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2017年4月26日水曜日

jeer

トランプ大統領の娘のイヴァンカさんが今週はドイツを訪問しているようですが、アメリカの外でも大統領不人気の風当たりは強いようです。

ベルリンでの女性ビジネスリーダーの会合でのパネラーとして出席し、トランプ氏を擁護する発言をしたところ、聴衆からブーイングを浴びた模様です。


BERLIN — Ivanka Trump shared the stage Tuesday with some of the world’s most powerful women, representing the United States at a meeting of female business leaders.

But during a panel discussion that also included her host, Chancellor Angela Merkel of Germany, Ms. Trump was jeered by members of the audience.

On her first official overseas trip as an adviser to the president, Ms. Trump was thrust into a more familiar role — defending her father’s behavior to skeptical foreigners.
(Alison Smale. Ivanka Trump Is Jeered in Berlin After Defending Her Father. The New York Times. April 25, 2017.)


そもそも、イヴァンカさんは大統領補佐官という役職なのですが、大統領の"First Daughter"ともてはやされる一方、自身が経営するブランドが利益相反との批判を受けたり、そもそもトランプ氏による選挙戦中の女性蔑視的な発言もあってベルリンでの会合はある意味「アウェー」だったようです。

さて、"jeer"という見慣れない単語に目が留まりました。初めて見る単語です。

辞書を引くと、


冷やかす、野次る


とありまして、その語源は一説によると"cheer"から来ているそうです。(一説というところがポイントで、Merriam-WebsterやAmerican Heritage Dictionaryでは語源不詳となっています。)

"cheer"と"jeer"では意味が真逆ですが・・・。


2017年4月25日火曜日

off the grid

情報通信技術の発達のおかげで我々は24時間365日、時と場所を選ばずコミュニケーションが取れる環境にいます。

かつてのサラリーマンは会社を出れば仕事からは解放され、翌日出勤するまではしばし仕事から離れることもできました。ところが、現代では仕事というものはオフィスでしかできないものでではなくなり、携帯電話やスマホで受信する電話やメールを見てしまったが最期、対応しなければならないような強迫観念に襲われます。


Stop me if this sounds familiar: you need some well-deserved time off work – and off the grid — but you don’t want to seem unresponsive to clients or co-workers.

Just as technology makes you accessible to everyone, anywhere and anytime, you can use these same tools to responsibly take a little time off for when you need it, without suffering from FOMO (fear of missing out), or risk upsetting your colleagues. Perhaps a short digital detox is just what the doctor ordered.
(Marc Saltzman. How to turn off the always-on work culture and save your sanity. USA Today. April 15, 2017.)


こうした環境にあっては、真に仕事から解放されるためには、自分自身で断ち切るより他に無く、つまりオンとオフとを明確に区別する決意にかかっています。

"off the grid"という表現が使われています。

"grid"というのは、"gridiron"の略で、元は格子状になった網のことなのですが、電気などの敷設網のことを指しています。その"grid"から離れている(off)状態を指している訳ですが、これはつまり電気などのインフラから遮断されているということを指しています。

インフラの恩恵にあずからない状況ということなのですが、これを現代の情報通信の重要インフラであるインターネットに置き換えると、「オンラインではない」、つまりネットから遮断されてオフラインになっている、ということになります。

"Digital detox"という言葉が取り上げられて久しいですが、真に自由を享受するためには我々の生活を便利にしてくれているはずのインフラから自らを遮断しなければならないとは何とも皮肉なものです。


2017年4月24日月曜日

buyer's remorse

アメリカでトランプ大統領が就任してからちょうど100日を迎えるにあたり、興味深い世論調査結果が公開されています。

トランプ氏の手腕は期待を裏切ったのか、それとも期待以上だったのか?というのがポイントです。結果は以下に。


I argued last week that anecdotal stories about disillusioned Trump supporters were overdone. The fact is that, on a broad scale, Trump supporters say they aren't disappointed. In fact, a poll showed they were more pleased than disappointed, by about five to one.

The Pew Research Centre released a poll showing very little buyer's remorse among Trump voters. The poll showed just 7 per cent of Republicans and Republican-leaning independents say Trump has performed worse than they expected him to. Fully 38 per cent - five times as many - say he has performed better.
(Aaron Blake. Donald Trump voters don't have buyer's remorse, but some Hillary Clinton voters do. Sydeny Morning Herald. April 24, 2017.)


この結果が驚きのものなのかそうでないかは受け取る人の立場によるかもしれませんが、興味深いことにトランプ氏が期待はずれだったとした人は共和党支持者の7%に過ぎないという結果がでたそうです。

また、これと対照的にヒラリー・クリントン氏を支持していた人たちの15%は、仮にもう一度大統領選が行われるとしたら、同氏には投票しないと回答したそうです。

さて、記事中、


buyer's remorse


という表現が使われていますね。

これは「買った後の後悔の念」とでも言いますか、高い買い物をした後に後悔の念が沸き起こってくることを指しています。

ここでは大統領選挙における候補者への投票が有権者にとっての「高い買い物」になるわけですが、トランプ氏については意外にもこの"buyer's remorse"が顕著ではなかったということです。


2017年4月21日金曜日

across the aisle

トランプ米大統領はこのところ日本では緊張高まる朝鮮半島情勢に圧力をかけて日本ではどちらかといえばイメージが良くなっているようにも見えますが、米国内では依然として不人気なのだそうです。

米大統領としては史上最低の支持率であるとの結果が記事になっていました。


President Donald Trump received substantially worse ratings for his initial months in office than any other president elected to his first term since World War II, according to Gallup.

Even those presidents who went on to be unpopular generally enjoyed high ratings during their first months in office after their electoral victory. But Trump’s average rating since Inauguration Day is just 41 percent, Gallup finds, making him the only such president in its polling history to fall short of majority approval during his first quarter.
(Ariel Edwards-Levy. Trump’s First-Quarter Poll Ratings Lowest For An Elected President Since WWII. The Huffington Post. April 20, 2017.)


どんなに不人気の大統領でも就任当初の数ヶ月はある程度の支持率があるそうですが、トランプ氏の場合支持率が半分にも満たないそうです。


What sets Trump apart isn’t a lack of support from his own party.

(中略)

Rather, Trump’s ratings reflect the near-complete absence of support from Democrats, just 9 percent of whom approve of his performance so far.

Americans’ willingness to support a president across the aisle has shrunk dramatically in recent years. This early in their terms, Presidents Dwight Eisenhower, John F. Kennedy, Richard Nixon and Jimmy Carter all saw majority support from their opposing party, a feat that seems almost unimaginable in the modern political environment. Even Obama still managed to garner the approval of about 30 percent of Republicans during the first quarter of 2009, while George W. Bush saw a 32 percent rating among Democrats in the first quarter of 2001.
(ibid.)


記事によれば、トランプ氏の低支持率は野党側となる民主党からの支持率の低さが影響しているとの見方があるそうです。かつてのアメリカ大統領は自党のみならず、反対野党からの支持率もそれなりにあったそうですが、トランプ氏の場合、民主党議員からの支持率はわずか9%。アメリカという国が共和党と民主党とで真っ二つに分断されていることを象徴しているようです。

さて、


across the aisle


という表現が使われていますね。

"aisle"とは通路のことですが、これは議会で与野党を分けている、もしくは隔てている通路の比喩的に指したものだと解釈できます。

以前取り上げた、"crossbench"も参考にどうぞ。


2017年4月20日木曜日

"prestitial ads"とは何ぞや? ― prestitial

インターネットが社会のインフラとなった現代、日々の生活でネットにアクセスしないで済む人というのはかなり珍しいと思いますが、ネット上は広告で溢れています。

検索結果に応じて表示される広告は当たり前で、話題の商品を検索しただけで、行く先々のウェブサイトでその商品の広告がしつこく表示されます。「買え、買え」としつこく迫られているようで不快な気分にもなります。

また、昔からある広告表示の1つにポップアップ広告(pop-up ads)というものがあります。訪問したウェブサイトとは別に意図しないウィンドウが開き、広告が表示される仕組みです。使用しているブラウザによってはこのポップアップ広告を表示しない機能が実装されていたりしますが、ネットは広告で成り立っているビジネスですから、様々な広告手法が次から次へと産み出され、ユーザーを襲います。

このようなインターネット広告について、広告そのものをブロックするという試みがあるそうで、グーグルの有名なブラウザであるChromeでは実装が検討されているという記事が目に留まりました。


Alphabet Inc.’s Google is planning to introduce an ad-blocking feature in the mobile and desktop versions of its popular Chrome web browser, according to people familiar with the company’s plans.

The ad-blocking feature, which could be switched on by default within Chrome, would filter out certain online ad types deemed to provide bad experiences for users as they move around the web.

Google could announce the feature within weeks, but it is still ironing out specific details and still could decide not to move ahead with the plan, the people said.

Unacceptable ad types would be those recently defined by the Coalition for Better Ads, an industry group that released a list of ad standards in March. According to those standards, ad formats such as pop-ups, auto-playing video ads with sound and “prestitial” ads with countdown timers are deemed to be “beneath a threshold of consumer acceptability.”
(Jack Marshall. Google Plans Ad-Blocking Feature in Popular Chrome Browser. The Wall Street Journal. April 19, 2017.)


ところで、インターネット広告の標準を定めようという動きがあるそうですが、それを主導している団体が定める「不快な広告手法」というものが記事に列挙されています。

その中に、


prestitial ads


というものが出てくるのですが、これは一体どのような広告(手法)なのでしょうか?

"prestitial"と引用符付きで用いられていることからも想像がつくのですが、この"prestitial"という単語は辞書に載っていません。

色々調べていると、"prestitial ads"と並んで、"interstitial ads"というものも存在するらしいことが分かりました。この"interstitial"という単語はご存知の方も多いのではないでしょうか。

"interstitial"という単語を見たのは生物学や生理学のコンテクストではないかと思いますが、「細胞間の」、「間質の」という意味の形容詞で、つまり、”間(あいだ)にある”、という意味です。

"interstitial ads"に話を戻すと、これはウェブサイトの記事が複数ページに分かれていて、読み進めるうち、ページをまたぐタイミングで表示される広告のことを指すようです。つまり、記事の途中、間(あいだ)に表示されるよう設定された(interstitialな)広告(ads)ということなんですね。

"prestitial"は恐らくこの"interstitial"から新たに作られた単語だと思われ、間(あいだ)を表す接頭辞inter-に代わり、pre-が使われていることから、「前に」という意味合いとなるものと思われます。

つまり、"interstitial ads"が途中に挿入される広告であるのに対して、"prestitial ads"は目的のウェブサイトのコンテンツが表示される前に挿入されている広告です。

記事では、"prestitial ads with countdown timers"とありますが、これはよくある、見たくもない広告動画が再生され、一定の時間経過した後、「閉じる」ボタンをクリックするとようやく目的の記事やコンテンツが表示されるというものですね。

仕方がないとはあきらめつつも、やはり広告はないほうがいいに決まっていますが・・・。


2017年4月19日水曜日

靴ひもはなぜ解けるのか ― bunny ears

靴ひもというものはなぜ歩いている最中に解けてきてしまうものなのか、という疑問をくそ真面目に、かつ科学的に検証したという記事を興味深く読みました。


The scientific evidence is now clear: we all tie our shoelaces wrong.

America’s epidemic of untied shoes can be blamed in part on faulty shoe-tying technique, according to rigorous experiments in a newly published study. But there is also a more insidious culprit: The mere act of walking loosens even a beautifully knotted lace and quickly leads to the grim fate the study’s authors call “catastrophic knot failure.”

(中略)

The testing showed not all knots are equal. Shoelaces tied the conventional way, using the "bunny ears" technique taught to kids, failed every time they were tested at the maximum weight. The team labeled this the “weak knot.” But the so-called “strong knot” came apart in only half of the 15-minute lab trials at the maximum weight.
(Traci Watson. You're tying your shoes wrong: Bad knots, walking untie laces. USA Today. April 11, 2017.)


実験によれば、歩く時には足に荷重がかかり、かつ腕ふりと共に足がスイングすることにより、どうしても結びは解ける運命にあるようです。

ところで、靴ひもの結び方には色々な種類があることをご存知でしょうか?

最も代表的なもので、子供の頃親から教わるスタンダードな結び方は「蝶々結び」ではないでしょうか?では、「蝶々結び」を英語で何と言うのでしょう?

答えは引用した記事に出てくるのですが、


bunny ears (technique)


というそうなんですが、これは紐を結ぶ際にできる左右の”わっか”をウサギの耳に見立ててのことです。

実験によればこの"bunny ears technique"(蝶々結び)が最も解けやすいのだそうです。


2017年4月18日火曜日

パンフレット

仕事で書類をレビューしている際に、


panflet


という単語を目にして、明らかなスペルミスに、「ちゃんと辞書を引け!」と心の中で思わず毒づいてしまいました。

読者の皆さんは当然(!?)正しいスペル、


pamphlet


をご存知でしょう。

ところで、パンフレットはなんで"pamphlet"なんでしょうか?この単語の興味深い語源については今日辞書を引くまで知りませんでした。

American Heritage Dictionaryによると、語源欄に以下の解説があります。


Middle English pamflet, from Medieval Latin pamfletus, from Pamphiletus, diminutive of Pamphilus, amatory Latin poem of the 1100s, from Greek pamphilos, beloved by all : pan-, pan- + philos, beloved.


"pamphlet"は、Pamphilusに由来しているそうなのですが、これはラテン語の詩のタイトル"Pamphilus seu De Amore"(英訳すると、Pamphilus, or about love)という、愛に関する詩だとういことです。(恋愛指南的な内容でしょうか!?)

