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2015年4月8日水曜日

adjudication

インターネット全盛時代における著作権がずっと問題になっていますが、オーストラリアでは“三振ルール”なるものが導入されるようです。

“三振ルール”というのは、著作権侵害に触れる行為が三度まで許される、逆に言うと三度以上になると罰せられる、ということのようです。


The nation’s biggest telecommunications companies have agreed to implement a “three-strikes” warning scheme that will see the personal details of online copyright infringers handed to big movie and television companies.

Designed to drive down Australia’s rampant rate of internet piracy, the code has today been submitted for registration by the Australian Communications and Media Authority and comes less than 24 hours after iiNet and M2 Group lost a court battle to keep the personal details of more than 4700 infringers from the copyright owners of the Hollywood film Dallas Buyers Club.
(Telcos propose ‘three-strikes’ rule. The Australian. April 8, 2015.)


ネットに著作権侵害と思われるようなコンテンツは溢れています。

記事によりますと、


If an infringer receives three warnings within a 12-month period, telcos will be then obliged to help copyright owners identify the accused for potential legal action.

Alleged pirates will be able to ask an independent adjudication panel to review their case if they receive warnings.
(ibid.)


とあり、12ヶ月間における著作権侵害行為と看做される行為が三度以上に渡った場合に著作権者への通報が行われるとあります。

意図的な侵害行為は論外として、非意図的なものまで罰せられるのかということは日本でも論議されてきた経緯があります。侵害行為と看做されるか否かの裁定が下されることになります。

この裁定を下すということを意味するのに、


adjudication


という見慣れない単語が使われていますので取り上げました。

スペルからも想像がつきますが、この単語は"judge"と語源を同じくしています。


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