does not necessarily make the world any less Darwinian or more benign, since economic competition is often-waged just as fiercely as military competition ever was.

The place of economics at the intelligence table must now be moved well above the salt. Economic developments, furthermore, can no longer be considered in relative isolation; the web of economic, military and other factors directly affecting America's national interests and security is becoming seamless.
(Foreign Affairs, 1990.)


以下に引用したのは最近のニュース記事からのものです。


Andy Rubin is one of the stalwarts of the technology industry who created and developed the operating system that now runs on more than 2 billion smartphones, cars, televisions and watches; Android. After he left Google in 2014, having a career that was nothing but above the salt, his hunger for success wasn’t satiated yet. And thus Playground Global was found, the company that helped Andy launch his first smartphone, the Essential.
(Prasham Parikh. THE ESSENTIAL PHONE BY THE CREATOR OF ANDROID. EOTO. May 30, 2017.)


2017年8月16日水曜日

worth one's salt

昨日に引き続き、塩(salt)に関する表現を取り上げます。

サラリーマンが毎月いただくお給料、つまりサラリー(salary)が塩に由来しているということを知っている人は多いのではないでしょうか?

そうです、昔々、お給料というものは塩で供されていたのです。


You might think of salt as nothing more than the inexpensive stuff that tastes good sprinkled on French fries and popcorn, but in fact it’s far more than just a seasoning and has a long history as a highly prized substance. Today, there are reportedly more than 14,000 known uses for salt. Not only does the human body need it to function properly, but salt also is utilized for everything from producing chemicals to deicing roads.

Before the days of artificial refrigeration, the main method for preserving food was to treat it with salt. In this way, salt came to represent power; without it, armies couldn’t travel great distances and explorers couldn’t sail to new lands because their provisions would spoil. Throughout the ages, a variety of cultures also used this mineral in ceremonies and religious rituals. For many centuries, until salt deposits were discovered throughout the world and extraction methods improved, salt was scarce, which made it more valuable.

In some ancient societies, roads and cities developed as a result of the salt trade.

The expression to be worth one’s salt, which means you’re competent and deserve what you’re earning, is most often said to have its roots in ancient Rome, where soldiers were sometimes paid in salt or given an allowance to purchase it. The word salary is derived from the Latin “salarium,” which originally referred to a soldier’s allowance to buy salt.
(Elizabeth Nix. Where did the expression “worth one’s salt” come from? Ask History. October 15, 2014.)


そして、"worth one"s salt"という表現もまた、「給料に見合うだけの〜」という意味合いであり、ここにも塩とお給料の関連を見てとることができます。


2017年8月15日火曜日

take something with a grain of salt

たばこと塩の博物館を訪問しました。小学生の豚児が学校で招待券をもらってきたのがきっかけなのですが、なかなかに興味深い展示でした。

夏休みシーズンとあって家族連れで賑わっておりました。お盆休みの週は天候不順で今日は所々で強い雨が降り、行くまでには難儀したのですが。

ということで、今日は塩(salt)に関する表現を取り上げてみたいと思います。


The eclipse is just one week away, and we are at the point where forecast models can start piecing together the general weather pattern for Aug. 21. However, not until about three to five days before the eclipse — or even later — will regional details start to come into focus. So we still must paint the cloudiness outlook with very broad strokes. Continue to take it with a grain of salt, and we would not recommend altering plans based on it.
(Total solar eclipse weather forecast as of Aug. 14. The Washington Post. August 14, 2017.)


アメリカでは来週21日に皆既日食(total solar eclipse)が観測できるらしいですね。というわけで、来週にかけての天気予報が天文ファンならずとも気になるのですが、ワシントンポスト紙の記事では雲がかかる地域の予想を発表しています。

"Take something with a grain of salt"という成句が使われているのですが、これは、


If you say that a piece of information should be taken with a pinch of salt, you mean that it should not be relied on, because it may not be accurate or true.
(Collins Cobuild Dictionary of Idioms)


と定義されており、日本語で言うと、眉に唾してかかる必要有り、というのに近いでしょうか?

マユツバは騙されないようにしなくては、という意味合いがどちらかというと強いと思われます。ここでは意味合いとしては、鵜呑みにしない、というのに近いと思われます。


2017年8月14日月曜日

iPhoneを使った不遜な・・・ ー flash

以前何かで読んだことがあるのですが、電車内などでiPhoneのAirDropの機能を悪用して見知らぬ他人にちょっかいを出す輩がいるそうです。


There’s a new iPhone craze on the subway, and it’s not the latest Candy Crush update.

New York women have discovered that creepy men are using the iPhone AirDrop app to send them photos of their privates while on the same train.

Since more straphangers using the MTA are carrying advanced iPhones and awareness of the AirDrop app has increased, local straphangers have started noticing a troubling trend first reported in London in 2015.

Britta Carlson, 28, was riding the uptown 6 train to a concert on July 27 when a mysterious message popped up on her smartphone.

“iPhone 1 would like to share a note with you,” read the note sent at 6:51 p.m. She hit “Accept” and was horrified by what she saw. “It was just a huge close-up picture of a disgusting penis,” said Carlson, of Bushwick, Brooklyn. The message was titled “Straw” and was sent by an anonymous stranger.

“It really felt like someone had actually just flashed me.”
(Melkorka Licea. AirDropping penis pics is the latest horrifying subway trend. New York Post. August 12, 2017.)


引用したのはNew York Post紙の記事からですが、スマホの機能の悪用はアメリカでも同じらしく、地下鉄に乗り合わせた女性の乗客にいきなりイチモツの画像を送りつけるいたずらが横行しているそうです。

さて、"flash"という単語なんですが、カメラのフラッシュのことではなく、


to expose one's breasts or genitals usually suddenly and briefly to
(Merriam-Webster Dictionary)


という意味で、つまり露出ということです。

日本で性器等の露出行為は公然わいせつの罪に問われますが、iPhoneのAir Dropを悪用した露出行為も同様の罪に問われるのでしょうか。迷惑防止条例違反でしょうか。


2017年8月11日金曜日

gecko

ハイネケンのビールを飲んだらおかしな味がしたのでよくよく調べてみると缶に死んだトカゲが入っていたという、何とも胸がムカつくような話です。


A California man filed a stomach-turning lawsuit against Heineken beer and Kroger supermarket — claiming he sipped suds loaded with dead, canned geckos.

George Toubbeh said he got violently ill and “suffered from extreme anxiety and post traumatic stress disorder” from the beer he purchased and drank on Aug. 7, 2015, according to his lawsuit filed in Orange County Superior Court.

“Plaintiff consumed the Heineken beer and noted that the beer had a foul taste,” his lawyer Zahra Aziz wrote. “Immediately thereafter, plaintiff experiences severe abdominal pain followed by vomiting,”
(David K. Li. eer full of dead geckos: suit. New York Post. August 9, 2017.)


トカゲと書きましたが、"gecko"というのはヤモリを指しており、まあトカゲの一種ではあります。

この"gecko"という単語はスペルが変わっていると思い辞書を引いてみると、マレー語から入ってきたようです。

また、マレー語のge'kokというのはヤモリの鳴き声から生まれた擬声語なのだそうです。ヤモリの鳴き声なんて聞いたこともありませんが・・・。

ちなみにニホンヤモリの学名はGekko japonicusと言います。


2017年8月10日木曜日

そのUSB、危険かも ― crosstalk leakage

USBデバイスを悪用したハッキング(データの盗み取り)が現実の脅威になっているという記事を読みました。一体どういうことでしょうか?


USB connections are prone to leaking data, according to a group of researchers from the University of Adelaide.

The researchers are presenting their finding at the USENIX Security Symposium in Canada.

“We have tested over 50 different computers and external hubs and found that over 90% of them suffer from a crosstalk leakage effect that allows malicious peripheral devices located off the communication path to capture and observe sensitive USB traffic,” states the abstract of their paper, USB Snooping Made Easy: Crosstalk Leakage Attacks on USB Hubs.

(中略)

The researchers used a USB-connected novelty lamp to read key strokes from a USB keyboard plugged into an adjacent port using the voltage fluctuations of the port’s data lines. Data was sent to another computer via Bluetooth.
(Rohan Pearce. Researchers reveal crosstalk USB security threat. Computer World. August 10, 2017.)


その仕組みというのは"crosstalk leakage"というものを悪用したものだそうですが、"crosstalk"という単語を知りませんでしたので辞書を引くことに。

"crosstalk"というのは、本題とは関係のない雑談、おしゃべりのことなのですが、無線通信においては混線、混信と訳されており、電話や無線の受信においてノイズが入ってくることを意味しています。

記事をお読みいただければ分かりますが、"crosstalk leakage"とは、USBキーボードなどを使った場合に漏れてくる微妙な電圧変化や電波のことで、USBキーボードとは別に取り付けられたUSBデバイスでこれらを捉えてキーストロークの情報を盗み取ったりすることができることが実験の結果確認されたそうです。

今時、USBポートから電源を供給するだけの怪しいUSBデバイスが沢山ありますが、そうしたデバイスは使わないことです。


2017年8月9日水曜日

plebiscite

オーストラリアで同姓婚を合法とするか否かの議論が沸騰しています。

オーストラリア政府は同姓婚に関する国民投票(plebiscite)を計画していましたが、上院での審議で否決されてしまったようです。


AUSTRALIA will now get a postal vote on gay marriage after the government’s second attempt to hold a traditional plebiscite was killed off in the Senate today.