この詩は中世に人気を博したらしく、多くの複製本が出回ったそうですが、多数印刷されて配布される現代のパンフレットの原義となったようです。

また、"Pamphilus"という単語は、pan- (all)とphilos- (love)という、英語学習者にとっては馴染みのあるギリシャ語の語幹からなっており、これを覚えておけば、パンフレットの単語スペルも間違うことなし(!?)ですね。


2017年4月17日月曜日

cyber-sabotage

核実験強行を表明している北朝鮮と、強行なら先制攻撃も辞さないと警告しているアメリカにより朝鮮半島情勢の緊張が高まっていますが、この週末にでも核実験が強行ならされるのではないかと思われていたところ、北朝鮮はミサイルを発射しました。

幸いにも(!?)ミサイルを発射は失敗に終わったようなのですが、これについてはアメリカを刺激しないようにわざと失敗させたという見方と、アメリカ側が北朝鮮にサイバー攻撃を仕掛けて失敗に終わらせたという見方があるようです。


Deputy National Security Adviser K.T. McFarland on Sunday declined to say whether the U.S. cyber-sabotaged North Korea’s failed missile launch, saying only that it was “a fizzle.”

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“You know we can’t talk about secret intelligence and things that might have been done, covert operations,” McFarland told “Fox News Sunday.” “I really have no comment.”

Still, McFarland, a former Fox News contributor, said the failed non-nuclear missile test Sunday by the rogue nation was one of about 30 failed attempts and that cyberwar is now a big part of the geo-political landscape.

“I do think we are entering a whole new era, not just with North Korea but with everybody,” she said, amid speculation the U.S. foiled the launch with a cyber-attack.
(McFarland 'no comment' on reports US sabotaged North Korea missile launch, calls launch a 'fizzle.' Fox News. April 16, 2017.)


サイバー攻撃をという日本語には、"cyber attack"という英語がすぐに思い浮かびますが、引用した記事では


Cyber-sabotage


という表現が使われていますね。

"Sabotage"というと、日本語でサボる(怠ける)という表現の語源になっているというのが大方の理解ですが、原義は」「攻撃する、破壊する」という意味であることは以前取り上げました。

フランス語でsabotというのは木靴を指すそうですが、その木靴を工場の機械に投げ込んで破壊する労働闘争からsabotageの語源とされているそうですが、確証がないと言われています。


2017年4月14日金曜日

変節 ー whiplash

トランプ米大統領によるシリアの爆撃、北朝鮮に対する先制攻撃の警告、中国への圧力・・・、等々、国際情勢が激しく動いています。

シリア問題ではロシアとの対決が鮮明となるなど、昨年の大統領選ではロシアとの蜜月関係が噂されていたのとは対照的です。

トランプ氏は衝動的なタイプなので、考えや立ち位置がコロコロ変わるという評論家もいます。


WASHINGTON — Three months in office, President Trump is giving the world policy whiplash.

A week after ordering a missile strike on Syria — in stark contrast to the position he took as a private citizen in 2013 — the still-new president is now reversing himself on a host of issues, from Russia to NATO, from Chinese currency valuation to the worthiness of the Export-Import Bank.

All presidents change positions once they get into office and receive more information, but Trump's pace "is still pretty remarkable," said political scientist Nicole Renee Hemmer, an assistant professor at the University of Virginia's Miller Center.

"We’ve had plenty of evidence over the past year and a half that Trump is a man of impulses more than a man of doctrine," she said, "which makes his policies much more pliable than most politicians."
(David Jackson. Trump changes more and more positions as his staff tries to explain why. USA Today. April 13, 2017.)


引用した記事の中で、


whiplash


という単語が使われています。

"whiplash"を辞書で引くと、むち(鞭)のしなやかな部分、とか、むち打ち症、と載っていますが、記事のコンテクストではピンと来ない意味合いのように思われます。

内容からして、立場や主張を簡単に変えてしまうトランプ氏の性格を"whiplash"と言っているのだと想像するのですが、そのような意味が辞書に載っていないのです。

むち(鞭)を巧みに扱う者ではありませんが、むちをふるってその先がどこに向かうのかはコントロールが難しいというか、よく分からないところがありますよね。

そんな動きを"whiplash"に込めた用法なのかと思ったりします。

普通の辞書には載っていない用法と見え、ネット検索ではUrban Dictionaryという、スラングが豊富なオンライン辞書に以下のような説明を見つけることができました。


When a friend is who normally associates with you acts could to you for no apparent reason and it makes your head spin, hence, whiplash.
(Urban Dictionaryのサイトから引用)


つまり、親しくしていた相手がいきなりつれなくなってしまったような場合の豹変ぶりを"whiplash"というようです。

日本語では「変節」という表現もあたるでしょうか。


2017年4月13日木曜日

但し・・・ ― asterisk

トランプ米大統領の妻メラニアさんについては、イギリスのタブロイド紙Daily Mailがイヴァンカさんを中傷する記事を掲載し、裁判沙汰になっていました。

この度、記事が名誉毀損であると認められ、Daily Mailが賠償金を払うことで決着したようです。


Donald Trump said that when he became president, it would be easier to sue media companies “and win lots of money.” As if on cue, first lady Melania Trump recovered a reported $2.9 million in a libel suit Wednesday, Day 82 of her husband's presidency.

The victory came with a huge asterisk, however: The settlement was approved by a court in England, where libel protections for journalists are far weaker than in the United States.

The lawsuit centered on an article published last summer by the Daily Mail tabloid, part of which addressed an unsubstantiated report in a Slovenian magazine that Melania Trump had doubled as a sex worker early in her modeling career.
(Callum Borchers. Trump just scored a victory over the media, but it came with a huge asterisk. The Washington Post. April 12, 2017.)


一見トランプ氏側の勝利に見えますが、記事では、


The victory came with a huge asterisk


とあります。

この"a huge asterisk"とはどういう意味でしょうか?

"asterisk"というのは、お馴染みのアスタリスクマーク(*)のことです。日本語では米印(※)というものがありますが、大抵本文とは別に注釈がついている場合に使われる記号です。つまり、但し書き、ということです。

Merriam-Webster Dictionaryの定義にある説明を引用しましょう。


the character * thought of as being appended to something (such as an athletic accomplishment included in a record book) typically in order to indicate that there is a limiting fact or consideration which makes that thing less important or impressive than it would otherwise be


ちょっと長い定義ですが、ポイントは"to indicate that there is a limiting fact or consideration which makes that thing less important or impressive than it would otherwise be"という部分で、つまり内容の正当性や価値に疑問符がつく、という意味です。

今回の名誉毀損の訴訟で言えば、判決はロンドンの裁判所でトランプ氏側の主張が認められ、賠償金の支払いが命じられたとのこと。一方、アメリカでは訴訟の請求が棄却されており、背景として記者の名誉毀損リスクに対する保護の考え方に英米で差異があるということのようです。

2017年4月12日水曜日

cop

記事の引用からどうぞ。


Cosmopolitan cops flak for weight loss article featuring woman with cancer

Cosmopolitan magazine in the US is attracting backlash after tweeting out a weight loss success story with the headline, 'How this woman lost 44 pounds without *ANY* exercise*'.

So what was her secret? Um. It was cancer. Well, kind of.

As one might predict, the story - which featured 31-year-old Melbourne woman Simone Harbinson telling her story of losing nearly 20kg after she was no longer able to exercise in the way she used to, following on from suffering a severe kidney infection, a partial lung collapse and a malignant carcinoid tumour of the appendix - went down like a cup of curdled protein shake on social media.
(Annie Brown. Cosmopolitan cops flak for weight loss article featuring woman with cancer. Sydney Morning Herald. April 12, 2017.)


"Cosmopolitan"というのは雑誌の名前ですが、ヘルス関連の専門誌なのでしょうか、その雑誌が取り上げた記事が問題になっています。

がん患者が体重を20キロも減らしたというストーリーを取り上げたものですが、癌とその関連症状により食べられなくなったために体重が減ったにも関わらず、努力せずしてやせる方法として癌に罹ることを前面に押し出したような記事を提供していたという、何ともお粗末な話です。

記事のタイトルに、


Cosmopolitan cops flak for weight loss article featuring woman with cancer


とありますが、"flak"の意味は知っていたので、タイトルの大まかな意味としては掴めたのですが、"cop(s)"が分かりませんでした。

どうしても「警察官」の意味が浮かんでしまうからですが、"cop"という動詞には獲得するという意味を始めとして、捕まえる、手に入れる、など多くの意味があるということが辞書を引いて分かったのです。

記事のコンテクストでは、"cops flak"であり、これは、


(罰や報いなどを)受ける


という意味合いとなります。

語源欄を見ると、ラテン語のcapere、すなわち「取る」という意味から来ており、英単語のcatchと同語源であることを考えると納得です。

ちなみに、警察官という意味の"cop"も同語源なのですが、こちらは泥棒を捕まえる人、ということですね。


2017年4月11日火曜日

空気が読めない ー tone-deaf

アメリカの大手航空会社のユナイテッド航空がシカゴ発のアメリカ国内線で中国人乗客を引きずり降ろしたニュースが炎上しています。

飛行機をよく利用する方には経験があるt思いますが、まれに出発前のアナウンスで、満席便で次の便に振り替えてもいいという乗客を募集するものがありますが、同便は同じような状況だったようです。

4名の乗客を「振り替え」にしなければならなかったところ、4人目の乗客が聞き入れず、セキュリティスタッフが医師であると主張する中国人を無理矢理引きずり下ろそうとしたという一部始終が問題になりました。

写真では当該乗客が流血しており、また文字通り通路を引きずられている様子が写っています。

条約が中国人ということで「振り替え」の対象になったという見方もあり、外交問題に発生しそうな勢いです。


The flying public may be furious at United Airlines, but their CEO thinks things are going just fine.

United boss Oscar Munoz, unfazed by the criticism, sent a tone-deaf e-mail to employees Monday that defended the staff’s actions and called the passenger “disruptive and belligerent.”

In the message to staff, which leaked publicly according to several reports, Munoz said he “emphatically” stands behind his staff and commended them for going “above and beyond.”
(Todd Venezia. Tone-deaf United CEO thinks things are going just fine. New York Post. April 11, 2017.)


ところが、ユナイテッド航空のCEOは事件に対して、乗客に詫びるどころか、同社スタッフをかばうような社内文書を出しており、これについても批難が噴出している模様です。

"tone-deaf"というのは、音痴という意味なのですが、ここでは日本語でよく言う、「空気が読めていない」というような意味合いでしょうか。

American Heritage Dictionaryでは以下のような定義が見えます。


Unable to appreciate or understand the concerns or difficulties of others; out-of-touch


このCEOは明日くらいには辞任の発表をしているかも知れません。


2017年4月10日月曜日

olfactory molestation

お隣さんは今夜はカレーみたい、と分かってしまうのはキッチンから外気を通してカレーのにおいが漂ってくるからですが、人によってはあの漂ってくるにおいというのは受けつけられないのでしょうか。

私などはあまり気にならず、むしろカレー食べたいな、などと食い意地が張っております(笑)

ただ、においに対する感覚というものは人それぞれですから、トラブルにもなることはあり得るでしょう。

イタリアで、隣人の料理のにおいに対する差し止めの判決が出たということですが、ちょっとびっくりですね。


Cooking may be a national passion, but Italians who allow the pungent aroma of a simmering pot of pasta sauce or a vat of deep fried fish to waft into a neighbour’s home are committing a crime, the country’s highest court has ruled.

In the best traditions of legalese the world over, the Court of Cassation in Rome even came up with a term for the offence – “olfactory molestation”.

The ruling emerged from a long-running battle between neighbours in an apartment block in the town of Monfalcone on the Adriatic coast, close to the border with Slovenia.
(Nick Squires. Stinky cooking odours constitute a crime, Italy's supreme court rules. The Telegraph. April 5, 2017.)


判決では、料理の際に発生する強いにおいを近所に漂わせることを罪であると認定しました。

その名も、


olfactory molestation


ということなのですが、"olfactory"とは嗅覚に関するという意味で、"molestation"は虐待、ハラスメント、痴漢などと訳されます。

最近いろんなハラスメントが取り沙汰されますが、料理のにおいもハラスメントの一種になってしまうんでしょうか。

世知辛い世の中ですね・・・。


2017年4月7日金曜日

showdown

アメリカでトランプ政権とツイッター社が全面対決の様相です。

事の起こりは、国土安全保障省(Department of Homeland Security)がツイッター社に対して、トランプ大統領に批判的な投稿を繰り返しているあるユーザーの個人情報を提供するよう迫ったことに始まります。

当然と言いますか、ツイッター社はプライバシー保護を理由に政府の要望をはねつけました。


Twitter filed a lawsuit Thursday to block an order from the Department of Homeland Security that seeks to reveal the user of an account who has been critical of the Trump administration's immigration policies.

Tweets from the account -- @ALT_uscis -- indicate that it is run by someone who is an employee of the U.S. Citizenship and Immigration Services division of Homeland Security.

Free speech advocates said the DHS order appeared to be the first time the government has attempted to use its powers to expose an anonymous critic -- a development that, if successful, would have a "grave chilling effect on the speech of that account" as well as other accounts critical of the U.S. government, Twitter said.

DHS is "unlawfully abusing a limited-purpose investigatory tool" to find out who is behind the @ALT_uscis account, according to Twitter's court filings.

DHS spokeswoman Jenny Burke declined to comment, citing the pending litigation.

The case sets up a potential showdown over free speech between Silicon Valley and Washington, which has tussled over whether tech firms can resist government orders seeking the identity or personal information from criminals and suspected terrorists.
(Hayley Tsukuyama. The government is demanding to know who this Trump critic is. Twitter is suing to keep it a secret. The Washington Post. April 6, 2017.)


ユーザーの批判的な投稿の内容から、同省の職員の可能性が示唆されるということもあるようですが、本人を特定することになれば言論の自由に対して政府が圧力を行使するということになるわけで、当然批判を浴びることになるものと思われます。

ツイッター社はこの問題を法廷の場に持ち込んだものですが、言論の自由と政府による監視の是非を巡って行方が注目されます。日本でもテロ等準備罪の法案を巡って与野党の言論が喧しいですが、どうなるのでしょうか。

さて、今日の1語。

"showdown"というのは、「決定的な対決」(ランダムハウス英和辞書)という訳がされていますが、ここでは一(1)IT企業と政府が法廷で対決することを指しています。

なぜ、"showdown"なのか?

