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2013年11月1日金曜日

miss a beat

昨日取り上げた、ローマ法王スピーチの最中に突然ステージに割って入ってきた男の子の話ですが、別記事で下記のように報じられています。


Little boy steals the show at Vatican

A 7-year-old provided comic relief for the Pope as he ran on stage, sat in the Pope’s seat – and eventually gave the Pope a hug. The entire time, Pope Francis never missed a beat while delivering a speech about family in St. Peter’s Square. NBC’s Anne Thompson reports.
(Little boy steals the show at Vatican. NBC News. October 30, 2013.)


昨日、私はローマ法王もちょっと困惑気味の様子、と書いたのですが、上記の記事によると、


Pope Francis never missed a beat while delivering a speech


ということです。ところで、ここで使われている、


miss a beat


という成句ですが、


一瞬躊躇する


という意味がランダムハウス英和に載っていました。

ご存知の通り、"beat"とはビート、音楽の拍子のことであり、また心臓の鼓動や脈拍のことです。"beat"には一定間隔で規則的に刻まれるテンポ、といったイメージがあります。

従って、"beat"を"miss"するということは、予定外、想定外の事態が発生して、通常粛々と進む物事のテンポ感が乱される、そんなイメージがしっくりくるように思います。あるいは、逆に言えば、想定外の事態にテンポが乱れる、びっくりして心臓の鼓動が一瞬止まる、乱れる、というイメージでしょうか。

引用した記事に関して言えば、突然の闖入者にも関わらずローマ法王はスピーチを淀みなく終えた、というくらいの意味になるかと思います。


1 件のコメント:

  1. ローマ法王の邪魔をするとは
    大胆な男の子ですね。
    その単語は初めて知りました。

    また来ますね。

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