Labor, the Greens and crossbench senators from the Nick Xenophon Team voted to block the plebiscite, which failed on a tie at 31 votes to 31.

Before the vote, Labor Senator Penny Wong gave a heartfelt personal speech about what a public debate on same-sex marriage will be like for LGBTI Australians.

The fired-up Labor senator blasted the Coalition over its bid to have a plebiscite, or even a postal plebsicte, in Parliament today saying it was nothing but an expensive stunt which would hurt the gay community.
(Claire Bickers. Gay marriage debate: Tony Abbott urges Australia to vote ‘No.’ News.com.au. August 9, 2017.)


国民投票のことを、"plebiscite"と言いますがこの単語はラテン語由来で、人々(people)を意味するplebsと判決や決定という意味のscitumというラテン語から来ています。つまり、人々(国民)による決定、ということです。

オーストラリアは現在ターンブル首相率いる自由党による保守政権ですが、前首相であるアボット氏も同姓婚には反対の意見を表明し、国民に対しても国民投票で反対の意を示すよう働きかけていたところでした。国民投票は労働党を始めとする野党勢力に否決された模様です。


2017年8月8日火曜日

getting physical

記事の引用からお読みください。


The father of a student who joined the Mile High Club with his physics teacher on an airplane says his 16-year-old son feels terrible the educator got fired, but would now like to just “move on,” according to a report.

(中略)

Eleanor Wilson, 28, was a physics teacher in the UK when she got physical with the boy in the plane’s bathroom during a July 2015 flight back from a two-week trip to Swaziland in Africa.

The hanky-panky had began earlier in the trip, when the two drank cheap whisky, the boy told his classmates.
(Yoron Steinbuch. Teen wants to move on after airplane bathroom sex with teacher. New York Post. August 2, 2017.)


教師と生徒がイケナイ関係になってしまったという、日本でも偶に報じられる類の事件です。

記事中に出てくる、


she (=teacher) got physical with the boy


というフレーズに着目します。

コンテクストから、"got physical"が「性的な関係になる"という意味は読み取れます。実際、"physical"という単語は"spiritual"(精神の)という単語の対義語として、身体の〜、肉体の〜という意味があり、さらには肉欲にふける、好色の、という意味でも用いられます。

ところで、"get physical"が常に性的な意味合いかというとそうでもなく、例えば以下の用例では暴力的なという意味合いがあると思われます。


She accused Pitt of getting physical with their eldest son, Maddox, and involved the authorities.
(Christie Z'Durilla. Angelina Jolie and Brad Pitt are on speaking terms again, and he has a new hobby. Los Angeles Times. March 2, 2017.)


また、"(a) physical"は形容詞ではなく名詞として"physical examination"の意味となりますので、"I got a physical..."は単に健康診断を受けた、の意味となります。


2017年8月7日月曜日

歩きスマホは撲滅できるか? ー jaywalk

歩きスマホが社会問題化しています。鉄道駅ではプラットホームを歩きながらスマホを操作する危険に対し注意喚起するポスターが貼られています。

先日はスマホ画面を見ながら歩いていた女性に体当たりして怪我を負わせたとして男が逮捕されました。

いっそのこと、歩きスマホには罰金刑を課したら、とは安易な発想!?でしょうか。


MANHATTAN BEACH, Calif. — Admit it: You often look at your phone when you cross the street. I do it all the time. I’m sure you do, too.

Should this be an illegal act, such as jaywalking or running a red light?

Reaction has been heating up online to a new law, just signed by the mayor of Honolulu, to ban looking at your cellphone when crossing the street.

Yet it’s still OK to talk on the phone while walking.
(Jefferson Graham. Would a fine stop you from looking at your phone? USA Today. August 6, 2017.)


歩きスマホの問題は日本に限りません。ハワイ・ホノルルでは道路を横断する際にスマホ使用を禁止する法律が可決されたそうです。

さて、今日取り上げたいのは、"jaywalk"という単語です。

興味深いことに、"jaywalker"という単語と別に"jaydriver"という単語が存在していたそうです。"jaydriver"はその後使われなくなってしまうのですが、通行方向を逆走する運転手のことを意味したそうです。(自動車が発明される以前、まだ馬車の時代の話です。)

この"jaydriver"の類似表現として生まれたのが"jaywalker"ですが、"jaydriver"の意味を引き継いで、進行方向を守らない歩行者という意味で使われ、その後、横断すべきでない道路を横断するような交通違反を犯す歩行者という意味になったそうです。

これら単語に見られる"jay-"という接頭辞はアルファベットのジェイ(J)ではなく、田舎者を指す"jay"に由来すると言われています。無骨な田舎者が交通ルールを守らない、ということらしいですが、歩きスマホは都会の人間の病気だと思いますね。

まあ、今時猫も杓子もスマホユーザーなのですから、田舎者、都会者、という区別もありません。

エチケットに欠けている、というのが、 "jay-"の意味するところ、というところでしょう。


2017年8月4日金曜日

判決 ー hand down

アメリカで恐らくはワイドショー的に世間の耳目を集めている事件だと思うのですが、交際相手の男性にメールで自殺をそそのかしたとして殺人の罪に問われている女性の裁判があります。

2年半を求刑する判決があったということでトップニュースになっています。


TAUNTON, Mass. – The young Massachusetts woman convicted of driving her boyfriend to commit suicide – by texting him to “get back in” his carbon monoxide-filled car – was sentenced Thursday to 2 1/2 years in prison.

There was an audible gasp in the courtroom, but Michelle Carter, 20, stared blankly ahead as Juvenile Court Judge Lawrence Moniz handed down the sentence after taking about 10 minutes to decide her fate, calling the case “a tragedy for two families.

Carter’s lawyers immediately asked for a stay of the sentence pending an appeal. The judge agreed, a move that allows Carter to remain free for now.
(Julia Marsh. Suicide-text girlfriend sentenced to two-and-half years in prison. New York Post. August 3, 2017.)


裁判での判決は、「言い渡す」というのが日本語での表現ですが、英語では


handed down the sentence


となっています。

この"hand down"というフレーズは、遺産などを代々に伝える、引き継ぐ、といった意味がありますが、もう一つの意味としては、


to make official formulation of and express (the opinion of a court)
(Merriam-Webster Dictionary)


という意味があり、これが判決や評決を「言い渡す」という意味に相当します。


2017年8月3日木曜日

phalloplasty

記事の引用からどうぞ。


This patient didn’t get the happy ending he was looking for.

A Swedish man was undergoing a phalloplasty, or penile elongation and girth enhancement procedure, when things went south, doctors revealed.

The 30-year-old, who had no prior medical history besides mild asthma, went into cardiac arrest towards the end of the surgery, the Journal of Forensic Sciences reports. Doctors tried to resurrect the patient while he was rushed to an emergency hospital but were unsuccessful and he died shortly after.
(Leah Bitsky. Man’s quest for bigger penis turns deadly. New York Post. July 31, 2017.)


今日取り上げるのは、"phalloplasty"という単語ですが、既に記事で説明されているように、"penile elongation and girth enhancement procedure"ということで、男性のシンボルを大きくするための外科手術の意味です。

"Phalloplasty"のphallo-とは男性のシンボルを意味するギリシャ語phallusに由来しており、-plastyはご存知の通り、"plastic surgery"のことです。

さて、記事によりますと不幸にも手術を受けた男性は亡くなったそうなのですが、この類の手術というのは患者の身体の一部分(臀部が多いそうです)から脂肪組織を取ってきてそれを男性のイチモツに注入して大きくするというのが通常のやり方なのだそうです。


2017年8月2日水曜日

nomen omen

ラテン語のフレーズで"nomen omen"とは、名前が運命を決める、という意味だそうです。

このところ新聞の国際面ではホワイトハウス、つまりトランプ政権の人事でゴタゴタが絶えませんが、直近では広報担当のScaramucci氏が在職わずか10日間で解任されてしまいました。

Scaramucci氏の解任はその名前が原因!?


MILAN — There's a Latin proverb that Italians often quote: “Nomen omen” — a person’s destiny lies in his name. That couldn’t be more true than in the case of Anthony Scaramucci, the former White House communications director who lasted just 10 days on the job.

Scaramucci’s name comes from the Italian word “scaramuccia,” which means “brief fight” or “controversy of little importance.” It could be roughly translated as “scuffle” or “skirmish,” but those English terms hardly convey the nuances of the Italian word, which implies gratuitousness, pettiness and, more often than not, clownish behavior.