"showdown"とは元々トランプのポーカーゲームにおいて、最後に自分の持ち札を場にひろげて誰が勝ったかを確認することを意味します。

つまり、"showdown"によって勝ち負けがはっきりするということなんですが、これが発展して比喩的な意味で用いられるようになったものです。


2017年4月6日木曜日

the Yellowhammer state

米国の各州には正式な州名とは別に愛称があるということを以前取り上げたことがありますが覚えておられますでしょうか?

例えば、ジョージア州はPeach stateと呼ばれます。

下記にあるように、アラバマ州は"Yellowhammer state"と呼ばれます。


Having a stressful day? Rest assured you likely don’t have it as bad as Alabamians — unless you live in the Yellowhammer state, that is.

A new study released by WalletHub reveals Alabama is the most stressed-out state in the country. Compared to folks in other U.S. states, Alabamians on average have less access to mental health care, possess the lowest credit scores, and log the least sleep.
Following Alabama as the most stressed states were Louisiana, Mississippi, West Virginia and Kentucky. Meanwhile, the least stressed states were Minnesota, North Dakota, Iowa, South Dakota and Utah.
(Alabama is the most stressed US state — where does yours rank? Fox News. April 5, 2017.)


不名誉なことに、アラバマ州は最もストレス度が高い州にランキングされてしまったということです。

さて、"Yellowhammer"というのはキツツキの一種で、南北戦争時にアラバマ州の兵隊の兵服には目立つような黄色い布地が襟や袖の部分に施されていたそうです。このことから、アラバマの兵隊は"Yellowhammer"と呼ばれるようになったのだとか。

写真にみるYellowhammerは目立って黄色いものもあれば、あまり黄色っぽくないものもありますが・・・。


2017年4月5日水曜日

haircut

トランプ大統領は実は親ウォールストリート、つまり金持ち優遇と言われていますが、やはりそうだったのかと思わせられる記事です。

トランプ氏はオバマ政権時代に導入された銀行に対する規制を緩和すると公言しています。


President Donald Trump has promised sweeping reforms to "horrendous" US banking regulations that were introduced after the financial crisis.

"We're going to do a very major haircut on Dodd-Frank," he said, referring to the Wall Street and consumer protection rules Barack Obama enacted in 2010.

Dodd-Frank aimed to prevent banks taking on too much risk and to separate their investment and commercial arms.

But Mr Trump said he wants "some very strong" change to help the bank sector.

"We want strong restrictions, we want strong regulation. But not regulation that makes it impossible for the banks to loan to people that are going to create jobs," the president told a group of about 50 business leaders at a White House meeting.
(Donald Trump tells banks he will give laws a 'haircut.' BBC News. April 5, 2017.)


記事中、興味深い表現が使われています。タイトルにまず着目すると、


give laws a 'haircut


とありますね。"haircut"とは散髪の意味ですが、ここでは恐らく変更とか改革とかの意味になると想像がつきます。

本文中ではトランプ氏の発言が引用されており、


We're going to do a very major haircut on Dodd-Frank


と出てくるのですが、このDodd-FrankというのはDodd–Frank Wall Street Reform and Consumer Protection Act(ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法)を指すそうです。

ここでも"haircut"が使われており、同法に対しての"haircut"ということは、法改正の意であると解釈できます。

一方、辞書に見る"haircut"には、散髪以外の意味では、


短期の留置; 3~5年の禁固
(ランダムハウス英和辞書)


という俗語の意味が載っているのですが、改正や改革といった意味は見当たりません。

記事中、下記のような部分もあります。


Mr Trump had promised during his election campaign to relax rules on big banks, and subsequently ordered a review of the industry's regulations.
(ibid.)


今回の"haircut"とは"to relax rules"であることは明らかです。考えてみれば散髪は髪がのびたから切るということで、"haircut"の比喩的な意味合いとしては、余計なものを取り去る、即ち、簡素化や緩和、といった意味合いになろうかと思われます。


2017年4月4日火曜日

obesity paradox

少しくらい太っている方がむしろ健康・・・。

こういった言説を耳にしたことがある方は多いと思います。食事制限やらカロリー、塩分コントロールなどに執着しがちな健康ブームをよそ目に、むしろ少し余計に脂肪があるくらいが心臓病や糖尿病などに罹るリスクが低い、というものです。

太っているよりかは痩せている方がいいに決まっていると誰もが思うところ、その逆だということで、これを"obesity paradox"というそうです。

しかし、最近の研究ではこの"obesity paradox"を否定する向きが出ているそうです。


Bad news, overweight Americans. There’s no survival advantage to carrying a few extra pounds, the latest research suggests.

The study, published Monday in Annals of Internal Medicine, casts doubt on the popular idea, supported by some previous studies, that people who are overweight but not obese live longer than their thinner peers. Those previous studies also found that even mild obesity might not raise death rates, despite links to heart disease, diabetes and cancer – the so-called “obesity paradox.”
(Kim Painter. A little extra fat is not a survival advantage, study says. USA Today. April 3, 2017.)


上記の引用はつい先日のUSA Today紙からのものですが、4年前の同紙は全く反対の立場の記事、即ち"obesity paradox"が存在するとの内容を載せています。


Folks who are just slightly overweight but have resolved to lose weight in the new year may give their plans second thoughts in the wake of a controversial new federal analysis.

People who are overweight by up to 30 or so pounds have a slightly lower risk of early death than those at a normal weight, the government analysis finds.
(Nanci Hellmich. Study: A few extra pounds may cut risk of early death. USA Today. January 1, 2013.)


マスコミなんていい加減なものですね・・・。


2017年4月3日月曜日

iPhone充電器で感電リスク ― prong

iPhoneの充電器であわや感電死しそうになった、という衝撃のニュースです。

(ちなみに記事の日付が4月1日となっていますが、エイプリルフールの類ではありません!?)


When Wiley Day fell asleep on March 22, his iPhone was not far away. Like so many others, he had grown used to keeping his phone with him in bed, via an extension cord, as it charged overnight.

The 32-year-old Huntsville, Ala., man would soon regret that habit.

The next morning, Day woke up and rolled over. As he did so, a dog-tag necklace that he was wearing happened to catch on the exposed prongs of the charger head, which had come loose from the extension cord.

The metal chain suddenly became a conductor for the electricity — and it traveled straight to Day's neck.
(Amy B Wang. A man fell asleep with his iPhone charging in bed. It nearly electrocuted him. The Washington Post. April 1, 2017.)


被害者男性はiPhoneをベッド脇で充電していたようですが、身に着けていた金属製のネックレスと外れかかっていた充電器のコネクタ部分が接触したために、ネックレスを通して感電し、首周りと手にやけどを負うなど、重傷だそうです。

さて、"prong (of charger head)"という部分が出てくるのですが、"prong"を辞書で引くと、


(フォーク・熊手などの先のとがった)叉


とあります。

画像検索では、恐らく"prong"というのは電源プラグの先の部分(日本式で言えば2つ突き出ている金属部分)を指していると思われます。

被害男性のベッドと充電器位置の関係など詳細は分かりませんが、ネックレスが"the exposed prongs of the charger head"と接触したということですから、電源プラグから外れかかったところに運悪くネックレスが触れたのかもしれませんが、"which had come loose from the extension cord"と補足があることからすると、延長ケーブルから外れたコネクタ部分のことを指している可能性もあります。


2017年3月31日金曜日

fell

トランプ政権の副大統領を務めるMike Pence氏は妻以外の女性と二人きりになることを避けているそうです。

Billy Graham ruleと呼ばれる宗教上の節制を示したものが存在するそうですが、Pence氏はこれを踏襲していると見られています。


A story about Billy Graham goes something like this: In 1949 or 1950, after one of his famous evangelistic meetings, Graham returned to his hotel room to find a naked woman lying on his bed, ready to seduce him in an attempt to destroy his ministry. Graham, cautious and humble as usual, fled the hotel room and immediately implemented a rule that would come to bear his name: From that day forward, Graham would not travel (including by car), eat or meet alone with a woman other than his wife, Ruth.

The Billy Graham Rule was soon adopted by evangelical pastors and business executives. Men in positions of influence wanted to “flee from sexual immorality” and be “above reproach” (both biblical commands), as well as abstain from “every appearance of evil.” Aware of how many Christian leaders have been felled by sexual immorality, many of these men were taking sincere steps to guard their marriages from infidelity and their hearts from lust.
(Laura Turner. The religious reasons Mike Pence won’t eat alone with women don’t add up. The Washington Post. March 30, 2017.)


Billy Graham ruleの成り立ちについては上記の引用にある通りですが、聖職者たるもの、女性関係には十分注意しなければならないというところでしょうか。

さて、目を引いたのが、


many Christian leaders have been felled by sexual immorality


というくだりなのですが、"felled"は動詞"fell"に過去分詞形の語尾-edがついたものだと分析できますが、果たして動詞"fell"なんてあったのか?と思いました。

あえて持ち出すまでも無く、


fall - fell - fallen


という、動詞"fall"の活用形は中学英語(!?)レベルです。

つまり、"fell"は動詞"fall"の過去形であるというのが常識ですが、果たして動詞"fell"はちゃんと存在しているのでした。

しかも、動詞"fall"と関連しており、"fall"の使役形としての意味です。 

またしても勉強不足を恥じた次第です。


2017年3月30日木曜日

human waste

コカ・コーラに異変!?です。


Police have launched an investigation after “human waste” was found in a shipment of Coke cans.

The grim find was made at the Knockmore Hill facility in Lisburn, Ireland — but Coca-Cola has confirmed that none of the products on sale at the moment are affected.

A massive cleanup had to be performed after the shipment arrived from a German supplier the Irish facility had not worked with previously.

A source told the Irish Independent that it was "absolutely horrible, and the machines had to be turned off for about 15 hours to be cleaned.
(Ryan BcBride. 'Human waste' found in Coca-Cola cans at Ireland Coke factory. New York Post. March 29, 2017.)


"human waste"なる表現が出てきますが、"waste"には排泄物の意味があり、"human waste"とは人の排泄物そのものを指しています。

その"human waste"がコカ・コーラの缶から認められた、とはとんでもない話です。


2017年3月29日水曜日

hellbent

インターネット利用のプライバシー保護についての記事です。引用をどうぞ。


Republican senators moved Thursday to dismantle landmark internet privacy protections for consumers in the first decisive strike against telecommunications and technology regulations created during the Obama administration, and a harbinger of further deregulation.

The measure passed in a 50-to-48 vote largely along party lines. The House is expected to mirror the Senate’s action next week, followed by a signature from President Trump.

The move means Verizon, Comcast or AT&T can continue tracking and sharing people’s browsing and app activity without permission, and it alarmed consumer advocates and Democratic lawmakers. They warned that broadband providers have the widest look into Americans’ online habits, and that without the rules, the companies would have more power to collect data on people and sell sensitive information.
(Kevin Drum. Republicans Are Hellbent on Killing Off Internet Privacy Protections. Why? Mother Jones. March 24, 2017.)


アメリカでは通信プロバイダが利用者の同意無くウェブ閲覧履歴などを収集することを禁じていますが、共和党はプライバシー保護の廃止(ある意味規制緩和でしょうか)を主張しているようです。

なぜ共和党はそのような主張するのでしょうか?よく分かりませんね。


This kind of thing genuinely puzzles me. It's not unexpected, but I still can't figure out why Republicans are so hellbent on doing this.
(ibid.)


記事のタイトルでも使われている単語に、


hellbent


があります。初めて見る単語でしたが、これは、「血まなこになって~しようとしている」というような意味だそうです。

つまり、共和党は血まなこになってインターネット上のプライバシー保護を廃止しようとしている、廃止しようと躍起になっている、ということなんですが、見方としてはプライバシー保護措置の継続を主張する民主党への対抗一点張りという見方もあるようです。

"hellbent"は"hell"(地獄)と"bent"(方向、志向)に分解されますが、ここでの"hell"は強意としての用法と思われます。


2017年3月28日火曜日

cronyism

日本の安倍内閣が以前「お友達内閣」と揶揄されたことがありますが、アメリカのトランプ政権でも似たような批判はあるようです。

トランプ大統領がFDA(医薬食品局)長官に任命したGottlieb氏は製薬メーカーと切っても切れない結びつきがあるということで疑問視されています。


Shortly after taking office, President Trump told pharmaceutical CEOs visiting the White House that he would accelerate drug approvals by eliminating 75 to 80 percent of the regulations enforced by the US Food and Drug Administration. “Instead of it being 9,000 pages, it’ll be 100 pages,” he said. Slashing those rules could fall to Scott Gottlieb, the president’s pick for FDA commissioner.

As with so many Trump nominees, expect Democrats to press the 44-year-old physician on his conflicts of interest when he appears before the Senate for confirmation. Gottlieb’s deep ties to the industry he would regulate go back more than decade, and he currently serves on the board of three pharmaceutical companies.

(中略)

But Democrats worry Gottlieb might use his authority to push through products developed by his pharma pals. Cronyism aside, would that be such a bad thing? The companies he’s worked with do vital work that few others can afford to do.
(Trump's FDA Pick Has Friends in Big Pharma. But Who Doesn't? Wired. March 22, 2017.)


身内をえこひいきすることを表現するのに、


cronyism


という単語があります。

日本語では、縁故(採用)、とか判官びいきといった表現がありますが、"cronyism"の"crony"とは親友や幼なじみを意味する単語で、ギリシャ語で時を意味するchrono-に由来しています。

長く続いている、同じ時を過ごした~、ということから、友人や身内、幼なじみという意味に発展したもののようです。そう言えば日本語でも「同じ釜の飯を食った」という表現がありますね。


2017年3月27日月曜日

搭乗拒否で炎上 ― spandex

アメリカのユナイテッド航空がレギンス着用の女性客の搭乗を拒否したことで批判されています。

レギンスがドレスコードに違反しているというのが理由だったそうですが、他の乗客が目の遣り場に困るようなセクシーなものだったのでしょうか?

この話題がツイッターに投稿された結果、ユナイテッド航空は有名人からもツイッター上で批判を浴びる事態となり、いわゆる「炎上」となっているようです。


For many women, leggings are a staple of their jet-setting uniform. So it came as a surprise to athleisure lovers on Twitter that United Airlines prevented two girls from boarding a flight Sunday from Denver to Minneapolis, just because they were wearing spandex.

