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2014年1月1日水曜日

タイムズスクエア・ボールドロップの歴史 ― contraption

新年明けましておめでとうございます。本年もえいご1日1語を何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、これを書いている今(日本時間)は元日も更けて夜になりましたが、今日のニュースなどをテレビで見ていますと世界各地が新年を迎える様子などがもっぱら報道されています。

時差があるので当然ですが、テレビの映像は世界主要都市の大晦日、2014年1月1日午前零時へのカウントダウンの様子を主に伝えていました。

多くが花火のショーなのですが、ニューヨークのタイムズスクエアではボールドロップ(New Year's Eve Ball Drop)という一風変わったイベントが毎年行われていることを知りませんでした。

午前零時のカウントダウンと共にきらびやかに輝く巨大なボールがビルの上のほうから徐々に下がってくるというものなのですが、このイベントの由来について興味深い記事を見つけましたので、今日はその記事からの引用です。


At the stroke of midnight on New Year's Eve, a billion people will stop what they are doing in order to watch a big ball slide down a pole. The Times Square device is a dazzling spectacle: an aluminum, geodesic skeleton covered in wedge-cut crystals and more than thirty-two thousand light-emitting diodes, which are capable of creating billions of kaleidoscopic color patterns. But despite its modern shell, the nearly twelve-thousand-pound ball is a nineteenth-century contraption.
(Latif Nasser. A BALL OF A TIME: A HISTORY OF THE NEW YEAR’S EVE BALL DROP. The New Yorker. December 30, 2013.)


その歴史の詳しい歴史については記事をお読みいただければと思いますが、この“ボール”は単なるアトラクションではなく、船乗りたちが時間を正確に把握するための重要な仕掛けだったということです。

さて、引用の末尾に


a nineteenth-century contraption


とありますが、ここで"contraption"という単語を取り上げてみたいと思います。

Merriam Webster Dictionaryによりますと、


a piece of equipment or machinery that is unusual or strange


と定義されており、単なる計器や機械のことではなく、それが“一風変わった種類のものである”というところがミソのようです。

語源がまた興味深いのですが、


perhaps blend of contrivance, trap, and invention


とあり、3つの単語から成り立っているかばん語の1種とされています。


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