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2011年7月6日水曜日

リスニング上級編: 放送禁止用語を聞き取る ― bleep

放送禁止用語というのはテレビ時代に育った私たち(と十把一絡げに言ってしまってよいのか)にとっては、知らない人はいないのではないかと思います。お笑いなどの娯楽番組ならいざしらず、特に公正さ、公平性が求められる報道番組などにあっては”正しい物の言い方”が重視されます。

アメリカMSNBCのテレビ番組”Morning Joe”でレポーターがうっかり禁止用語を言ってしまったために、停職処分となってしまいました。オバマ大統領のことを表現した単語(”d---”)が問題となったものです。

まずは皆さん、聞き取れるか、下記の記事のビデオをどうぞ!


Reporter suspended for calling Obama a (bleep)
(David Jackson. Reporter suspended for calling Obama a (bleep). USA Today. June 30, 2011.)


いかがでしたか?聞き取れましたか?

しゃべるスピードがかなり速いので上級編だと思います。私は最初は聞き逃しました。2度目に聞いてかろうじて分かりましたが、それも記事を読んで、問題の単語が”d---”という単語という知識があったからで、ライブで見ていたら分からなかったでしょう。

このレポーターはライブでしゃべっていたようですが、7秒遅れで編集処理され放送されることに安心していたのか、問題の単語も”bleep out”されると思っていたようです。

さて、今日の単語ですが、"bleep"とはいわゆる放送禁止用語が削除される際に発言を上書きする、あの”ピーッ”という音のことです。


Watch out for that live mike.

Mark Halperin, an MSNBC political analyst, was suspended today for calling President Obama a vile name while assessing Wednesday's news conference on the network's Morning Joe program.

"I thought he was kind of a d--- yesterday," Halperin said, apparently thinking the word would be bleeped out.

It wasn't.
(ibid.)


動詞として用いられていますが、記事のタイトルを見ますと、問題の表現の代わりに”(bleep)”とされています。

言ってしまったものは回収のしようがありません。本人は無期限停職の憂き目にあったようです。

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