The incident captured the attention of social media after it was witnessed by the founder of Moms Demand Action, Shannon Watts, who tweeted that two girls in "normal and appropriate" leggings were prevented from boarding, while a third pulled on a dress over her leggings before being allowed on the plane. United's reason for for denying them entry? The girls "were United pass riders who were not in compliance with our dress code policy for company benefit travel."
(Carly Mallenbaum. No leggings on flights? Celebs blast United for 'terrible' dress code. USA Today. March 26, 2017.)


記事のタイトルでは、"leggings"(レギンス)となっていますが、本文中では、


wearing spandex


とあります。

「スパンデックス」というのはレギンスの一種のようですが、辞書を引くとそもそもは伸縮性が売りの合成繊維の名称だということです。ちなみに、ランダムハウス英和辞書では、商標名となっていますが、商標名ではないそうです。

Merriam-Webster Dictionaryでは解説があり、"spandex"とは"expands"(拡がる、つまり伸縮性があるとの意と思われます)のアナグラム(日本語では転綴語という難しい単語がありますが、要は文字を並べ替えたもの)です。


2017年3月24日金曜日

キワドイ ― push the boundary

インスタグラム(Instagram)は、主に写真などを共有するソーシャルネットワークサービスと勝手に理解していますが、私自身は使ったことはなく、最近フェースブックに買収されたということを聞いたことがあるくらいです。

そのインスタグラムが、投稿されるコンテンツの内容を判別して処理をする、つまり"sensitive"なものはぼかし処理(blurring)を行い、不用意なユーザーの目に触れないようにするということを始めたそうです。


Instagram has always been all or nothing when it comes to boundary-pushing photos and videos: either they made it through the company’s censors, or they got removed from the service. But that’s about to change.

Starting soon, the app will begin blurring out photos and videos that contain “sensitive” content. If someone reports a post and Instagram’s moderation team agrees that it’s “sensitive,” the image will appear blurred out and with a warning on top of it reading: “This photo contains sensitive content which some people may find offensive or disturbing.” You’ll have to tap a button before seeing the post.

But what counts as “sensitive?”

Instagram provided some clarity on what qualifies as “sensitive” in emails to The Verge. The company said that, at first, it’ll primarily be focused on posts that depict violence. “Examples include animal rights groups that share content to expose animal testing conditions or animal abuse, or content that raises awareness of humanitarian crises around the world (famine, impact of war on local communities),” the company wrote.
(Jacob Kastrenakes. Instagram will begin blurring ‘sensitive’ posts before you can view them. The Verge. March 23, 2017.)


さて、気にかかった表現に、


boundary-pushing photos and videos


というものがあります。これは初めて見る表現です。

ここで、"boundary-pushing"は"sensitive"と同様の意味合いで用いられていることは分かりますが、辞書を引いても載っていません。

グーグル検索すると、"push the boundary (boundaries)"というフレーズがあるようです。このフレーズを解釈すると、境界(boundaries)を押し広げる(push)ということなのですが、この"boundaries"には様々なものがあります。

インスタグラムの例で言えば、写真やビデオの内容について、どこまでが許容されるのか、という"boundaries"になるでしょう。具体的に言えば、猥褻かそうでないか、暴力かそうでないか、等々、の判断ということです。

これらの判断に際して誰しもが判断基準、即ち境界を持っているものですが、この境界をややもすれば押し広げる結果となるかもしれないような内容が、"boundary-pushing"ということになるかと思います。

そして、日本語では「キワドイ」写真などと表現することがありますが、"boundary-pushing"はまさに「キワドイ」が日本語訳に適当かもしれません。


2017年3月23日木曜日

屋台骨 ― fabric

購読している産経新聞朝刊では、トランプ大統領のツイートや発言を取り上げた「トランプ日誌」が毎日掲載されているのですが、小さな囲み記事ゆえか、トランプ氏の写真と相俟って却って目立つのでよく読んでいます。

今日の記事では、アメリカの全国農業記念日(#NationalAgDay)に寄せたトランプ氏のツイートということで、農業に従事する人たちを称えるコメントが紹介されていました。

その中で、産経の記事では、「米国の農家と牧場主」の勤勉と献身はアメリカの「屋台骨となっている」、と紹介されていたのですが、この「屋台骨」が原文ではどのようになっているのか気になり、とりあえずトランプ氏のツイートを検索してみました。(ちなみに、どうでもいいことですが私はトランプ氏のアカウントをフォローはしているわけではありません。)

以下のようになっています。


Today on #NationalAgDay, we honor our great American farmers & ranchers. Their hard work & dedication are ingrained in our nation's fabric.
(トランプ氏のツイッター(@realDonaldTrump)から引用)


つまり、"ingrained in our nation's fabric"という部分を「屋台骨となっている」と訳していることが分かったのですが、"fabric"と聞くと「織物」や衣服の生地という日本語が直ぐに思い浮かぶせいか、ピンと来ませんでした。

ここまで、通勤中の地下鉄車内のことでしたので、オフィスに着いて早速ランダムハウス英和辞書を引きました。するとやはり、織物や生地の意味が最初に出てくるのですが、続いて建物の基礎構造、といった意味があるのを確認しました。

語源欄を見ると、"fabric"はラテン語fabricaに由来し、手先の技術を要する仕事という原義から来るそうです。

一方、Merriam-Webster Dictionaryを検索しますと、"structure, building"、"framework"といった定義がまず最初に見られ、"cloth"などの定義はむしろ後の方に出てくるという違いがありました。

"framework"という定義からは屋台骨という日本語がしっくりきます。


2017年3月22日水曜日

in the soup

"in the soup"という表現をご存知でしょうか?

苦境に陥る、困ったことになる、という意味で使われます。


As a Presidential candidate, Donald Trump led a charmed existence. Whatever he said, no matter how outrageous, it didn’t seem to hurt him.

(中略)

Now things have changed. He might never admit it, but Trump has belatedly discovered a basic principle of politics: words matter. They matter so much, in fact, that they can make or break a Presidency.

(中略)

What can’t be denied is that, yet again, the White House is in the soup. The President and his aides now know that words and truth do matter. Yet they continue to act as if they are oblivious. At a press conference with Angela Merkel, the German Chancellor, on Friday afternoon, a German reporter asked Trump, “Why do you keep saying things you know are not true?” Trump didn’t answer directly. When another German reporter asked Trump about the White House citing claims that the British government bugged him, he refused to take responsibility. “We said nothing,” he said. “All we did was quote a certain very talented legal mind who was the one responsible for saying that on television. I didn’t make an opinion on it.” And, once again, Trump refused to back off the discredited claim that Obama bugged him. Looking at Merkel, whose phone the N.S.A. reportedly tapped for years, he said, jokingly, “At least we have something in common, perhaps.”
(John Cassidy. Donald Trump Finally Pays a Price for His False and Reckless Words. The New Yorker. March 17, 2017.)


ちょっと引用が長くなってしまいましたが、大統領選の時から放言、暴言を繰り返してきたトランプ氏も、大統領に就任してからはやはりその発言の重さというものに縛られざるを得ない状況であろうというのが記事の内容です。

特に、大統領選期間中にオバマ元大統領がトランプ氏を盗聴していたという一方的な主張は、結局のところ根拠の無い中傷らしいことが明らかとなり、ホワイトハウスは「苦境に立たされて」(in the soup)いるというものです。

手元にあるCollins Cobuild Dictionary of Idiomsにも"in the soup"が載っています。

気になるのは、何故"in the soup"が「トラブル」を意味するようになったのかということですが、色々当たってみたのですがどうも判然としません。


2017年3月21日火曜日

GOAT

最近略語を取り上げることが多いのですが、実は今日も略語です。

GOATと略される元の表現は、


Greatest of All Time


です。ご存知でしょうか?


We've all had Starbucks baristas who spell our names wrong on coffee cups, but Michael Phelps clearly ran into a fan when he ordered some java on Monday, March 20.

The swimming champ — who has won more medals than any other Olympic athlete in history ­— shared a photo on Instagram of three coffee cups. Phelps' cup had the words "The GOAT" inscribed on it — that's short for Greatest of All Time.

His wife, Nicole Johnson, 31, was given a cup with "Wife of GOAT," while the third cup has "Friend of GOAT" written on it.
(Kathy Campbell. Michael Phelps Had the Best Thing Written on His Starbucks Coffee Cup. US Magazine. March 20, 2017.)


マイケル・フェルプス氏といえば、オリンピックで最多のメダルを獲得したの競泳選手です。

スターバックスの店員が同氏の注文したコーヒーカップに(注文主が分かるように書き付けたIDを)"The GOAT"としたのは、「史上最高」のスイマーを称えてのことです。

ところで、英単語の"goat"にはヤギの意味がありますが、"scapegoat"などの単語にも見られるように、ヤギ(goat)自体はあまりポジティヴな意味で用いられる単語ではありません。

例えば、"the goat"というと、


a person who is blamed for a loss or failure
(Merriam-Webster Dictionary)


という意味もあります。その"the goat"が"The GOAT"へと、ネガティヴな意味からポジティヴな意味へと変容した(?)時期は定かではないようですが、"The GOAT"は、例えば、下記に引用するWall Street Journalの見出しでも使われているように、今日では定着しているものと思われます。


How GOAT (Greatest of All Time) Took Over the Olympics

Gymnast Simone Biles. Sprinter Usain Bolt. Swimmers Michael Phelps and Katie Ledecky. Over the course of the Summer Olympics in Rio, commentators bestowed all of these athletes with a four-letter designation: GOAT.

No, that’s not “goat” as in the animal or the scornful name given to someone whose poor performance causes a team to lose a game. Quite the opposite: “GOAT” is an acronym for “Greatest of All Time.”
(Ben Zimmer. Wall Street Journal. August 19, 2016.)


2017年3月20日月曜日

Meals on Wheels

"Meals on Wheels"という表現を目にしました。何のことか分からなかったのですが、記事を読むとお年寄りに温かい食事を届けるサービスとあります。


Meals on Wheels, the popular nationwide program that provides hot meals to needy seniors, has become a rallying point for critics of President Trump’s proposed budget, which slashes spending on social initiatives to beef up military spending.

But on Sunday, the Trump administration answered an emphatic "no" to the question of whether the budget would gut Meals on Wheels.

Mick Mulvaney, the Office of Management and Budget director, said that the funding source the administration seeks to eliminate — the Department of Housing and Urban Development’s community development block grants — accounts for just 3 percent of Meals on Wheels’ overall funding.
(Philip Rucker. Is Trump gutting Meals on Wheels? His budget director says no. The Washington Post. March 19, 2017.)


アメリカのトランプ政権ではこの"Meals on Wheels"の予算を削って、軍事費を増強するという見方にあったようですが、予算を担当する予算局(Office of Management and Budget)は言下に否定したようです。

ところで、"Meals on Wheels"の"wheels"が何のことか分からなかったのですが、これはお年寄りが家から出かけて食料を調達できないことから、代わりにクルマなどで食事を届けるという発想から、"wheels"はクルマのことを指しているようです。

"Meals on Wheels"のコンセプトは戦時中に遡り、元々はイギリスで軍人向けに食事を提供していたボランティアサービスだそうです。


2017年3月17日金曜日

kinky

有名人の離婚の話題には事欠きませんが、有名人に限らず、いわゆる「年の差婚」というのは離婚のリスクがあるそうです。


The age difference between you and your partner could impact the longevity of your relationship.

A study from Emory University in Atlanta showed that there was a link between a couple’s age gap and the likelihood of separation.

After looking at data from 3,000 participants, experts found that the bigger the age difference between partners, the greater the risk of separation.

Couples with a five-year gap are 18 percent more likely to split compared to those in a relationship with someone their own age.

And this rate dramatically increases as the gap widens to ten years, at a 39 percent rate of separation.

Relationships for couples with 20 years or more between them were found to break down 95 percent of the time.

Research suggests that finding love with someone of a similar age could be your best bet.
(Sophie Roberts. This is the ideal age gap if you want a relationship to last. New York Post. March 6, 2017.)


年の差が5歳以上になると離婚率が高まるという統計があるようです。やはり同年代のパートナーを見つけるのが良いという結論です。


It’s not the first study that claims to have determined a major trigger of separation.

Legal experts revealed that kinky sex is behind two thirds of divorces.
(ibid.)


離婚の原因となるのは年の差が直接の原因ではありません。むしろ、パートナーの性的志向が離婚原因の3分の2以上を占めるようです。

「性的志向」と書きましたが、記事中"kinky sex"とあり、この"kinky"というのはぶっちゃけて言うと、「変態」の意味です。

元々、"kink"という単語があり、それは「捻れ」を意味するのですが、


a clever unusual way of doing something
(Merriam-Webster Dictionary)


という意味に発展し、さらには


unconventional sexual taste or behavior
(ibid.)


と発展したようです。

現代において、"kinky"と言えばこのような意味合いで使われることがほとんどであり、あまりイメージの良い単語ではありません。

関西の私立大学である近畿大学が、その英語名称である"Kinki University"が"kinky"という単語を想起させるとして、"Kindai University"と名称変更したというのもよく知られているところです。


2017年3月16日木曜日

不当行為 ー unconscionable conduct

記事の引用から入ります。


CANBERRA, Australia (AP) — Australian author and blogger Belle Gibson, who lied about beating a normally deadly brain tumor through healthy eating, exploited public generosity by falsely claiming most of her income went to charities, a judge said Wednesday.

Federal Court Justice Debra Mortimer ruled that Gibson’s deceptive and misleading claims about her charitable donations from the sales of her cook book “The Whole Pantry” and a related app constituted unconscionable conduct under Australian law.

“All Ms. Gibson’s marketing of herself and her company projected the image of a successful, booming enterprise with a wholesale dedication to charitable giving,” Mortimer wrote in her judgment.

But despite Gibson saying “a large part of everything the company earns is now donated to charities,” only 10,000 Australian dollars ($7,600) of the earnings of AU$420,000 from her company Inkerman Road Nominees went to charity.
(Australian author found guilty of unconscionable conduct. Associated Press. March 15, 2017.)