“Scaramuccia” is also the name of a stock clown in the Commedia dell’Arte, a type of traditional Italian theater that features a fixed set of characters or “masks,” whose recurring features are paltriness and cowardliness — a caricature version of the shortcomings of the Average Joe (or Average Giovanni).
(Anna Momigliano. Scaramucci’s name comes from the Italian word for a ‘controversy of little importance.’ Washington Post. August 1, 2017.)


Scaramucciというスペルを見たとき、わたしは"Scaramouch"(スカラムーシュ)という単語をすぐに思い浮かべたのですが、これは間違いではありませんでした。

"Scaramouch"というのはイタリアの即興喜劇のことですが、その内容はというと空威張りする道化役が出てくる喜劇ということで、"scaramouch"はそういった道化役のことも意味するようです。

また、この"scaramouch"からは、"skirmish"(小競り合い)、"scuffle"(乱闘)といった単語も派生しています。

ラテン語を親に持つイタリア語が母語のイタリア人からするとこのようなことはほとんど常識的に知っているということになるのでしょうか、Scaramucci氏の解任については、名前が悪い!というようなコメントがツイッターなどで散見されるそうです。

"nomen omen"というフレーズについては、研究社の新英和大辞典の巻末に"FOREIGN PHRASES AND QUOTATIONS"というセクションがあり、そのなかでは"nomen atque omen"というエントリで載っているのですが、その由来は古代ローマの劇作家プラウトゥスによるPersaという作品だそうです。



2017年8月1日火曜日

crazy like a fox

脱獄の常套手段といえば地下に穴を掘るとか、鉄格子を看守に見つからないように時間をかけて切るといった、映画に出てきそうなやり方でしょうか。

まさかピーナッツバターで脱獄とは!?


A dozen inmates escaped from an Alabama jail not by cutting through steel bars, drilling through walls or ripping a toilet from a wall.

They used peanut butter.

Walker County Sheriff Jim Underwood told reporters Monday that the inmates used peanut butter to make the number on one of the cell doors look like the number on a door leading to the outside of the jail. An inmate then asked an unsuspecting jail guard in the control room to open his cell, saying he needed to get back in.

But unknown to the guard, he had inadvertently unlocked the door that opened to the outside.

“That may sound crazy, but these people are crazy like a fox,” Underwood said.

Underwood said the inmates’ plan was “well laid out,” and they took advantage of an inexperienced employee.
(Kristine Philips. Inmates in Alabama jailbreak did not need a weapon to escape. They had peanut butter. Washington Post. July 31, 2017.)



記事によりますと、囚人たちは収容されている部屋のドアに、外部に通じているドアと同じドア番号をピーナッツバターを使って模して表示させたようです。遠隔で監視する係官にはあたかも外部から戻るために必要だということでそのドア番号を伝えてロック解除するように依頼したところ、これに騙された係官がロックを解除したために収容されている部屋から12人の囚人たちが脱出するに至ったということです。

12名のうち11名は確保され、1名がまだ捕まっていないそうです。

"Crazy like a fox"という表現ですが、日本語で言えば「キツネのようにズル賢い」という意味でしょうか。

脱獄のためには手段を選ばす、悪知恵をキツネという動物にリンクさせるのは英語も同じのようです。


2017年7月31日月曜日

無条件降伏 ― capitulation

アップルが中国で展開しているApp StoreでVPN関連アプリを全て削除したことが話題になっています。


Yesterday Apple removed all major VPN apps from its App Store in the country. These VPNs aided internet users there to get around the government’s vast system of censorship and access uncensored sources of media. But by doing so, Apple has clearly decided to put its business before the interests of the population, opposition leaders and activists.
(Mike Butcher. Apple’s capitulation to China’s VPN crack-down will return to haunt it at home. TechCrunch. July 30, 2017.)


何が問題かというと、中国ではインターネットに対する検閲が行われており、報道や表現の自由が制限されていますが、VPNアプリは検閲をすり抜けるのに必須だったところ、使えなくなってしまっては人々が入手できる情報は全て共産党の検閲を通ったものだけになってしまうという訳です。

記事のタイトルに、


Apple's capitulation


とありますが、この"capitulation"とは「(全面)降伏」という意味です。

つまりアップルは中国共産党の圧力に屈してしまった、ということなんですが、"capitulation"が降伏の意味というのはどう考えたらよいでしょう?

ラテン語の素養がある方ならばすぐお分かりかと思いますが、caputというラテン語は「頭」を意味しています。

これは後、"chapter"という単語にもなっていますが、要点をまとめた項目、という意味でもあります。そしてこのような項目は契約書のような文書で用いられることから、条件を取り決めた文書を作成するという意味合いで、capitulareというラテン語が生まれました。

これが降伏の条件を定めた文書という意味にもなり、"capitulation"は降伏を意味するように成ったようです。


2017年7月28日金曜日

oblivion

アップルがiPodシリーズのうち最も廉価なバージョンであるiPod NanoとiPod Shuffleの生産を中止すると発表しました。


After years of being outsold by the iPhone, the venerable iPod has taken a big step toward eventual oblivion. Apple said overnight in the US it was discontinuing two of the cheapest iPod models: the nano and shuffle.

The two products have been removed from the Apple online store and will vanish from retail locations as well. Apple demoted the iPod's placement in its retail stores a couple of years ago, moving the devices to the company's accessory shelves.
(Mark Gurman. Apple abandons cheap iPods in step toward eventual oblivion. Sydney Morning Herald. July 28, 2017.)


また、数日前ですが、マイクロソフト社は初期ウィンドウズOSからずっと付属している「ペイント」プログラムを今後はOSにバンドルしないことを発表し、多くのユーザーが落胆の声をあげているというニュースがありました。


Microsoft Paint is on its deathbed, and it’s now appropriate to start planning the funeral.

The iconic computer application, launched in 1985 along with the first version of Windows, was designated by Microsoft on Monday as a “depreciated” program — one that “might be removed from future releases.”

Microsoft had already started to ease Paint out the door earlier this year with the release of 3D Paint, which also gives users the ability to add 3D graphics to their creations. With the release of the Windows 10 Creators Update this fall, MS Paint could be pushed further into oblivion by the Seattle-based tech giant or erased altogether. Internet Explorer — Microsoft’s much maligned browser — suffered a similar fate, being pushed behind new browser Edge on Windows 10.
(Microsoft Paint is on its way out and Twitter is sad. San Francisco Chronicle. July 24, 2017.)


引用した2つの記事に共通するのは、ソフトウェアの世界での「新旧交替」といったところですが、私が興味深く思ったのは、


oblivion


という単語が使われていることです。

ご存知のように、"oblivion"とは忘却(忘れ去られている状態)という意味ですが、文学的な響きがするこの単語を、ソフトウェアのコンテクストで使っているのが気になり、何か特別な意味でもあるのか、あるいはITでの専門用語としての意味があるのかと色々調べてみたのですが、結局のところよく分かりませんでした。

ソフトウェアに限らず、営利企業が提供する製品やサービスというのはバージョンアップを繰り返し、古いものは世の中から消えていくというのが運命です。

メーカーはまずサポートを中止し、生産を中止し、マーケットからその製品が完全に消えます。最後のフェーズが"oblivion"ということになるのでしょう。

ちなみに、"oblivion"という単語はギリシャ神話に出てくる忘却の川、レテ(Lethe)に由来しているそうです。

黄泉の国から流れるレテの水を飲んだものは忘れっぽくなるというもので、"oblivion"の語源であるoblivisciはスムーズ、滑らかを意味するlevisに、接頭辞ob-がついたものです。

2017年7月27日木曜日

tough as nails

共和党のマケイン上院議員が脳腫瘍に罹っていることを公表しました。


Senator John McCain has been diagnosed with a cancerous brain tumor called a glioblastoma.

His diagnosis was revealed following a procedure last week in which surgeons removed a blood clot from above his left eye. Doctors say his tumor was associated with the blood clot.
(Lauren Meltzer. Cancer expert says John McCain's treatment option is "tolerable." CBS News. July 20, 2017.)


お気の毒な話だと思いますが、歳をとればガンの1つや2つは見つかってもおかしくないのかもしれません。
報道を見ていますと、同氏の左眼付近が痛ましく、果たして大丈夫なのかと心配もされます。

多くの人が同じように感じるかと思うのですが、記事では80歳代でのガンというのは治療が難しいとしつつも、下記のような見立てです。


Unfortunately, the 80-year-old's form of cancer is difficult to treat. But Agus says the course of therapy is "tolerable," and if McCain receives treatment in Washington, D.C. he could perhaps continue working in the Senate during that time.

"As everybody alludes to, he's tough as nails," Agus said. "And so cancer has certainly a worthy opponent in this one. He's going to take it on."
(ibid.)


"tough as nails"という表現が使われているのですが、これはマケイン氏の強さ(toughness)を言っているものと思われます。

実はこの"tough as nails"というフレーズを手持ちの辞書で確認できなかったのですが、ネット検索をしてもその意味するところが今ひとつピンときません。

"die hard"(簡単には死なない)と同じ意味とするという説明がこの記事ではしっくりきましたが、果たして?

