最近30日間のアクセス数トップ3記事

2016年6月16日木曜日

都知事が辞職、与党はその時 ー turn on

政治資金の不適切な支出などで非難の渦中にあった舛添要一東京都知事がとうとう辞職しました。

海外でも大きく報道されています。


The governor of Tokyo, Yoichi Masuzoe, has resigned following revelations about his profligate spending habits in a scandal that risked damaging the political fortunes of the country’s prime minister, Shinzo Abe.

His resignation on Wednesday came after officials from the ruling Liberal Democratic party (LDP), which had supported his candidacy, turned on the governor in an attempt to avoid a voter backlash in key elections next month.
(Justin McCurry. Tokyo's governor Yoichi Masuzoe resigns over expenses scandal. The Guardian. June, 15, 2016.)


舛添知事は当初強気の発言で、知事職の続投を表明していました。また、リオデジャネイロ五輪、その4年後の東京オリンピックにおける、開催都市トップとしての都知事の職責にも触れながら、辞職や失職の回避を訴えていました。

何ゆえ、辞職の決意へ傾いたのか?

引用した記事から分かることは、結局舛添氏は政権与党の圧力に負けた、ということでしょう。

"turn on"というフレーズにはスイッチを入れる(電源オンにする)といった意味の他にも様々な使われ方をするようですが、この記事のコンテクストにおいては、


攻撃する


というような意味です。

舛添氏の問題が続くことによる政権与党の最大の懸念は、7月に予定されている参院選への影響でした。舛添を切らないことには政権が危ない。

自民党を見限って離党した同氏でしたが、こんな形で自民党に見放されるとは想像したでしょうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