"unconscionable"という見慣れない単語が使われています。この単語に馴染みがあるという方は法律の専門家ではないでしょうか。

辞書を引くと、


非良心的な、非道な、不条理な、法外な


といった意味が載っています。

"unconscionable"があるからには、"conscionable"という単語もあるのですが、スペルから想像されるように、"conscience"(良心)という単語と関連しています。

つまり、"conscionable"の意味は、「良心的な、正しい」であり、"unconscionable"はその逆で、非良心的な、となります。

記事の内容に触れますと、チャリティーとの名目で寄付を募っていながら、実際には集金した金額の一部しか寄付せず残りを着服していた女性の行為が、


unconscionable conduct


と裁判所に判断されました。

"unconscionable"の法律用語としての意味に、「不当な」というものがあり、日本語では不当行為と訳すことができそうです。


2017年3月15日水曜日

落ちぶれる ー stoop

連続スリ犯のイギリス人の女が遂に逮捕、というニュースです。

何と被害者は153人にのぼるということですが、常習犯のレベルを超えています。


After 153 strikes, a British serial thief dubbed by the media as the “Pickpocket Queen of Birmingham” is finally out.

Margaret Johnson was sentenced to 30 months in the slammer after admitting to six thefts Friday in front of a court in Birmingham, the BBC reported. The 40-year-old – who has no fixed address – has 153 offenses to her name, 93 of which are theft.

Johnson’s targets included an elderly woman looking after her grandson who has Down Syndrome, and a heavily-pregnant shopper, police said.

(中略)

“She deliberately targets elderly, lone female shoppers – people she considers easy targets,” said Sgt. Julia Slater of West Midland Police. “Even by her own despicable standards she has stooped to new lows with these offenses.” she added.
(Serial pickpocket jailed after 153rd offense. New York Post. March 14, 2017.)


犯人のターゲットはお年寄りや妊娠している女性など、弱い立場の人たちばかりだったそうです。

逮捕した警官のコメント、


she has stooped to new lows


はスリ犯の卑劣な手口を批難したものです。

"stoop"という動詞は身を屈める、前のめりになるという意味ですが、ここでは落ちぶれるという意味です。

"stoop to〜"で、〜するまで身を落とす、という意味で使われます。


2017年3月14日火曜日

こんな意味もあったの? - wrinkle

久しぶり(?)の、こんな意味もあったの? のコーナーです。

記事を引用します。


New wrinkle on President Trump's claims of Obama wiretapping at Trump Tower

WASHINGTON - The White House has yet to provide any evidence to back President Trump's claim that President Obama tapped hisphone during the campaign. On Monday, the story changed, with Mr. Trump's spokesman saying the alleged eavesdropping may not have involved a telephone.

President Trump again ignored questions about what evidence he has to back up a week-old claim on twitter that President Obama tapped his phones at Trump Tower.

"I think if you look at the president's tweet, he said very clearly 'wire-tapping' in quotes," Whit House press secretary Sean Spicer said.
(CBS News. March 13, 2017.)


先々週くらいのことだったかと思いますが、昨年の大統領選挙期間中、トランプ候補に対してオバマ元大統領主導による盗聴が行われていたという発言(ツイッターでの投稿)がトランプ大統領から飛び出しました。

こんな重大な発言は証拠があってのことと誰もが思うでしょうが、いつまでたっても具体的な証拠には触れずじまいの状況が続いているようで、事がどのように着地するのか衆目が集まっています。

そのような中、ホワイトハウスの報道官が記者会見で、「盗聴」(wire-tapping)の手段については電話に限らない、例えば電子レンジを使ったかも知れない、などと述べ、ではどのような盗聴が具体的に行われたのかという疑問が混乱に拍車をかけているような状況です。

"wire-tapping"といった場合、まずは電話の盗聴ということを想起しますが、トランプ氏のツイッター投稿では引用符付きの"wire tapping"であり、電話に限らず広い意味合いを表現したのだとも述べているそうです。

記事のタイトルに着目したいのですが、


New wrinkle on President Trump's claims...


とありまして、この"wrinkle"に目が留まりました。

皺(しわ)という意味のwrinkleをまずは思い浮かべたのですが、ここの"wrinkle"はその意味ではなさそうです。

辞書を引いてみますと、


工夫、名案、妙案、思いつき、入れ知恵
流行、ファッション


といった意味があることが分かりました。

"wrinkle"にこんな意味があるとは知りませんでしたので、記事のタイトルでどの意味があてはまるのかとしばし考えます。

Merriam-Webster dictionaryでは、


A surprise in a story or series of events


という定義も載っており、これは事件の経過における「新展開」といったような意味かと思いました。

American Heritage Dictionaryも同様に、


A different or unexpected development, action, or idea


という定義があり、物事の新展開や動きのことを"wrinkle"と表現するようです。


2017年3月13日月曜日

orthorexia

何年も前のことですが、いわゆるgluten-freeダイエットブームについて取り上げたことがあります。

最近はグルテンの話題をあまり目にしなくなっていたのですが、今日は久々にその話題を目にしました。「グルテン」に関する狂騒は健在のようです。


As a gastroenterologist, Jason Tye-Din sees ­patients who only eat potatoes and sometimes a bit of rice.

“They’re too scared to eat anything else,” he says, “because they get some sort of reaction. Sometimes it’s a real reaction but in most cases it’s because they’ve ­developed such a fear of food. They’re confused about their symptoms and their relationship to food.”

Tye-Din says some patients arrive at his clinic in tears. “They come in saying, ‘I don’t know what to eat.’ They’ve got to the point where they’ve pulled so many things from their diet that it is not ­nutritious whatsoever. They’ve got phobia of food — what we call ‘orthorexia’. They’ve gone to the extreme level where they’ve ­excluded so much from their diet.”
(John Ross. Gluten-free diets could lead to deficiencies and cause illness. The Australian. March 10, 2017.)


グルテンを忌避するあまり、食べるものが無くなってしまったという人たちがいるそうです。そうした人は栄養が偏ってしまい、結果として糖尿病などの罹患率が高くなってしまうという報告もあるそうです。

何でもそうですが、こだわりが過ぎると良くないということでしょう。小生も一時、体重コントロールを気にして、カロリー表示などをいちいちチェックしたり、食べたいものを我慢したり、といったことがありましたが、過ぎたるは及ばざるが如し、です。

さて、このように食にこだわるが故に、基準に適合しない食べ物を受け付けないのは病気の一種とされており、


orthorexia


という用語が存在します。

スペルから想像がつくと思いますが、"orthorexia"のortho-は"orthodox"、"orthopedics"などの単語に見られるように、ギリシャ語で「正しい」、「標準の」といった意味の接頭辞です。

そして、-rexiaはこれまたご存知のように、anorexia(食欲不振や拒食症)という単語にも見られるように、「食欲」の意味です。

そのまま解釈すれば、正しい食欲、ということになってしまうのですが、正しいと信じて疑わないものしか食べない、という異常を意味したもので、決して問題が無いという意味でのortho-ではありません。

"drunkorexia"のエントリもご覧ください。


2017年3月10日金曜日

MAGA

MAGAというのは、


Make America Great Again


の頭文字を取ったもので、ご存知のように"Make America Great Again"はトランプ大統領が選挙戦から使ってきたキャッチフレーズです。

このキャッチフレーズを刺繍したキャップ帽は選挙期間中から作られていて支持者がかぶっています。

最近のニュースではMAGA帽をかぶった12歳の男子がスクールバスで同級生と口論になり、暴行を受けるという事件が発生したことを報じています。


A 12-year-old boy in the St. Louis area found himself allegedly bullied for wearing a red “Make America Great Again” (MAGA) hat on a school bus, and is now suspended as a result of the encounter.

The Parkway School District suspended the middle schooler, Gavin Cortina, and two other students allegedly involved in the political confrontation that went from verbal to physical after cell phone video of the fight surfaced.

As suggested in the footage embedded below, the other two students apparently were not fans of building a wall at the U.S.-Mexico border. Gavin claims he was pushed and then punched multiple times by a “frustrated” student before fighting back.

“In cell phone video of the incident sent to News 4, the students are heard arguing over President Trump’s proposed Mexican border wall. The situation quickly escalates to pushing and what looks likes some punches thrown,” KMOV News4 of St. Louis reported.
(Robert Jonathan. 12-Year-Old Suspended After Wearing MAGA Hat On School Bus. Inquistr. February 9, 2017.)


この"MAGA"は略語に分類されると思いますが、成り立ちとしてはツイッターのハッシュタグなどで、#MAGAなどと記載され、広まったようです。

記事のタイトルでは、"MAGA Hat"となっており、"MAGA"で検索すると多くのニュース媒体で当たり前のように略語として使われていますので、ツイッターのハッシュタグから定着した略語であると言えるかもしれませんね。


2017年3月9日木曜日

アスリートから連想するもの ― athlete

驚異的な記憶力を持っている人というのがたまにいます。トランプのカードの配列や、何十人、何百人という人の顔と名前、長い文章など、短い時間に大量の情報を記憶する能力に長けた人たちです。

特殊な能力のように思われがちですが、研究によれば、普通の人と特に脳の構造が違っているとかいうことはないそうです。


There is such a thing as a memory athlete. These are people who can memorize a truly insane amount of information really quickly, like the order of playing cards in a deck in under 20 seconds, or 200 new names and faces in a matter of minutes.

Neuroscientists writing Wednesday in the journal Neuron found these champs of memorization aren't that different from the rest of us.

"We were interested in what differentiates memory champions from normal people, like you and me," says Martin Dresler, a cognitive neuroscientist at the Donders Institute for Brain, Cognition and Behavior at Radboud University in the Netherlands.
(Maybe You, Too, Could Become A Super Memorizer. NPR. March 8, 2017.)


MRIを使った脳スキャンにおいて、驚異的な記憶力を持つ人と普通の人との差は見られなかったそうです。ただ1点、記憶力に長けた人がその記憶力を発揮するまさにそのときの脳の働きは、普通の人と異なり、脳の複数個所が協同して機能するという特徴がみられたということです。

話の続きは記事で読んでいただくとして、今日取り上げたいのは"athlete"という単語です。

記事中、


a memory athlete


という表現が使われています。

私はこの表現を面白いと思ったのですが、それは"athlete"という単語の使い方にあります。

アスリート、と聞いて何を連想しますか?

運動選手、ではないでしょうか。

絶大な記憶力を誇る人は「アスリート」、すなわち運動選手、でしょうか?

ちょっと疑問ですね。Merriam-Webster Dictionaryの定義では、


a person who is trained or skilled in exercises, sports, or games requiring physical strength, agility, or stamina


となっているのですが、スポーツ、運動のコンテクストでの定義となっています。

尤も、記憶力がずば抜けている人は脳の機能に特別なものを備えていると考えれば、それは"physical"な話かもしれません。

しかしながら、記憶(力)と運動はちょっと結びつかないかなという印象があります。

このような、"athlete"の用法が他にもあったような気がして調べてみました。

"corporate athlete"という単語をお聞きになったことのある方がいると思います。


Q: What do you look for when hiring managers?
A: I look for a corporate athlete, somebody who has a lot of desire and will do what it takes to succeed. They could be from a sports background or some other background showing they worked well on a team. During an interview, if someone talks about what he or she did, I would be less impressed than if the person talks about what " we " did. How did other people help this person be successful and how did this person help others be successful?
(Atlanta Journal Constitution, 2015)



ここで、"corporate athlete"とは会社勤めをしながらスポーツに勤しむ人、趣味でスポーツをするとか、あるいは実業団選手のようなスポーツ選手を指している訳ではありません。

企業での勤務をスポーツになぞらえて、スポーツ選手が自身の競技においてパフォーマンスを発揮するのと同じ様に、ビジネスでのパフォーマンスを発揮することを言ったものです。

"memory athlete"の「アスリート」はこれと同じような意味合いと思われます。

つまり、記憶力(memory)という分野におけるパフォーマンスに鎬を削る人達のことを指しているのではないでしょうか。


2017年3月8日水曜日

Gitmo

"Gitmo"と書いて、キューバのGuantanamo(グァンタナモ)のことを指します。

Guantanamoはキューバの南東部にある湾の地名ですが、アメリカ海軍基地がある場所でもあり、Gitmoという場合、米海軍基地、もしくは同基地内の収容所を指します。


WASHINGTON — President Donald Trump appeared on Tuesday to reinforce his campaign support for the continued use of the Guantanamo Bay detention center, using an early morning tweet to discuss the facility, which his predecessor had vowed to close.

The tweet decrying the release of Guantanamo detainees who returned to the battlefield was the first time Trump mentioned the detention center since he took office. And it came with little insight into any new administration policy on how the center will be used.

On Tuesday Trump tweeted: “122 vicious prisoners, released by the Obama Administration from Gitmo, have returned to the battlefield. Just another terrible decision!”
(Lolita C. Baldor. Trump tweet signals ongoing support for Guantanamo. The Washington Post. March 7, 2017.)


Guantanamoが"Gitmo"になるのは省略によるものですが、航空管制でGuantanamoをGTMOと省略するようなのですが、実際の発音はGi-t-mou、つまりGitmoのようになるので、Gitmoが定着したようです。

このような成り立ちは非常に興味深いものがありますが、関連する記事の見出しではほとんどが"Gitmo"を使っており、が定着していると見られます。

Guantanamo海軍基地内の収容所はブッシュ政権時代の2002年に、テロ犯を収容する目的で建設されたそうですが、オバマ元大統領が人道的な見地から同収容所の閉鎖を決定していました。これによりテロ犯を含む多くの収容者が解放され、トランプ氏が批判をしている模様です。


2017年3月7日火曜日

UAV

ドローンは登場した当初は問題ばかりがクローズアップされていたように思いますが、規制が整備され、商用での活用例などで話題になる昨今ではすっかり馴染みのあるものになりました。

しかしながら、一般のユーザーが利用する中では依然として問題があるというのも事実のようで、トラブルも少なくないようです。


Clearly annoyed by a drone hovering near her residence, a woman aims a gun at the Unmanned Aerial Vehicle in a video that is going viral.

The drone’s-eye video shows the drone hovering close to a house. A woman appears on the porch and throws stones at the UAV, which flies higher to avoid the projectiles.