ところで、"nails"とは「爪」のことを指すのか、はたまた「釘」のことを指すのでしょうか?

これも様々な“説”があるみたいで、爪は切ってもまた延びてくることからこの表現が生まれたとするものもあれば、釘は繰り返し金槌で打たれてもヘタレないことから生まれた表現とするものもあり、よく分からないところです。


2017年7月26日水曜日

不能 ー shoot blank

米国人男性の生殖能力に衰えが見られる、という調査結果に関する報道です。


Western men are shooting blanks at unprecedented rates, according to a new study published in Human Reproduction Update.

Over the past 38 years, there has been a 52.4 percent drop in sperm concentration and a 59.3 percent decline in total sperm count among men from Europe, North America, Australia and New Zealand, researchers from the Icahn School of Medicine at Mount Sinai and the Hebrew University-Hadassah Braun found.
(Christian Gollayan. American men's sperm count is plummeting. New York Post. July 25, 2017.)


具体的には精液の”濃さ”に問題あり、ということなのですが、この濃さとは精子数の減少に他なりません。

今日取り上げるのは上記に引用した記事の冒頭に出てくる、


shoot(ing) blanks


という表現です。

ここで"blank(s)"というのは、実弾が込められていない「空砲」のことを指しています。

つまり空砲を撃つという意味なのですが、"shoot blanks"というと特別な意味合いがあって、具体的には男性の生殖能力が無いということを意味するそうです。

不能、またはインポテンツという言葉がありますが、そういう意味で使われる表現です。

ところで、"blank"という名詞にはくじでいうところの「ハズレ」の意味もあり、"draw a blank"はくじでハズレを引く、という意味なんですが、一方で的の中心ちう意味もあるんですね。

これは同じ"blank"でありながら、「ハズレ」と「ど真ん中」という矛盾する意味を併せ持つようにも思われ、不思議ですね。


2017年7月25日火曜日

時間は買えるか? ー time famine

昨日の働き方改革の話題と通ずるものがあるように思いますが、我々人間は老いも若きも、男も女も、与えられている時間は等しく1日24時間、です。

時間の流れ、そのスピードというものはその人の年齢や置かれている環境により異なるでしょうが、個人的なことを申し上げれば、かつてないほど時間に追われている、という感覚を持っています。(これまでがのんびりし過ぎていたのかもしれません!?)

時間がいくらあっても足りないというような感覚に陥ることを、


time famine


というそうです。


Ashley Whillans' summer started with what she calls "time famine."

Time famine, a term that first emerged in the scientific literature around 1999, refers to the universal feeling of having too much to do but not enough time to deal with those demands.
(Jacqueline Howard. How to fight 'time famine' and boost your happiness. CNN. July 24, 2017.)


それで、時間というものは買えるのか?という疑問に至る訳ですが、これは人の価値観の問題であり、時間をかけたくないと思うことに対してはお金を払って他人にやってもらうことで、それにかかる時間を自分自身にとってより価値があると思うことに費やす、ということで可能である、ということが一般的に言われていることです。

確かに、家事を代行してもらったり、食材の宅配サービスの利用や、ベビーシッターなどは代表的なものと言えるかもしれません。

記事ではこういったやりくりのことを、


time-saving purchase



と表現していて、これによりストレスが軽減され、生活の満足度や精神的な安定が保たれるとしています。


"We find that spending money on time-saving purchases promotes daily happiness and reduces negative mood, because it protects us from the time stress that we feel in our daily lives," Whillans said. "So, I definitely have used in the last few weeks time-saving services," such as grocery delivery or house cleaning services, car services like Uber or Lyft, or paying a teen in the neighborhood to mow the lawn.

Spending discretionary dollars on time-saving purchases may protect you from the detrimental effects that a time famine can have on your happiness, suggests a new study of which Whillans served as lead author.
(ibid.)


「時間を買う」という概念はあまり定着していないと思われますが、これからの時代において、個々人の"time famine"とそれに対処するための"time-saving purchase"はキーワードになるのかも知れません。


2017年7月24日月曜日

働き方改革の時代ですが・・・ ー SAHM

"SAHM"という単語をご存知でしょうか?

全部大文字ですので略語であると想像がつきますね。果たして、その通りで略語なんですが、


Stay-At-Home-Mom


の頭文字を取ったもので、日本語で言うと「専業主婦」となりましょうか。


So it’s that big debate all us mothers have in our heads. Are we doing the right thing by our kids, our partners and ourselves. Truth is I don’t think we’ll ever be 100% happy with our decisions. Maybe it’s just me but I don’t think it’s possible to have ‘it all’, not all of the time anyway. What is ‘it all’? I guess that’s subjective but I interpret it to mean being there for our children all the time, earning an income, keeping a home in order, having time to ourselves and keeping a partner happy too.

(中略)

I’ve been a SAHM for 6 months now. It was something that I wanted but also needed to do. We didn’t have any childcare options available for before and after school. Had we had this option - would I have gone back to work, I’m not sure? I’m lucky that financially not going back to work was a viable option.
(Helen Miller. The Mixed Up Life Of A SAHM. Huffington Post. July 14, 2017.)


子を持つ家庭において、仕事と家庭を両立することは大変なことに違いありません。特に女性が出産した後に仕事に復帰する際には幼い子を預ける保育園を確保しなければなりません。

待機児童問題と呼ばれる問題がマスコミで取り上げられるようになった久しいですが、専業主婦を選択して子育てに専念するのか、もしくは保育園を確保して仕事を取るのか、二元的な話に陥っているようにも思われます。

もう一つ、以下に引用する記事では、子育てと仕事を両立させる"SAHM"が取り上げられています。


Kristen Whirrett, a former Lutheran school teacher in Fort Wayne, Ind., always planned to take a career break to focus on motherhood.

(中略)

Yet for a woman who calls herself a stay-at-home mom (SAHM), Whirrett spends much time working. During her children’s nap time and on Saturday mornings, when Andy takes the kids, she runs a blog, Joyfully Thriving, which documents her household-management strategies. It brings in revenue from affiliate sales and ads.
(Laura Vanderkam. Stay-at-home moms could be the secret to energizing America’s economy. New York Post. July 22, 2017.)


日本における既存の「専業主婦」の概念は家庭に入り、経済活動を行わない、即ち収入のない立場としばしば見做されますが、アメリカの"SAHM"は必ずしもそうではなく、子育ての合間を縫って経済活動も行なっています。

日本では働き方改革の議論が喧しいですが、収入を得るためには9時から17時(18時?)のサラリーマン勤務をするという考え方を一般的な会社員も捨て去る時代になってきているように感じます。

ましてや、夜遅くまで残業することに効率性のかけらもないのではないでしょうか。


2017年7月21日金曜日

sweat fest

先日関東甲信越地方の梅雨明けが発表されました。

梅雨明け発表以前から暑くてしようがありませんでしたが、梅雨明けと言われると輪をかけて暑さを意識してしまいます。


It’s an official sweat-fest in the Big Apple as the first heat wave of the year is smothering the city with 90-plus-degree temperatures, along with a heat index that will make it feel close to 99 degrees on Thursday.

“It’ll be oppressive,” said AccuWeather meteorologist Dave Dombek. “Three days in a row of 90-degree days makes it an official heat wave.”

After almost a week of clear skies and sweet breezes, the thermometer began inching up Wednesday and hit a high of 90 degrees.

Friday’s high is expected to be in the 90s, too.
(Simon Jones. Heatwave to give "Summer of Hell" a whole new meaning. New York Post. July 19, 2017.)


さて、酷暑に悩まされるのはニューヨークも同じようで、引用した記事によりますと、30度を越す猛暑日が続いているようです。

"Sweat fest"という表現に目が留まりました。

汗をかく(sweat)所業(fest)ということになるかと思いますが、好んで汗をかく人というのはいない訳で、汗をかくのは大変な状況、困難な状況にあるという含意があります。

涼しいのに比べて、暑いと負担を強いられます。

今日も東京は暑かったですが、他社を訪問する用事があって、スーツにネクタイでの外出は全く"sweat fest"でありました。


2017年7月20日木曜日

忠犬 ― Fido

小生はネコを飼っているのですが、ネコという生き物は餌を欲しがるときは擦り寄ってきますが、それ以外ではほとんど愛想もない動物で苦笑してしまいます。

一方、イヌはネコと違って、人間のよき伴侶といったイメージがあります。飼ったことがありませんのでイメージに過ぎないかもしれませんが、ネコを散歩には連れて行きませんが、イヌは散歩が必要ですし、ボールを投げれば追いかけて口にくわえて戻ってきますよね。

このようなイヌの社会性みたいなものは、イヌの祖先とされるオオカミから遺伝的な変異により生じた特性であるという研究があるそうです。


Whether they're staring at us, barking at us or licking our faces, dogs are often eager to interact with humans and are highly attuned to our behaviors. But how did man's best friend go from weary wolf to friendly Fido?