The video then shows the woman entering the house before re-emerging with a gun, which she aims at the drone. At that point whoever is piloting the drone gets the message that the UAV is unwelcome and the drone quickly flies away from the house.
(Watch this woman pull gun on drone hovering over her home. New York Post. March 6, 2017.)


引用した記事では、ドローン(drone)という単語はタイトルでは出てくるのですが、本文中では、


UAV


となっていることにお気づきでしょうか?これは、


Unmanne Aerial Vehicle


の頭文字を取ったものです。日本語では無人航空機というようです。

ところで、Merriam-Webster DictionaryでUAVを引くと、RPVというべつの略語に誘導されますが、RPVは、


Remotely Piloted Vehicle


の頭文字を取ったものでUAV、RPV共に指しているものは同じようです。


2017年3月6日月曜日

persona non grata

北朝鮮の指導者、金正恩の異母兄である金正男氏がマレーシアの空港で暗殺されたのは先月13日のことです。

明らかに北朝鮮当局関係者による、指導者からの命を受けた計画的な暗殺との見方がされていますが、北朝鮮側はそれを認めないばかりか、殺害されたのが金正男氏本人ではなく他人である、死因は心臓発作などと主張していると報道されています。

この暗殺事件を契機としてマレーシア政府と北朝鮮政府との間では緊張が高まっているようですが、週末、マレーシアの外務省が北朝鮮大使の国外退去を命じました。


Malaysia said on Saturday it was expelling the North Korean ambassador, escalating a diplomatic row between the two countries over the murder of the estranged half-brother of North Korean leader Kim Jong-un.

Ambassador Kang Chol was declared "persona non grata" and asked to leave Malaysia within 48 hours, Reuters reported.

Kim Jong-nam, the leader's half-brother, was murdered on Feb. 13 at Kuala Lumpur International Airport, after being assaulted by two women who Malaysian police believe smeared his face with VX, a nerve agent classified by the United Nations as a weapon of mass destruction. The ambassador had said last month that Pyongyang "cannot trust" Malaysia's handling of the investigation, and accused the country of "colluding with outside forces", in a veiled reference to bitter rival South Korea.
(Malaysia Declares North Korea Envoy Persona Non Grata. Financial Tribune. March 5, 2017.)


"persona non grata"という聞きなれない単語が使われています。私は初めて目にしたのですが、先日の産経新聞紙上では別囲みで用語解説されていました。

「好ましからざる人物」と訳される物々しいこの単語はウィーン条約で規定されるれっきとした外交用語だそうです。

ラテン語であることはお分かりいただけると思いますが、ランダムハウス英和辞書にもちゃんと載っていて、"non grata"というフレーズが「招かれていない」という意味で載っています。


2017年3月3日金曜日

bundle of joy

子を思う親の気持ちというのは普遍的なものです。新しく生まれてくる子が幸せになってほしい、社会で成功して欲しいと思わない親はいません。

親が子に贈る最初のプレゼントは名前ではないでしょうか。成功を願って縁起の良い名前に知恵を絞るというのもこれまた普遍的なもののようです。


It’s natural to want to give your baby the very best start in life, and that begins with picking the perfect name.

As well as settling on something that mom and dad both like, you’ll likely find yourself wondering what the rest of your family and friends will think of the name too.

But what if there was a way to boost your bundle of joy’s chances of making a million in the future?

Well, apparently there is.

According to Linda Rosenkrantz of Nameberry.com, a site dedicated to helping parents choose the right name, there are a couple of ways to go about setting your kid up for success.
(Hannah Ferret. The baby names to choose if you want a little millionaire. New York Post. March 1, 2017.)


日本では最近はキラキラネームなどといわれる、ちょっと変わった(失礼!)名前が話題になりますが、アメリカにおいては新奇性のある名前よりも、定番とも言える
ファーストネームがあるようです。

定番というのは、実業家などの億万長者に倣ったものが多いそうで、Mark(フェースブックCEOのMark Zuckerberg氏)、Bill (マイクロソフト社の元CEOBill Gates氏)、Jeff(アマゾンCEOのJeff Bezos氏)などが含まれるています。

さて、引用した記事の中に


your bundle of joy


という表現が使われていますが、この"bundle of joy"という表現をご存知でしょうか?

"bundle of joy"で赤ちゃん、の意味だそうです。

"bundle"というのは束のことですから、喜び(joy)の束、というのが字義通りの意味となりますが、それが赤ちゃんの意味となるというのは、子は神様からの授かりもの、という考え方に根ざしたものでしょうか。"joy"は子を授かった両親の喜び、というようにも解釈できます。

ランダムハウス英和辞典では、"bundle from heaven"という表現も載っています。


2017年3月2日木曜日

bellwether

アメリカではMillennialsと呼ばれる若い年代に大腸がんや直腸がんが増えているそうです。

これらの癌は日本人では40代半ば以降に発症リスクが高まるというのが一般的に言われているかと思います。私も数年前に便潜血検査を受けたことがあります。偽陽性で胸を撫で下ろしましたが、気持ちの良いものではありません。アメリカでは50代の罹患率が高いそうですが、それよりもさらに若い年代に増えているのはライフスタイルや食生活による影響以外に、他の要因もあるのではないかということで専門家の関心が高まっているようです。


Millennials have double the risk of colon cancer and quadruple the risk of rectal cancer compared with baby boomers, raising serious questions about whether differences in lifestyle or some yet unidentified factor could explain what researchers called a “curious” increase.

While colon cancer has been in sharp decline since 1974 and is still generally concentrated among people older than 50, for adults in their 20s and 30s, rates of the disease increased 1 to 2 percent every year from the mid-1980s through 2013, according to a new analysis of almost 500,000 people, published by researchers at the American Cancer Society.
(Anna Almendrala. Colorectal Cancer Rates Are Rising Sharply Among Young Americans. Huffington Post. March 1, 2017.)


若い世代で罹患率が高まっている一方、これまでリスクが高いとされてきた年代ではこれらの癌が減っており、その要因はがん検診が定着してきていることにあるようです。


Meanwhile, colorectal cancer rates among older adults are decreasing, thanks in part to successful and widespread screening. In adults 55 and older, colon cancer rates have been falling since the mid-1980s. For rectal cancer, rates have been falling since 1974.

“Trends in young people are a bellwether for the future disease burden,” said lead author Rebecca Siegel, an ACS researcher. “Our finding that colorectal cancer risk for millennials has escalated back to the level of those born in the late 1800s is very sobering.”
(ibid.)


ところで今日の1語です。

後段に、


Trends in young people are a bellwether for the future disease burden.


というくだりがあります。

"bellwether"というのは、予兆とか兆候という意味なのですが、字義としては、鈴(bell)をぶら下げたヤギ(wether)、を指しています。

Merriam-Webster Dictionaryの解説によると、ヤギの群れを管理するのに、1頭のヤギに鈴をつけるということをするそうです。そうすると、鈴をつけたその1頭のヤギに群れがなびくそうで、つまり、鈴をつけたヤギは群れのリーダーと認識されることから流行などの先端を行く人や事に対して"bellwether"が用いられるようになりました。



2017年3月1日水曜日

drain the swamp

トランプ大統領が議会での初の施政方針演説を行いました。

ツイッターのタイムラインでは米系のメディアはほとんどが演説からの引用になっており、大統領スピーチのハイライトを拾い読みする格好になってしまいました。

そのなかで目を引いたのが下記の下りです。


We have begun to drain the swamp of government corruption by imposing a 5 year ban on lobbying by executive branch officials --- and a lifetime ban on becoming lobbyists for a foreign government.
(CNNのトランスクリプトから引用)


"swamp"というのは沼のことですが、


a difficult or troublesome situation or subject
(Merriam-Webster Dictionary)


という意味もあるようです。

沼の水が澄んでいるか濁っているかと言われると、どちらかと言えば濁っているというイメージですが、その沼から水を抜く(Drain)ということで、腐敗を一掃するというような比喩的な意味で用いられています。

ところで、この"drain the swamp"という言い回しはコーパスの検索では用例がミーティング認められ、トランプ氏独自の比喩表現というわけではないようです。


But if he had come and said we have to transform the Middle East to drain the swamp of terrorism, and that is part of our larger war on terrorism, then I think the American people would have supported the president on that.
(PBS Newshour, 2003)

2017年2月28日火曜日

turn on

アメリカのタブロイド紙New York Postで、男性の皆さんならちょっと気になる記事を見つけました。

少し刺激的な写真も入った記事ですので、アクセスする際は周りにご注意下さい(笑)


What turns a woman on is something most men often find complicated.

Luckily, science has done a little of the hard work for you — delving into the intricate female mind to discover what really gets her going.

While most men (we hope) know that listening to her, treating her with respect and putting in the effort to spend time with her goes a long way, there are a few other traits that put you ahead in the race for her affection.

So before you head out on your next big date, take a look at what turns a woman on, according to science.
(Andrea Dawney. If you want to turn a lady on, just frown at her and sweat profusely. New York Post. February 27, 2017.)


記事のタイトルを始め、本文中にも繰り返し用いられている表現が、


turn on


という一見何でもないような動詞句なのですが、どうやら意味深だと思って調べるとやはり普通の(!?)意味ではありませんでした。

"turn a lady on"にしろ、"turn a woman on"にしろ同じことですが、Oxford Dictionary of Euphemismによると、


to excite


というシンプルな定義です。

しかしながら、この"to excite"には性的な意味合いがあって、説明は以下のように続きます。


Through any taboo agent or illegal agent. Of sex.


これはつまり媚薬の類のことを言っているのですが、"turn on"にそんな意味合いがあるとは知りませんでした。ちなみに、研究社の大英和辞典にも「性的に興奮させる」という口語表現が載っています。

動詞句としての"turn on"以外にも、"turn-on"という名詞の表現もあります。


An older beard or stubble, specifically 10-day-old stubble, is more of a turn-on to women.
(ibid.)


記事では、身近な女性を"turn on"したい人向けのアドバイス8か条が紹介されています。

その内容はというと、意外にも男性の汗臭さや濃いヒゲが女性にとっては刺激になるというような話で、媚薬を使うといった一歩踏み間違えれば犯罪になりかねないような内容ではありませんが、ご興味のある御仁はどうぞ。


2017年2月27日月曜日

bread-and-butter

SAPと言えば言わずと知れた業界標準的なソフトウェアです。私はあまり詳しくありませんが、勤務先でもこのソフトウェアが使われていると耳にします。

下記に引用した記事はそのSAPというソフトウェアに関するものなのですが、記事のタイトルからご覧下さい。


SAP Launches Cloudier Version of its Bread-and-Butter Software

Business software giant SAP on Thursday introduced a cloudier version of its technology as it continues to push into the modern world of public cloud computing.

The new product, unveiled at an event in New York, promises to let business customers perform the same accounting, financial, and manufacturing management tasks as before, but in a more modern and efficient manner.
(Barb Darrow. SAP Launches Cloudier Version of its Bread-and-Butter Software. Fortune. February 9, 2017.)


SAPはソフトウェアと書きましたが、それを売っている会社名もSAPです。ということで、記事のタイトルで主語になっているSAPは会社名のほうです。

"bread-and-butter software"というのが目を引いたのですが、SAPという会社にとってのSAPというソフトウェアは"bread-and-butter"なのです。

"bread-and-butter"を辞書で引くと色々な意味があるようですが、ここでは、


(生計・経営にとって)主要な


という意味が相当するようです。

コーパスを使って類似の用法を検索してみました。


The candidates have debated bread-and-butter issues like education, safety and transportation.
(Washington Post, 2015)


Americans, cynical yet desperate for leadership, were unshakably gloomy about their job security, their access to health care and their children's chances for prosperity in a global economy. They had grown weary of 12 years of Republican rule, symbolized by a president who seemed insensitive to their bread-and-butter concerns.
(Newsweek, 1993)


"bread-and-butter"とはパンと(パンに塗る)バターのことを言っているにすぎませんが、比喩的に生計を指すようになったもののようです。


2017年2月24日金曜日

head-scratcher

隣人が撃ったピストルの流れ弾が頭に当たりながらも大きな怪我に至らなかったという奇跡のような話です。


This shooting was a real head-scratcher.

An Oregon woman emerged unscathed when a bullet fired through her home bounced off her head, the Bend Bulletin reported.

The Redmond woman was watching TV Monday evening when the stray 9 mm slug blasted through at least one exterior wall of her neighbor’s home, passed through a fence and then entered her home.

It flew through a picture frame and “bounced” off her noggin about 9:45 p.m., Redmond police said.

“She had a knot on her head. You could feel it, but it didn’t bleed or puncture anything,” police Lt. Curtis Chambers said in describing her superficial wound.

“It was like having a small rock thrown at you,” he said.
(Yoron Steinbuch. Lucky woman uninjured when stray bullet bounces off her head. New York Post. February 23, 2017.)


銃社会アメリカと言われますが、隣人とイザコザを起こしたら銃で射殺されるリスクも考えなくてはならないのかもしれません。

この一件ではイザコザが原因という訳ではなく、酒に酔ったか、薬物中毒の影響か、隣人が居宅内でぶっ放してしまったピストルの弾が壁を突き抜け、さらに被害者宅の外壁も貫通し、跳ね返ってテレビを見ていた被害者の頭部に当たったという顛末のようです。

幸いにして、コブが出来るくらいで済んだようですが、全く奇跡的です。

ところで、


This shooting was a real head-scratcher.


とありますが、"head-scratcher"というのは、「ミステリー」という意味です。

思わず頭を掻いてしまうような謎、ということです。

この一件では、銃弾が頭を掠ってしまったという訳で、冒頭の一文はシャレでもあります。


2017年2月23日木曜日

Mayday

労働者がデモ行進をする「メーデー」ではありません。

ここでいう"Mayday"は船舶や航空機が発する救難信号のことです。


DALLAS — A pilot repeatedly yelled out “Mayday” but did not say what the emergency was before his light plane crashed into the roof of an Australian shopping mall, killing himself and four American tourists, an accident investigator said Wednesday.

Police blamed “catastrophic engine failure” when a twin-engine Beechcraft B200 Super King Air crashed into the Direct Factory Outlet mall in the Melbourne suburb of Essendon on Tuesday moments after takeoff from a nearby runway.
(Pilot radioed in ‘Mayday’ call before Australian plane crash. The Washington Post. February 21, 2017.)


オーストラリアのメルボルンで飛行機が離陸直後にショッピングモールに墜落しました。エンジントラブルが原因と見られているそうです。

さて、"Mayday"ですが、スペルは「メーデー」と同じなのですが(厳密に言うと、「メーデー」は"May Day")、その定義は下記のようになっており、


an international radio-telephone signal word used as a distress call
(Merriam-Webster Dictionary)


救難信号を指しています。

実はこの"Mayday"は、フランス語のm'aider、つまり"help me"から来ています。


2017年2月22日水曜日

step up to the mark

記事の引用からどうぞ。


Every child knows when you are in trouble, you call the cops.

But it is fair to say, no police officer expects that trouble to be related to the complexities of a 10-year-old's maths homework.

Yet when faced with just such an issue, one brave officer in Marion, Ohio, stepped up to the mark.

Lena Draper decided to use Facebook to get in touch with her local police force, sending them an appeal for help at the weekend.
(Ohio policeman helps girl, 10, with maths homework. BBC News. February 22, 2017.)


10歳の女の子が算数の宿題に難儀して、警察に相談・・・、と読めますね。

警察官の方もこんな相談が来るとは夢にも思わなかったでしょうが、期待に応え、宿題を手伝ったようです。(日本のおまわりさんでもありうるでしょうか!?)

取り上げたい表現は、


step up to the mark


という表現です。

よく知られている表現に、"up to the mark"というものがありますが、こちらは合格点(基準)に達している、というような意味で用いられます。

ランダムハウス英和辞書のエントリでは、通例否定文のコンテクストで用いられると説明があります。

上記の引用は否定文ではないのですが、"step up to the mark"は"up to the mark"とは別の表現と考えられます。(算数の問題を解いてあげた、ということで「合格点」と掛けたしゃれの雰囲気はありますが。)

ちなみに、手持ちの辞書では"step up to the mark"の説明は見当たりませんでした。

"step up to the mark"は期待に応えるといった意味合いだろうと想像ができます。

ネット検索で"step up to the mark"を検索すると、類似の表現に、


step up to the plate


というものがあることが分かりました。

ここで"the plate"というのは例えば野球におけるホームプレートのことを指しているようです。"step up to the plate"とは、バッターが打撃準備に入ることを指しており、つまりは役割を果たすために位置につく、という意味であり、役目を果たそうとする動きを意味しています。

"step up to the mark"と"step up to the plate"が同じ意味合いかという疑問は少し残るのですが、"the mark"にもスタートラインの意味があることから、恐らく意味としては近いものがあると考察した次第です。


2017年2月21日火曜日

愛想をつかす ― give up on

ライドシェア(相乗り)サービスで世間の耳目を集めるウーバーのアメリカ本社ではセクハラが横行しているという暴露がニュースになっています。

元社員の女性がツイッターで暴露したところあっという間に広まり、CEOが緊急調査を指示する事態となっているということです。


Uber CEO Travis Kalanick on Sunday said the company will open an “urgent investigation” after a former engineer wrote a lengthy blog post describing systemic sexual harassment at the San Francisco ride-hailing service, which she called "an organization in complete, unrelenting chaos."

In a posting on Twitter, the engineer, Susan Fowler, recounts being openly propositioned for sex by her manager during her first day on his team.
(Greg Toppo. UBER CEO calls for investigation of sexual harassment claims. USA Today. February 19, 2017.)


元社員の女性は入社直後から上司に性的な関係を迫られたといいます。

女性はさらに上の上司にも報告し対応を求めたそうですが、十分な対応がされなかったそうです。

女性のコメントです。


"We all gave up on Uber (Human Resources) and our managers after that," she writes.
(ibid.)


"give (gave) up on"というフレーズが使われています。

"give up"はカタカナでも「ギブアップ」でにほんごに入っており、プロレスブーム時代に幼少期を過ごした小生などは直ぐにプロレスを想起してしまうのですが(笑)、"give up on a person"という形で人を目的語にとる場合には、「愛想をつかす」という意味になります。

Human Resources(人事部)に愛想をつかす、というのはよくある話かと。


2017年2月20日月曜日

once bitten, twice shy

"once bitten, twice shy"というフレーズをご存知でしょうか?

用例を以下に引用します。


After the Galaxy Note 7 fiasco in 2016, Samsung seems to be once bitten, twice shy when it comes to batteries of its devices. The company is reportedly ditching its own subsidiary, Samsung SDI, instead sourcing the batteries for its upcoming smartphones from multiple suppliers.
(Rishabh Jain. Samsung Galaxy S8 Batteries: LG, Sony, Murata Among Rumored Suppliers, Replacing Samsung SDI. International Business Times. February 19, 2017.)


サムスン製のスマートフォンが自然発火するというトラブルが昨年相次ぎ、回収騒ぎになりました。原因はバッテリーにあることが分かりましたが、同社のスマホブランドはかなり傷つき、経営にも影響を与えたところは広く報じられているところです。

そのサムスンが新機種のS8と呼ばれる製品を今春投入予定だそうですが、トラブルのあったS7を念頭に置けば慎重になるのは当然とも言えます。

"once bitten, twice shy"とは、1度噛まれて、2回目以降は用心する(警戒する)、というのが字義通りの意味ですが、日本語には、


羹に懲りて膾を吹く


ということわざがありますね。

サムスンはバッテリーを子会社に製造委託しているそうですが、今回は他社に製造委託することを検討している模様です。委託先としては、日本の村田製作所やソニーが候補に挙がっているそうですが、果たして?


2017年2月17日金曜日

no-frills

ここ数年、国際線はおろか国内線を利用することもほとんどなくなり、飛行機のサービスに疎いのですが、少し前に鳴り物入りで国内でもてはやされたLCC(格安航空便)も、最近はあまり人気がないように聞いています。

やはり飛行機に乗るというのはドリンクや食事に代表される機内サービスも楽しみだということでしょうか。

以下の記事はアメリカの航空サービス事情についてです。


American Airlines today said it will start selling no-frills tickets in February.

The long-awaited Basic Economy fares, which follow similar moves by Delta and United and are designed to better compete with bargain fares at Spirit and Frontier, will be the airline's cheapest fares but will come with significant restrictions.

The biggest: no carry-on bags in the overhead bin. Any carry-on must fit underneath the seat.
(Dawn Gilbertson. American's no-frill fares ban overhead bin use. AZ Central. January 18, 2017.)


"no-frills tickets"、"no-frills fares"などと出てきますが、"no-frills"とは、


余分のサービス抜きの、基本的なサービスだけを提供する
(ランダムハウス英和辞書)


という意味です。まさに、LCC(Low-Cost Carrier)の精神と同じです。

"frill"とはご存知の通り、飾りのことであり、その飾りがない、つまり余計なものは排除した、という意味で"no-frills"です。

大分前に取り上げた"frill"の投稿もご覧下さい。


2017年2月16日木曜日

bolt-on

今日午前の会社での会議で、プレゼン資料中に"bolt-on strategy"という表現が使われているのが目に留まりました。

"bolt-on"という表現を知らなかったので辞書を引いたのですが、「追加の」という意味の修飾語だと分かりました。

ランダムハウス英和辞書では、


bolt-on charges


に「追加料金」という訳語がついています。

ここで誰もが疑問に思うのは、"bolt-on"が何故「追加」の意味になるのか、ということではないでしょうか。

"bolt-on"の"bolt"と聞いてまず思うのは”ボルトとナット”の”ボルト”だと思います。"bolt"には他にも"thunderbolt"や色々な意味がありますが、果たして"bolt-on"から「追加」という意味をどう解釈したものでしょうか。

ネットで"bolt-on"の用例を検索してみますと、やはり「追加」の意味合いでの用例が見つかります。


Do You Need Built-in or Bolt-on Security for Office 365?

Before or after migrating to Microsoft Office 365, you are faced with third-party options for migration, performance monitoring, security, archiving, mobile management and more. The question that begs to be asked: Do you want to go with the built-in tools provided by Microsoft or do you want to buy best-of-breed tools from third- party vendors?
(Redmond Magazine. January 24, 2017.)


この用例では、"built-in"(ビルトイン、つまり元々装備されている)と"bolt-on"(追加)を対比させており、分かりやすい例かと思います。


Nokia chief financial officer Kristian Pullola tells a conference call: "We like this (Comptel) type of bolt-on deals and we will be looking at them also going forward."
(BRIEF-Nokia looks for further bolt-on deals - CFO. Reuters. February 9, 2017.)


一方、この用例は"bolt-on"の意味を知らないとすぐには分かりませんが、この他にも"bolt-on acquisition"といった用例にも見られるように、経営のコンテクストで使われることもあるようです。

Oxford Dictionaryのオンライン版で下記のような定義がされているのを見つけました。


(of an extra part of a machine) able to be fastened on with a bolt or catch


これを読んで膝を打ったものですが、やはり"bolt-on"の"bolt"とはボルトとナットの”ボルト”のことでした。

こういう表現が生まれるのはやはりDIY好きのアメリカンの国民性によるのでしょうか。


2017年2月15日水曜日

残念! ― bummer

"bummer"という単語はちょっと見慣れない単語です。

とりあえず用例を見てみましょう。


Let's say you break your watch or some other item or device. You check your warranty, and bummer: it's expired. If you're planning to buy a replacement, try asking the company for a discount.
(Kristin Wong. Ask For A Discount On A New Item If You Break Something Out Of Warranty. Lifehacker Australia. February 4, 2017.)


のらくらしている怠け者を"bummer"というそうですが、その"bummer"から逆成した"bum"という単語は、不愉快な、がっかりさせるような、という意味の形容詞として使われるようになったようです。

引用した用例では、購入した時計(多分このコンテクストでは、普通の腕時計とかではなく、スマートウォッチといった最近流行りの端末を言っているのだと思います)が壊れてしまって、保証期間をチェックしてみたら、"bummer!"、ということだと思います。

つまり、残念!保証期間が切れてました、ということでしょう。

期待外れ、というような意味でもあります。ランダムハウス英和辞書では下記の例文が載っています。


That concert was a real bummer.


ここでありますように、"real bummer"とか、"total bummer"というように形容を伴って使われることも多いようです。


2017年2月14日火曜日

broadside

"broadside"という単語を取り上げたいと思います。

では、引用をどうぞ。


Microsoft is clear to sue the US government for gagging the company from telling users when their data has been accessed by the State. The lawsuit, filed last April, jumped another legal hurdle this week – thanks to the Washington judge who also battered President Trump's executive order on travel.

It's Microsoft's fourth legal broadsideagainst the US government on data protection rights for users of cloud services. Microsoft argues that the laws purportedly protecting customers privacy are now outdated and ineffective, and need to be modernised if the public is to trust the cloud. The best known of these outside the US is the "Dublin Warrant" or "Irish Warrant" case, which challenges the right of governments to access data stored on servers outside the USA.
(Andrew Orlowski. Judge green lights Microsoft vs Uncle Sam gag order case. The Register. February 10, 2017.)


コンピュータデータのプライバシー保護に関する記事です。国家権力によるデータへのアクセスがこれまでにも、プライバシー保護との兼ね合いで議論になったことがありました。

アップルはテロリストであっても所有するiPhoneのセキュリティ解除を拒否しました。

引用した記事では、マイクロソフト社についてのものですが、やはりユーザーのプライバシー保護に重きを置く姿勢であることが分かります。

さて、


It's Microsoft's fourth legal broadsideagainst the US government on data protection rights


とありますが、ここで"broadside"というのは一斉射撃(攻撃)の意味です。

"broadside"をそのまま訳せば、「広いほうの側」となりますが、これは船や車輌のそくめんおことです。

とりわけ戦艦の場合には、敵を攻撃する砲(舷側砲というそうです)が戦艦の側面に備え付けられており、ここから一斉攻撃の意味に発展したものです。

ちなみに「側面」の意味はなくなってしまった訳ではなく、"broadside collision" (broadside crash)と言えば、車の側面衝突を指します。


2017年2月13日月曜日

have hand in

先日、大量のクジラがニュージーランドの海岸に打ち上げられているというニュースを目にしました。

イルカやクジラなどが浜に打ち上げられてしまいそのまま死んでしまったという、この手のニュースはたまに見かけます。専門的にはクジラの座礁事故というそうですが、なぜそうなってしまうのかという原因については実はよく分かっていないようです。


Hundreds of pilot whales managed to return to the water after being stranded on a New Zealand beach.

About 416 whales were stranded Friday; many got free but were then restranded. Hundreds of whales died. It was the third largest mass stranding in New Zealand history.

But how do whales and dolphins — who are naturally expert navigators — end up getting beached?

Individual animals will strand themselves for simple reasons, including illness, injury and old age.

(中略)

Humans might have a hand in some whale strandings. Loud sonar can cause them to flee and beach themselves.
(Ethan Weston. Why Do Whales Beach Themselves? Scientists Have A Few Theories. Newsy. February 12, 2017.)


ニュージーランドでのクジラの座礁は何と416頭にも上ったということですが、その原因は人間(の活動)にあるらしいと言われています。

"have hand in" (something)という成句が使われていますが、これは主語となる人(もしくは事)が"in"以下の事象、事件に関連がある、という意味です。

その原因というのはソナーの音がクジラを浜へ追い込んでいるというものですが、他にもクジラやイルカという社会性を持つ動物は一頭の動きにつられる形で多くの群れが同じ行動を取ることが今回のような大量の座礁につながったという見方もあるそうです。


2017年2月10日金曜日

勘違い ― semi

記事の引用からどうぞ。


Driver dies after semi blown off Chesapeake Bay Bridge

CAPE CHARLES, Va. — A tractor-trailer blew off the side of the Chesapeake Bay Bridge-Tunnel on Thursday, killing the driver before he could be transported to a hospital, officials said.

The accident occurred shortly before 12:30 p.m. ET around milepost 15 in the southbound lane, according to Thomas R. Anderson, deputy director of finance and operation for the Chesapeake Bay Bridge and Tunnel District.