New research suggests that the answer may be genetic. The study, published in the journal Science Advances, identifies a series of gene mutations that may make your puppy more amenable to playing with people. Similar mutations are found in humans and are known to eliminate a fear of strangers.
(Ben Panko. What Makes Fido So Friendly? It Could Be Genetic. Smithonian. July 19, 2017.)


記事ではイヌのことを、


Fido


と表現している部分があります。

この"Fido"というのは、"fidenlity"(忠節、忠義)という単語にも見られるように、イヌが飼い主に忠実なことから付けられた名称です。

日本では渋谷駅の忠犬ハチ公が有名ですが、"Fido"はイヌにつけられるポピュラーな名前でもあるそうです。


2017年7月19日水曜日

dual citizenship

日本では民主党党首の蓮舫参院議員が、かねてより批判されていた二重国籍疑惑に対して、今般最終的に戸籍を公開したことがニュースになっていますが、国会議員の二重国籍疑惑というのは海を越えたオーストラリアでもホットトピックのようです。


There are 23 other Australian MPs and senators aside from Scott Ludlam and Larissa Waters who were born overseas.

Of the 23, almost half of them have now moved to clarify their citizenship in the wake of their colleagues' bungles.

Ms Waters resigned from Federal Parliament yesterday after realising she held dual citizenship and was ineligible to serve under section 44 of the Australian constitution, which states:

"Any person who is under any acknowledgment of allegiance, obedience, or adherence to a foreign power, or is a subject or a citizen or entitled to the rights or privileges of a subject or a citizen of a foreign power shall be incapable of being chosen or of sitting as a senator or a member of the House of Representatives."
(Alle McMahon. Australian politicians born overseas jump to clarify citizenship after Waters, Ludlam bungles. ABC News. July 19, 2017.)


オーストラリア国会議員の疑惑は2名の議員から始まったようですが、続々と国籍に関する疑惑が持ち上がり、20人以上がその渦中にあるとか。

"dual citizenship"は言うまでもなく、二重国籍という意味になりますが、蓮舫氏に関する記事では、"dual nationality"という用語が使われていました。


Renho said she was unaware of her dual nationality until last year when questions arose, and renounced her Taiwanese citizenship at that time.
(Japan lawmaker shows legal records to prove nationality. ABC News. July 18, 2017.)


"nationality"の訳語は「国籍」で、"citizenship"には「市民権」という訳語が一般的です。

"citizen"を改めて辞書で引いてみると、


a native or naturalized person who owes allegiance to a government and is entitled to protection from it
(Merriam-Webster Dictionary)


とあり、これは「一国の政府に忠誠を誓う義務とその保護下に置かれる権利がある」(ランダムハウス英和辞書)という意味合いがあります。

"dual citizenship"は、2つの国に対して忠誠を誓っている状態であるということで、やはり国会議員としては相応しくない、という解釈になるのでしょう。

オーストラリアの議員は既に辞職しているそうです。


2017年7月18日火曜日

bushel

以前にも何度か同じようなことを書いた記憶がありますが、アメリカでの生活で不便を感じるものに、度量衡の違いがあります。

ご存知のように、メートル法ではなく、ヤードポンド法に基づいていますので、長さの単位はマイルやヤード、そしてインチが使われます。

そして、重さはというとポンドであり、液量はガロンとなり、スーパーマーケットでの買い物で難儀します。

今日取り上げる、"bushel"は重さの単位の1つで、辞書によれば2150.42立法インチとされています。ところが、この"bushel"という単位は輪をかけて紛らわしいことに、穀物重量としては、その種類、例えば大豆、トウモロコシ、小麦などそれぞれで具体的な重さが違ってくるというシロモノだそうですから、アメリカは不思議な国ですね。

さて、下記の引用記事のタイトルに"bushel"が使われているのですが、ここではもちろん具体的な重量を示しているのではなく、単に「多量」ということの意味で使われているものです。


Vice President Pence’s bushel of false and misleading claims about health care

Vice President Pence recently spoke at the National Governors Association meeting in Providence, R.I., and made several questionable claims about the Senate GOP health-care proposal, the Better Care Reconciliation Act (BCRA).
(Michel Ye Hee Lee. The Washington Post. July 18, 2017.)


"bushel of〜"というフレーズは、"a lot of"などとほぼ同義と考えて良いようです。


2017年7月17日月曜日

shard

アメリカ・ニューヨークでホットドッグがリコール(回収)となりました。

その量700万ポンド(約3,000トン以上)ということで、驚愕の量です。


NEW YORK (Reuters) — A New York meat processor is recalling more than 7 million pounds of hot dogs and sausages mostly under the Sabrett brand name after consumers complained about finding small pieces of bone in some of the products, the US Department of Agriculture said on Saturday.

In one case, someone who ate one of the hot dogs suffered a "minor oral injury," the USDA's Food Safety and Inspection Service said in a statement.
(7 million pounds of hot dogs are being recalled after someone bit into shards of bone. Business Insider. July 15, 2017.)


原因となったのはホットドッグに使うソーセージのようです。消費者が骨らしき異物を見つけ、報告したそうですが、記事のタイトルに、


shards of bone


とあるのですが、この"shard"という単語を初めて見ました。

辞書を引くと、


かけら、破片


の意味があると分かりますが、この単語の語源は"shear"(切る、刈る)という動詞と関連していることも分かります。

"sherd"という、やや異なるスペルの単語もありますが、こちらは考古学の専門用語で使われるらしく、古い地層などから出土する土器の破片などを意味するそうです。


2017年7月14日金曜日

bear market

株式や相場にあまり詳しくありませんが、いわゆる「下げ相場」のことを英語では


bear market


という表現することをご存知でしょうか?


Some strategists say that slumping shares of Tesla could be in for even deeper losses, as the auto maker faces big tests of investor sentiment and its business strategy.

Tesla stock ended its worst weekly run in about a year and a half, dropping over 13 percent this week and briefly dipping into a bear market. The automaker faced down a litany of bad news, including delivery numbers that missed expectations, a set of bearish forecasts, and poor results in a vehicle safety test.
(Rebecca Ungarino. After entering a bear market, tumbling Tesla shares could be poised to fall further. CNBC. July 8, 2017.)


テスラというのはアメリカの自動車メーカーですが、同社の株価が下落しているという記事です。

ちなみに、下げ相場の反対で「上げ相場」という時は、


bull market


と表現するそうです。

"bear"(クマ)に"bull"(ウシ)とは面白いですが、なぜクマは「下げ」で、ウシは「上げ」なのでしょうか?

Invetopediaというウェブサイトに興味深い説明を見つけました。

それによると、クマとウシ双方の攻撃の仕方から連想されるものだということです。

つまり、クマは相手を攻撃する際に腕を振り下ろすの「下げ」、ウシは相手を突き上げるので「上げ」という訳です。


2017年7月13日木曜日

dead man's shoes

サラリーマンにとって組織内での昇進というのは誰しもが願わないことはない、成功のひとつの指標となるものです。

一方で雇用の状況というのは時代とともに移り変わり、かつては終身雇用が当たり前だったところ、今では転職を憚る人の方がまれです。

女性の社会進出も目覚ましく、ぼんやりしていたらある人突然上司部下の関係が逆転していた!?なんてことも珍しくありません。

"Filling dead man's shoes"という表現があるのですが、これはどちらかと言えば古い体質の話です。


Pursuing a career web, where strategic and intelligent lateral moves are met with as much kudos as traditional promotions, does away with the traditional career dilemma of filling “dead man’s shoes” to get ahead – waiting for someone in a position above yours to move on so you can get promoted.
(The downside of limitless career options. BBC News. June 26, 2017.)


この成句は、Collins Cobuild Dictionary of Idiomsにもエントリがあるのですが、


If you talk about dead men's shoes, you are talking about a situation in which people cannot make progress in their careers until someone senior to them retires or dies.


ということで、上が引退するか死ぬかしない限り、昇進できない、つまり年功序列システムそのものを指しています。


2017年7月12日水曜日

白物家電 ― white goods

グーグルニュースのオーストラリア版を斜め読みしていましたら、電車を利用した引越し業者が摘発されたというニュース記事に出くわしました。


Turns out you are not allowed to move white goods onto a train in Queensland, even if it is outside of peak hour.

But as Queensland Rail security video reveals, two would-be rail removalists in Brisbane had a crack a couple of months ago.

The footage shows a man encountering some difficulty as he wheels a fridge, mounted on a hand trolley, from a rail overpass into an elevator.

He then manoeuvrers it onto the Bowen Hills platform and into a waiting train.
(Nick Wiggins. Train removalists: Brisbane man fined $250 for moving fridge on train. ABC News. July 12, 2017.)


オーストラリアでは電車に持ち込む所持品のサイズに関する規制などはないのでしょうか?日本だと有料手回り品という概念がありますが、貨物車でもない限り、電車で冷蔵庫を運ぶなど考えられません。

ところで、


white goods


と出てくるのに目が留まったのですが、これは日本語でも言う「白物家電」のことではないでしょうか。

念の為辞書を引くと、


major household appliances (such as stoves and refrigerators) that are typically finished in white enamel
(Merriam-Webster Dictionary)


という定義がありました。

冷蔵庫や洗濯機などが白いというのはやはりグローバルなのかも知れません。


2017年7月11日火曜日

the boot

パスタがお好きな方はご存知かもしれませんが、Strozzapretiという種類のパスタがあるそうですね。

私は食べたことはありませんが、知っているのはスパゲッティを始め、せいぜいラビオリとかペンネくらいなので、食べてみたい気もします。

が、このStrozzapretiというのはその由来にちょっとおどろおどろしいものがあるそうなのです。


PASTA might be one of the most delicious foods on the planet, but be careful if you order Strozzapreti.

The weird looking, twisted handmade pasta shaped like a hangman’s knot was originally created to suffocate an insatiable priest.
You read that right.

Strozzapreti literally means ‘priest-stranglers’. It has a dark sinful past.

These corkscrew-looking penne date back to the 1600s. They were born upon a curse cast by women against gluttonous clergymen in central Italy, when the much-feared powerful Papal State ruled across the boot from the Adriatic to the Tyrrhenian seas.
(The choking history of Italy’s priest-strangler Strozzapreti pasta. News.com.au. July 9, 2017.)


その由来というのは、Strozzapretiという名称がそもそも"priest-stranglers"(聖職者の首絞め)という意味であるということにあります。

記事によれば、大喰らいの牧師を呪った女性達が作ったのが他ならぬStrozzapretiだったということです。

さて、記事中に


Across the boot


という表現が出てきます。

コンテクストからしてこの"the boot"は紛れもなくイタリア半島を指していると思われます。

昔、学校の地理の授業ではイタリア半島をブーツの形状に似た地形として習ったのを思い出します。


2017年7月10日月曜日

あれを英語で? ― thumb tack

久しぶりですが、「あれを英語で?」のコーナーです。

昔、子供の時分は「押しピン」などと呼ぶこともありましたが、いわゆる画鋲を英語で何と言うかご存知でしょうか?

答えは以下の記事に。


Ipswich City Council is offering a $5000 reward to catch vandals who scattered hundreds of dog food pellets laced with thumb tacks in a public park on the weekend.

Acting Ipswich Mayor Paul Tully reported the incident to police on Sunday after residents discovered the tacks scattered across the Augustine Heights Dog Park near Springfield.
(Sonia Kohlbacher. Thumb tack baits left in Ipswich dog park. The Australian. July 10, 2017.)


そうです、画鋲は英語で、


thumb tack


といいます。

"tack"だけで画鋲の意味がありますが、"thumb"と付くとやはり親指で押して留める、というリアルさがにじみます。

記事の内容としては、犬の餌に画鋲を混ぜるなど、まったく以って言語道断、卑劣な事件ですが。


2017年7月7日金曜日

G20開幕 ― press the flesh

G20サミットが開幕しました。

意外だったのですが、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領はこのサミットで初対面なのだそうです。選挙介入疑惑などで度々取り上げられてきた両首脳の蜜月関係だけに、これまで一度も対面していなかったという事実が意外でした。


HAMBURG, Germany — President Trump and Russia's Vladimir Putin had their first opportunity to size each other up Friday ahead of their first one-on-one meeting at an international summit in Germany.

The two leaders shook hands and exchanged a few words ahead of their sit-down at the Group of 20 talks in Hamburg, according to Putin’s spokesman Dmitry Peskov. It was the first time the two leaders pressed the flesh since U.S. intelligence agencies accused Putin of interfering in last year's presidential election to get Trump elected.
(Trump, Putin meet, shake hands. Now what? USA Today. July 7, 2017.)


G20サミットはドイツのハンブルクで行われていますが、ホスト国の首脳であるメルケル首相の、各国首脳の出迎え方の微妙な違いがニュースになっていたりします。

さて、トランプ氏とプーチン氏の初対面はやはり握手からスタートしたようですが、"shake hands"という一般的な表現ではなく、


press(ed) the flesh


という表現が使われています。

これも「握手」の意味なのですが、アメリカ英語の口語表現とされています。


2017年7月6日木曜日

not your cup of tea

"not your cup of tea"という表現がありますがどのように使われるかご存知でしょうか?


If you'd asked me a couple of months ago, I'd have said I'd seen " Gone With the Wind " three times - once with commercials, once when I was barely paying attention, and once on a 19-inch TV. The first time I considered myself too smart for it I was a teen-ager; the second time I thought it was a likable soap opera; and the third time I thought it was a fine movie, but not my cup of tea.
(San Francisco Chronicle, 2010.)


興味がない、熱心ではない、という意味で用いられるフレーズです。

Collins Cobuild Dictionary of Idiomsでは下記のように定義されています。


If you say that something is not your cup of tea, you mean that you do not feel very enthusiastic about it or interested in it.



2017年7月5日水曜日

make a killing

"Make a killing"というフレーズがあるのですが、"killing"などというと物騒ですが、その意味は大儲けするというものです。

Collins Cobuild Dictionary of Idiomsでは下記のように定義されています。


If someone makes a killing, they make a large profit very quickly and easily.


濡れ手で粟、というような意味合いがあります。


NEW DELHI: Even though the government has capped prices of cardiac stents, this has failed to bring much relief to patients. Companies, distributors and hospitals continue to earn hefty profits ranging from 40600% on other medical devices such as catheters, orthopaedic implants and surgical equipment, data submitted by regulatory authorities from Maharashtra and Odisha shows.
(Sushme Dey. Companies, hospitals make a killing out of medical devices. Economic Times. June 30, 2017.)


"Killing"が大儲けを指すようになったのは19世紀後半からのようですが、アメリカ英語の俗語表現から来ているそうです。


2017年7月4日火曜日

clothesline

自宅にテレビを設置していないので普段テレビは見ないのですが、旅行先ということもあり、テレビのニュースを見ていました。

海外ニュースの紹介で、驚愕のビデオが取り上げられていました。見られた方も多いのではないかと思います。トランプ大統領がプロレスのリング場外でCNNのロゴを頭につけた相手を押し倒してめった打ちにするビデオです。


President Trump signaled Sunday that he’s ready to rumble with the mainstream news media — tweeting a video in which he takes down CNN with a vicious pro-wrestling move.

The doctored clip shows Trump using a “clothesline” maneuver to flatten an opponent with CNN’s logo in place of his head, then pummeling him into submission on the ringside floor.

The brawler-in-chief’s video broadside — which he captioned “#FraudNewsCNN #FNN” — spurred the network to immediately jump into the fray and accuse Trump of goofing off ahead of his Wednesday departure for the G20 summit meeting in Germany.
(Trump literally tackles mainstream media with CNN ‘clothesline’ video. New York Post. July 2, 2017.)


きつい冗談の類としても、現職の大統領が自身のツイッターで発信したというのは驚愕です。

トランプ大統領は常日頃から特定メディアを名指しして「フェイクニュース」と批難しており、今回はその怒りが頂点に達したのでしょうか。

さて、引用した記事中に出てくる、


clothesline maneuver


という表現が何を意味するのか分からなかったのですが、色々調べてこれはプロレス技でいわゆる「ラリアート」と呼ばれるものだと分かりました。

"clothesline"というのは洗濯物を干す際に使われるロープのことを指しています。(アメリカは物干し竿ではなく、庭にロープを張って干すんですね。)

その"clothesline"のように腕を拡げた状態で体当たりして(特に首のあたりを狙って)、相手にダメージを与える技がラリアートです。

ちなみにラリアートという名称はスペイン語の由来で、牛や馬を捕まえるときに首めがけて放つ「投げ縄」を指しています。"clothesline"は、洗濯物用のロープを道に張ってバイクに乗ったライダーを狙ったことから、やはり首に引っ掛けるということでラリアートのことを指すようになったようです。

筆者が小学生くらいのころプロレスブームで、キン肉マンなどの漫画が流行りましたが、そんな昔をなつかしく思い出しました。


2017年7月3日月曜日

cockles of the heart

先週末は少し長いお休みをいただきまして、今日、月曜日まで旅行をしておりました。

旅行については私事ですので読者の皆さんにはそんなことはどうでもいいことだと思うのですが、途中に立ち寄ったお店で買ったドーナツの包装に見つけた以下のような英語表現が今日取り上げたい内容です。

その表現というのは、


This taste warms the cockles of my heart.