A U.S. Navy helicopter that was flying by spotted the driver, Joseph Chen, 45, of Greenville, N.C., on top of the vehicle's cab and hoisted him aboard about 5 minutes later, according to Mike Maus, spokesman for Naval Air Force Atlantic. Chen died as the helicopter was flying him to a hospital.
(USA Today. February 9, 2017.)


ここのところ冬の気圧配置で寒いですが、先日は強風もあって寒さが一層厳しく感じられました。ジョギングをしていたのですが、時折吹き付ける風に足をとられそうになるほどの強風でした。

ところで、引用したのは強風で橋からトレーラーごと転落したドライバーが不幸にも亡くなったというニュースです。

記事のタイトルを見たとき、"semi"という単語が何を指しているのか分かりませんでした。

とりあえず、"semi"は置いておいて、


Driver dies after (being) blown off...bridge


と解釈したのですが、"semi"という単語を見て、「半分」、あるいは「多少」の意味の接頭辞である"semi-"を思い浮かべ、"semi-blown off"と勘違いしてしまったのです。

しかし、"semi-blown off"とはちょっとおかしな表現だと思い直し(実際は橋から吹き飛ばされてしまったのですから)、改めて辞書を引いたのでした。

そして、"semi"とは"semi-trailer"のことであることを知ったという次第です。

セミトレーラー(semitrailer)とは、


「後部に車輪があり、前部には車輪がなく、前部を牽引車の後部に載せるようになっているトレーラー」(ランダムハウス英和辞書)


ということなのですが、これは即ち車体を前部の牽引車の部分と後部にて牽引される貨物車の部分を分けて考えた場合の、後部の貨物車部分を指しているものと思われます。

記事のタイトルに戻りますと、車体後部の貨物車部分(即ち、"semi")が強風に煽られたため、橋から転落した、と解釈できます。

日本語でトレーラーというと貨物自動車の一形態という印象がありますが、英語ではあくまで"tractor-trailer"という表現がひとつの完成形を指すものであり、"trailer"とはその一部分を指しているのに過ぎないという点を改めて確認した次第です。


2017年2月9日木曜日

sycophant

"sycophant"という単語をご存知でしょうか?

おべっかつかい、という日本語訳が辞書に載っています。目上の人間にへつらいながら、見下している人間には尊大にふるまう野郎のことです。

この"sycophant"については語源に諸説あるということを最近知りました。

そもそも"sycophant"なる単語はギリシャ語から来ているそうなのですが、syco-とはfig(いちぢくのこと)、phan-の部分はギリシャ語のphanein(to show)、つまり見せる、という意味なのだそうです。

従って、いちぢくを見せる、という意味が"sycophant"の元々の意味になるのですが、それが何故「おべっかつかい」に変化したのでしょうか?

Merriam-Websterの語源解説では下記のようにあります。


How did fig revealers become slanderers? One theory has to do with the taxes Greek farmers were required to pay on the figs they brought to market. Apparently, the farmers would sometimes try to avoid making the payments, but squealers—fig revealers—would fink on them, and they would be forced to pay.
(Merriam-Webster Dictionary)


古代ギリシャではいちぢくは貴重だったのでしょうか、市場では特別な税金がかけられていたそうですが、それを免れるために密輸のいちぢくが横行していたようです。ところが、そのような密輸を密告する人たちもいたそうで、「いちぢくを見せる」というのは密告の意味だったという説です。

もう1つの説は同じくMerriam-Websterの解説からですが、読者もご存知のように、握り拳から親指を突き出す軽蔑のジェスチャーがありますね。そのジェスチャーに由来するという説です。


Another possible source is a sense of the word fig meaning "a gesture or sign of contempt" (as thrusting a thumb between two fingers).
(ibid.)

これは、おべっかつかいへの軽蔑の念から生まれたということでしょうか。

ところで、密輸を告げ口するという意味での"sycophant"は、英語辞書の総本山であるOED(Oxford English Dictionary)によれば語源としては根拠不十分だそうです。


2017年2月8日水曜日

オバマ元大統領のその後 ― live it up

このところニュースで目に付くのはトランプ大統領の話題ばかりで、私などはやや食傷気味です。

大統領が交代したのだから当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、オバマ元大統領の写真や記事を一向に見かけなくなりました。

今日は久しぶりにオバマ氏の名前を見つけたのでアクセスしてみたら、元大統領は余暇を満喫しているのだとか。


Barack Obama seems to be living it up these days. Photos and videos emerged last week of the former president taking a stroll alongside Michelle Obama in the British Virgin Islands wearing what can only be described as a full-vacation mode outfit: shorts, polo shirt, flip flops and a backward hat.

Turns out that was just the beginning of Obama’s post-presidency adventures. On Tuesday, Virgin Group founder and Obama’s billionaire vacation buddy Richard Branson posted a video of a friendly wager between the two: Branson, who is an avid kitesurfer, wanted to see if Obama could stay on a kiteboard longer than he could on a foilboard.
(Kelyn Soong. Obama makes rest of us look bad with his effortless kitesurfing. The Washington Post. February 7, 2017.)


"live it up"とは、まさに余暇を満喫する、という意味ですが、ランダムハウス辞書のエントリには、


気楽に遊び暮らす、大いに楽しむ; 快楽を追い求める


などと載っています。

元大統領は英領バージン諸島で重責から解き放たれて、短パン、ポロシャツ、サンダル姿で遊びまわっているようです。


2017年2月7日火曜日

a needle in a haystack

これは多分私自身がランニングをほぼ日課にしているからですが、大分前のニュース記事なのに事件のことを覚えています。

ニューヨークで美人ジョガーが絞殺されたという事件です。記事によれば事件は昨年8月でしたが、ついに犯人逮捕に至ったということです。


Finding Karina Vetrano’s killer was like searching for “a needle in a haystack,” an NYPD official said a day after a Brooklyn man was charged in the brutal murder of the beautiful Queens jogger.

“This case was very similar to a needle in a haystack because this individual had no prior arrests,” said Chief of Detectives Bob Boyce on Monday, referring to accused killer Chanel Lewis, 20.

During the six-month investigation into the high-profile Aug. 2 killing, investigators poured over 250 leads and 600 samples of DNA until the case finally saw a break last week, Boyce said.

Following up on a 911 call from the spring — and pushed by NYPD Lt. John Russo, whose relatives live near where Vetrano resided with her family — police were able to track down Lewis, who gave a swab of DNA to investigators.

Lewis’s DNA was linked to genetic material found under Vetrano’s fingernails, on her back and on her backpack, authorities have said. He later confessed to strangling the runner, sources said.
(Jogger suspect's clean record made finding him even harder. New York Post. February 6, 2017.)


犯人逮捕にここまで時間がかかったひとつの理由として、犯人には前科が無かったことが挙げられています。そして、そのことは、"look for a needle in a haystack"(干し草の山から1本の針を探すようなもの)だった、と表現されています。

"look for a needle in a haystack"は成句で、とても無理なことの喩えです。

日本語だと砂漠の中から砂金を探す、でしょうか。


2017年2月6日月曜日

閑話休題 ― 適正な労働時間の議論に思う

朝刊で、大手広告代理店電通の女性社員の過労自殺に端を発した残業(労働)時間の規制について、現在議論されている政府案に関する記事を読みました。

ご存知の通り、法定労働時間は週40時間でこれを超える場合、労使が合意した場合のみ、残業が認められます。(俗に言う、36協定。)

この残業の上限を、月60時間、年間720時間に設定するという案があるそうです。また、繁忙期には月100時間(週休2日制の下働く労働者の場合で1日平均5時間)にするというのが政府案だそうですが、妥当とする経団連に対し、とんでもないと反対する連合、という構図であると報じられています。

ところで偶然昼休みに読んだ記事によると、オーストラリアでは心身に影響を及ぼさない適正な労働時間は週39時間が限度だという大学の研究報告があるそうです。


Australian National University researchers are calling for an end to the long hours worked by Australians, in the name of health and wellbeing.

They examined the working lives of 7890 adults and concluded that a culture of working overtime — with 40 per cent of Australians working more than 40 hours a week — was having a negative impact.

“Our findings showed that on average, the maximum number of hours that can be worked before mental health starts to suffer is 39 hours,” the study’s authors wrote.

“Long work hours erode a person’s mental and physical health, because it leaves less time to eat well and look after themselves properly ... Australian businesses need to adhere to a healthy work hour limit for the mental health of workers.”
(Dana McCaury. Working more than 39 hours a week ‘damages physical and mental health’, study finds. News.com.au. February 3, 2017.)


一瞬目を疑いましたが、紛れも無く、「週39時間」。敢えて言うと残業時間の話ではなく、労働時間の話です。

1日平均8時間にもなりません。

日本における「過労死ライン」は、残業時間が「1ヶ月100時間超、または2~6ヶ月の月平均80時間超」というものです。

単に文化の違いと片付けてしまって良いのでしょうか?


misophonia

これを書いている横で女性が食事をしているのですが、その音が気になります。

お昼休み時間にランチを食べているだけなので別に悪いことをしているわけではないのですが、どうしても気になるのです。似たような感覚をお持ちの方もいるのではないかと思います。

神経質だと言われるかもしれませんが、食事に限らず、紙やビニール袋でカサカサと音を立てたりするのも結構気になります。別に図書館のような静寂さを求めているわけではなく、例えば隣で誰かが会話をしていても全く気にならないこともあります。

こうした感覚についての真面目な研究に関する記事が目に留まりました。


Nobody likes hearing someone crunching their food, but for some it’s more than just an annoyance — the sound triggers a full “fight or flight response.” These people have a rare condition called “misophonia” that makes them extraordinarily sensitive to everyday sounds, and new research confirms that their brains really are wired differently.

For a study published this week in the journal Current Biology scientists scanned the brains of 20 people with misophonia and 22 without. All participants listened to unpleasant sounds including screaming, neutral sounds like rain, and what people considered their “trigger” sounds, like certain eating or breathing sounds. Nobody enjoyed the annoying sounds. But when people with misophonia heard their trigger noises, they started sweating and their heart rates went up.
(Angela Chen. Why the sounds of eating make some people so angry. The Verge. February 5, 2017.)


どうやらこの神経質な症状は医学的に、ミソフォニア(misophonia)と診断される病気のようです。

"misophonia"は手持ちの辞書に載っていませんでしたが、グーグル検索すると「音嫌悪症」という日本語がついていました。

嫌悪を意味する接頭辞miso-に、音を意味するphoniaが結合したものです。

記事によりますと、misophoniaの徴候を示す人は、特定の音を聴いた際に脳の特定の部分が反応し、交感神経が刺激されるのだそうです。

神経質では済まされず、病気ということになってしまいます・・・。


2017年2月3日金曜日

形容矛盾? ― conspicuous absence

トランプ大統領の夫人である、メラニア・トランプさんについては、あまり表舞台に出てこないということで様々な憶測を呼んでいるようです。

本来ならばファーストレディーとして、トランプ大統領と常に行動を共にするものですが、大統領と共にメディアに露出しているのは夫人のメラニアさんよりも、娘のイヴァンカさんの方が圧倒的に多いようです。


WASHINGTON — When President Trump traveled to Dover Air Force Base in Delaware this week to pay respects to a fallen member of the Navy SEALs, it was his daughter Ivanka — not his wife, Melania, who accompanied him.

Mrs. Trump’s conspicuous absence at the solemn ceremony only underscored the fact that she vanished from public view days after her husband’s swearing-in two weeks ago. And it raised new questions about what role, if any, she plans to play as first lady.
(Julie Harschfeld Davis. Melania Trump’s Absence From Washington Raises Questions About Her Role. The New York Times. February 2, 2017.)


大統領とメラニア夫人の間にはバロン君という10歳の子がいることから、ニューヨークでの学業を終えるまでメラニア夫人とバロン君はホワイトハウスには引越しをしないという話はありました。

それはそれで良いとして、ファーストレディーの仕事というものは大統領に劣らないくらいの多くの仕事があるらしく、ホワイトハウスにはファーストレディーのオフィス(部署)が存在し、例えばホワイトハウスへの訪問申請を受け付けたりするそうです。内部事情を知る人間によるとこのオフィスが機能しておらず、何千という申請がペンディングになっているそうです。

さて、"conspicuous absence"という表現を取り上げたいと思います。

最初に見たとき、これは形容矛盾だ、と思いました。

なぜなら、"conspicuous"とは「目立つ」、つまりよく見える、という意味であり、"absence"というのは「不在」、つまり見えない、という意味だからです。

興味深いのですが、ランダムハウス英和辞書ではわざわざ、


conspicuous by its (one's) absence


とあり、それがない(その人がいない)のでかえって目立つ、という説明をしています。

どうやら、"conspicuous absence"というのは形容矛盾にも関わらず、1つの確立した表現のようです。


2017年2月2日木曜日

in the lurch

トランプ大統領による中東、アフリカ等の7カ国からの入国禁止措置の大統領令が波紋を呼んでいます。

アメリカ国内は元より、各国で反対のデモが起きており、ドイツのメルケル首相やイギリスのメイ首相なども批判しているほか、多様な人種を従業員として受け入れているスターバックスコーヒーやグーグルなどのビジネスリーダーも批判の声明を発表しています。


Vulnerable children and senior citizens across the world remained stranded in difficult situations due to President Trump’s controversial travel and refugee bans, as international criticism of the measure mounted Wednesday.

U.N. Secretary-General Antonio Guterres said Wednesday that the order violates “our basic principles” and is not an effective way to stop would-be terrorists.

“These measures should be removed sooner rather than later,” said Guterres, who led the U.N. refugee agency for 10 years.
(Adam Edelman. Trump’s travel ban continues to leave thousands of refugees and visa holders in the lurch. New York Daily News. February 1, 2017.)


引用した記事のタイトルに、


in the lurch


という見慣れない表現が使われています。

"lurch"を辞書で引くといくつかのエントリがあるのですが、"in the lurch"は成句で、


(人を)窮地に置き去りにする(ランダムハウス英和辞書)
in a vulnerable and unsupported position (Merriam-Webster Dictionary)


という意味だと分かりました。

ここでの"lurch"は大敗を意味する名詞だということなのですが、Cribbageというトランプのゲームで大負けすることを言うそうです。