というものです。

ココナツ風味の美味しいドーナツでしたが、"cockle(s)"という単語を知りませんでしたので、どういう意味だろうと思った訳です。

とかく日本において商品マーケティングに見られる英語表現というのは間違ったものが多いので、上記の例もその類かと思ったのですがどうやらそうではないらしいことが分かりました。


warm the cockles of a person's heart


という表現はランダムハウス英和辞書にもちゃんと載っていて、


(人を)喜ばせる,ほのぼのとさせる


とあります。

「心底」、「心の底から」、というような日本語も見えるのですが、"cockle"というのは二枚貝の一種で日本ではトリガイと称される貝を指すようです。

つまり、私が購入したドーナツは心を芯から温めてくれるくらいに美味しい、ということで包装に印字されているということになります。(実際、ココナツ風味が好きな私には美味しかったです。)

二枚貝を指す"cockle"を使ったフレーズがこのような意味に発展したのは、その二枚貝の形状が心臓と似通っていることにあるそうです。

"cockles"は心臓のその中にあるもうひとつの心臓という象徴みたいなものでしょうか。


2017年6月30日金曜日

blanket accusation

インターネットにおけるランサムウェア(ransomeware)の脅威が高まっています。

先日はWannaCryと呼ばれるランサムウェアが世界中で病院や企業などのシステムに感染し、病院では手術が行えなくなるなど甚大な被害を及ぼしました。

今週は新たなランサムウェアがウクライナで発生し、これまた全世界に拡がった模様です。


The primary target of a crippling computer virus that spread from Ukraine across the world this week is highly likely to have been that country's computer infrastructure, a top Ukrainian police official told Reuters on Thursday.

Cyber security firms are trying to piece together who was behind the computer worm, dubbed NotPetya by some experts, which has paralyzed thousands of machines worldwide, shutting down ports, factories and offices as it spread through internal organizational networks to an estimated 60 countries.

Ukrainian politicians were quick on Tuesday to blame Russia, but a Kremlin spokesman dismissed "unfounded blanket accusations." Kiev has accused Moscow of two previous cyber strikes on the Ukrainian power grid and other attacks since Russia annexed Crimea in 2014.
(Police Suggest Petya Ransomware Attack Was a Distraction. Fortune. June 30, 2017.)


さて、WannaCryのときはその出所が北朝鮮ではないかと言われたものですが、今回のランサムウェアはロシアが疑われているようです。

この疑いに対し、クレムリン、つまりロシア当局ですが、以下のようなコメントをしているのですが、


unfounded blanket accusations


この"blanket accusations"という表現が目に留まりました。

"blanket"という単語については当ブログでも何度か取り上げたことがありましたが、ここではどのように訳したものでしょうか。

"blanket offer"といった表現における"blanket"は、「包括的な」という意味合いでした。つまり、「なんでもかんでもひっくるめて」という意味合いです。

ここでは、"unfounded"(根拠のない)という形容にヒントがありそうです。何か悪いことが起きると(特に根拠なく)その黒幕にロシアを名指しする、というような風潮がある、と主張したいのでしょう。

ところで、"blanket accusation(s)"という表現に似た表現として、"blanket statement"という表現はよく使われるらしいということが分かりました。

"blanket statement"というのは、例えば、


American people are over-weight.(アメリカ人はみんなデブ!)


というステートメントのように、個々の違いを無視して、十把ひとからげに括ってしまうような表現を指します。


2017年6月29日木曜日

pull the rug

アメリカのトランプ政権下で保険制度の抜本改革が行われようとしています。

具体的に言うと、アメリカにおいて、収入が乏しい国民に対する医療保険制度であるMedicaidの予算カットが議会に提案されているというものです。


Susan Lees works at least 40 to 50 hours a week as a nanny for two young kids. Recently, she started walking dogs while the kids are in school to “make ends meet.” But despite working around 50 to 60 hours a week, she relies on Medicaid to pay for her medical bills.

“It’s not like I can just go out and afford big-time insurance,” Lees said. “I get state health but I also pay into it. And if they cut it – I’m 50 years old now and I try to keep myself basically healthy – but the little things I do need would come to a stop.”

Lees, who is single and lives in Danbury, Conn., is worried about the Senate's proposed health care bill, which calls for steep cuts to Medicaid.

(中略)

The most recent draft of the bill would cut Medicaid funding by $772 billion over the next decade and cause enrollment to decline by 16 percent by 2026, according to the recently released Congressional Budget Office report. Overall, the CBO says, 22 million fewer Americans would be without health care by 2026.

“We have never seen a safety net rolled back like this in American history,” said Bruce Siegel, president of America’s Essential Hospitals, an association of about 300 hospitals dedicated to providing health care to poorer Americans. “It will pull the rug out from under working people and their hospitals. It could undermine the whole insurance market for everyone.”
(Jack Brewster. How the Senate Health Care Bill Could Hurt Medicaid Recipients. Time. June 28, 2017.)


オバマ政権下ではこのMedicaidの拡充が計られてきたところ、トランプ政権に代わってから状況が変わったようです。

さて、このような状況変化が、


will pull the rug out from under working people and their hospitals


ということで、"pull the rug"という表現が使われています。

"pull the rug from under you"という成句で知られる表現ですが、Collins Cobuild Dictionary of Idiomsでは以下のように定義されています。


If someone pulls the rug from under you or pulls the rug from under your feet, they suddenlty stop helping and supporting you.


つまり、これまでの状況から一転して、サポートを打ち切る、援助を止める、という意味です。日本語では「梯子を外す」などと言ったりしますね。


2017年6月28日水曜日

sit-down

若い世代はレストランでの食事を好む傾向にある、という統計があるようです。


NEW YORK (AP) — Millennials may be shunning some habits beloved by past generations, but one restaurant company CEO says they still want to go to sit-down chains like Olive Garden.

"Believe it or not, millennials still want to come to restaurants," Gene Lee, chief executive of Olive Garden's parent company Darden Restaurants, said Tuesday, based on what he said was the company's research.
(Millennials Like to Eat Out. US News & World Report. June 27, 2017.)


レストラン(restaurant)を言うのに、


sit-down chains like Olive Garden


と表現されています。

Olive Gardenというのは、恐らくアメリカでは知る人の多いレストランのチェーン店なのでしょう。(行ったことはありませんが、デニーズみたいなものかも知れません。)

"sit-down"を辞書で引くと、座り込み、という意味もありますが、


着座しての(食事)


という意味だということで、食事は座ってするのが当たり前と思いますが、この"sit-down"が使われるのはよりフォーマルな、格式ばったものという意味合いがあるようです。

ちなみに私の今日のお昼はオフィス近くの「小諸そば」だったので、立ち食いだったのですが、途中で席を見つけて、ちゃんとした"sit-down"でのランチとなりました。


2017年6月27日火曜日

escapade

やや旧聞に属しますが、トランプ米大統領がセクハラまがいの行為を働いていたというのは大統領選の時から取り上げられていました。


Adult magazine Penthouse has received three claims for its $1 million offer to anyone who could provide real tapes of President-elect Donald Trump’s alleged and unproven sexual escapades at the Ritz-Carlton in Moscow, the publication’s editor exclusively revealed to International Business Times Thursday.

Penthouse editor Raphie Aronowitz said the magazine isn’t conducting a “witch hunt,” but wants to prove whether the allegations against Trump are true. Aronowitz said the lucrative offer falls in line with the magazine’s well-established brand, though to his knowledge Penthouse has never made such an exorbitant offer before.

“If the story is real, which we don’t know if it is or not, it really kind of hits at the intersection between politics, scandal and sex, which as a brand both historically and currently is our sweet spot,” Aronowitz said in a phone interview.
(Penthouse may have proof of Trump’s ‘golden shower’ tryst at Moscow hotel. International Business Times. January 13, 2017.)


引用した記事では、


sexual escapades


とあるのですが、"escapade(s)"というのは「いたずら」という日本語訳がつけられています。

この"escapade"という単語は、動詞"escape"と語源を同じくしています。

元々、"escape"とは接頭辞ex-と、頭を指すcappaから成る単語で、頭を覆い隠すものという意味合いです。「隠れる、逃れる」という意味に通じますね。


2017年6月26日月曜日

eke out

週明けの月曜日は自動車部品メーカーのタカタがアメリカで破産申請したというニュースで市場が幕開けしました。


Shares in Tokyo edged up for a second day, as electronics makers supported the Topix index while bank shares dragged the most on the gauge.

Air-bag and parts makers advanced after Takata Corp. filed for bankruptcy in the U.S. New home sales in the U.S. totaled 610,000 in May compared with the median economist estimate for 590,000, data released Friday showed. Trading remained thin in Tokyo, with volume on the Topix index 22 percent below the 30-day average.
(Japan Stocks Eke Out Gain as Electronics Boost Gauge; Banks Drop. Bloomberg. June 26, 2017.)


引用した記事では、タカタの破産申請の影響も含めて報道しているものですが、逆にエアバッグメーカー他社の株価が上昇したようです。

そこで記事のタイトルですが、


Japan Stocks Eke Out Gain as Electronics Boost Gauge; Banks Drop


とありますが、"eke out"とは辞書を引くと「何とかやりくりして凌いでいる」という意味が載っています。

下がる株がある一方、進展する株もあるということで、総じて何とか平均株価を保っている、ということでしょうか。

"eke"という単語にあまりなじみはありませんが、"nickname"という単語の語源はこの"eke"であり、元々は足す、増加する、という意味です。(つまり、ニックネームとは「追加」された名称、という意味ですが、"an ekename"が"a nekename"と異分析された結果生まれた単語です。こちらもご覧下さい。)

"eke out"という動詞句は、足らない部分の不足を補う、ということですが、不足分を増加でならして・・・、という意味合いがあります。


2017年6月23日金曜日

SNSで増加する美容整形 ― dermal filler

ソーシャルメディアの影響で、少しでも自分を良く見せたいと整形に走る人が増えているそうです。

しかも、男性にその傾向が顕著らしく、わたしのような昭和生まれの男子(!?)には不可解極まりありません・・・。


Young people are turning to cosmetic procedures such as botox and dermal fillers as a result of social media pressure, according to a report.

A study by the Nuffield Council on Bioethics says government must protect people from an unregulated industry.

The report also condemns makeover apps and online plastic surgery games aimed at children as young as nine.

The authors fear such apps are contributing to growing anxieties around body image.

Much of the cosmetic procedures industry is unregulated so reliable data on its size is hard to come by.

In 2015 one market research company estimated the UK market could be worth as much as £3.6bn.
(Dominic Hughes. Social media pressure is linked to cosmetic procedure boom. BBC News. June 22, 2017.)


さて、増えているのはボトックス(botox)や"dermal filler"と呼ばれる整形だそうです。

"dermal filler"というのは、皮膚(dermal)に詰め物(filler)をして豊かに見せるもので、日本語ではぷっくり(整形)、とか、ふっくら(整形)、などと表現されています。

自分自身を少しでもよく見せたいというのは誰しも同じと思いますが、SNSの影響がここまで大きいとは驚きですね。


2017年6月22日木曜日

"geek"について、その2 ― geek

"geek"という単語を以前一度取り上げたのですが、今日改めて取り上げてみようと思います。この時は、「愛好家、マニア」という意味で取り上げました。

きっかけは以下の記事です。


Men who delay starting a family are more likely to have "geekier" sons, a study suggests.

They were brighter, more focused and less bothered about fitting in - according to the "Geek Index" devised by King's College London.

The mother's age had no impact, and daughters seemed to be immune.

One scientist said a trend for delayed parenthood might mean we were heading towards a "society of geniuses" able to solve the world's problems.

The findings are rare good news in the science of delayed fatherhood.

Repeated studies have shown that older sperm is more prone to genetic errors and children are more likely to develop autism and schizophrenia.
(James Gallagher. Older fathers have 'geekier sons.' BBC News. June 20, 2017.)


記事のタイトル(Older fathers have 'geekier sons')から、「高齢の父親からはより"geek"な子供が産まれる」、と解釈できます。

はてさて、"geek"はどのような意味だったかと思い、改めて辞書を引くと、


見世物師、変人、奇人、不愉快な人


と、褒め言葉ではありません。

ところが、記事を読んでいただくと分かるように、"geek"はここではむしろ良い方に扱われています。

従来の研究では、高齢になってからの子作りでは遺伝子異常などが起きる確立が高まり、自閉症などを患う子供が産まれるリスクがありましたが、今回の研究では高齢になって子供を授かることの良い面が見られた、というのですから。

記事を読み込んでいきますと"geek"とは、ある意味常人離れしたような知能や感覚を持つ人を指して言う表現であると解釈できます。

日本語では「奇人」という表現にその片鱗を見ることができますが、まさに奇人と天才は紙一重、といったところでしょうか。


2017年6月21日水曜日

Leopard does not change its spots.

"Leopards does not change its spots."というフレーズをご存知でしょうか?

以下の引用を読んでみましょう。


Under certain conditions, it seems possible that pigs could fly and leopards change their spots, after all, 'cause the ride-hail industry's leader has suddenly reversed its long-held opposition to tipping.

Uber announced today that it will be rolling out a tipping feature for the service, which has been a cash-free operation since its launch in 2009. As The Verge reported, the in-app tipping option will be available as of today in Seattle, Minneapolis, and Houston, and will be extended to the rest of Uber's American service areas by the end of July.

For years, Uber has maintained a tip-free format for its passenger app, though its early claims that tips were already included in fares didn't last long. Now, a couple years after rival service Lyft built a tipping option into their app, Uber has hopped on the gratuity train as part of its efforts to mend ties with drivers, riders, officials, and anyone else who's paying attention.
(Janet Burns. Eight Years And Umpteen Scandals Later, You Can Finally Tip Your Uber Driver. Forbes. June 20, 2017.)


pigs might flyは以前取り上げましたね。

"Leopards does not change its spots."は直訳すれば、ヒョウの斑模様は変わらない、ということで、変わることのないことの喩えとして使われる表現です。

pigs might flyは、あり得そうもないことを逆説的に表現したものでした。

つまり、どちらの表現もあり得ない事、起こりそうもない事、を言ったものです。

"Leopards does not change its spots."というフレーズは聖書に由来します。

エレミヤ書の13:23に、


Can the Ethiopian change his skin, or the leopard his spots? then may ye also do good, that are accustomed to do evil.
(エチオピヤびとはその皮膚を変えることができようか。ひょうはその斑点を変えることができようか。もしそれができるならば、悪に慣れたあなたがたも、善を行うことができる。)


とあるそうです。

これも逆説の表現であり、罪深い人間は決して善人足り得ず、裁きを受ける運命にあるというのが趣旨となっています。


2017年6月20日火曜日

indulgent

野菜嫌いの人に試してみてはどうでしょうか?


A new study published last week in JAMA Internal Medicine from Stanford University's Psychology Department found that rich, descriptive and delicious labels for vegetables makes them a lot more appealing.

The study found that "indulgent" descriptors for vegetables like beets, corn, green beans, zucchini, carrots, and sweet potatoes won over diners at a university cafeteria. We get it: "rich buttery roasted sweet corn" sounds too good to pass over. Especially when compared to just plain-old "corn."

(中略)

Vegetables labeled "indulgently" saw a 23 percent selection increase compared to "basic" labels. Compared to "healthy restrictive" labels (like "reduced-sodium corn"), indulgent descriptors increased the choice of veggies by 33 percent.
(Sasha Lekach. If we talked about veggies like we talk about steak, we'd be the healthiest eaters. Mashable. June 20, 2017.)


野菜を単に野菜の名前で表示するよりも、「おいしそうに」、あるいは「より贅沢感のある」呼び方で見せることで、より野菜の摂取量が増えるという、スタンフォード大の研究成果が報告されたそうです。

例えば、単に"sweet corn"(スイートコーン)と表示した場合よりも、"rich buttery roasted sweet corn"(濃厚バターで炒めたスイートコーン)と表示した方がより売れる、ということです。

心理的なものですね。

記事では、"indulgent"という形容が使われていますが、寛大な、甘やかす、優しい、といった意味で使われるのですが、こと食事に関する場合には、ぜいたくな、というような意味合いが出てきます。

考えてみれば、我々はレストランのメニューやコンビニで買い物するときなどでも、商品そのものよりも、ついつい商品名に引っ張られてしまいます。

"indulgent"な命名に効果があるということですね。


2017年6月19日月曜日

ロンドンのタワーマンションで大火事 ― inferno

先週のニュースですが、ロンドン市内のタワーマンションで火事が発生し、50人以上の死者を出しました。

24階建てのビルディングは築ウン十年の古いものだったと新聞で読んだのですが、出火後ここまでの大惨事になってしまったのは、ビルの外装に、本来使用が禁じられている素材が使われていることが要因のひとつとしてあったと報じられています。


Insulating panels added to the Grenfell Tower during an energy-efficiency renovation are banned in the U.S., U.K. and Germany on large buildings, a top-ranking British official said Sunday, questioning whether the panels played a major role in a fatal high-rise fire.

Speaking on BBC television, Chancellor Phillip Hammond said multiple formal inquiries are underway following the June 14 fire at the 24-story residential building, which killed at least 58 people. Video taken by witnesses during the fire shows flames racing up the outside of the building, where the insulating panels, known as cladding, were. Investigators say the burning panels may have acted like a chimney, making the fire more intense.

(中略)

The shocking sight of the inferno and the deaths it caused have infuriated the British and place new pressure on the government of Prime Minister Theresa May. Authorities launched a review following a similar 2009 fire in a South London high rise, but it’s unclear what, if any, steps authorities took to improve safety. May’s chief of staff was formerly the country’s housing minister.
(Trevor Hughes. London's Grenfell Tower was covered in insulation banned in other countries, official says. USA Today. June 18, 2017.)


似たような出火は過去2009年にもあったそうですが、過去の惨事から学び、それを適切な規制に活かす取り組みがなされたのか否か、行政の監督責任が問われることになりそうです。

さて、今回の火災を、


inferno


という単語を使って表現している記事が多く見られます。

"inferno"というのは元々「地獄」を意味するのですが、キリスト教における地獄の概念として、火が燃え盛るイメージがあることから、この"inferno"は大火事(an intense fire)の意味で用いられるようになったようです。

地獄とは太陽の陽も届かない下界の暗いところにあるということで、"inferno"の語源であるラテン語infernusとは「下方に存在する、下界の」という意味合いです。