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2010年1月29日金曜日

JD Salinger逝く ― reclusive

今朝も常磐線各駅停車は車両トラブルだとかで酷い目に会いましたが、プラットホームで電車を待ちながら携帯からニュースをチェックして、飛び込んできたヘッドラインに驚きを禁じえませんでした。


'Catcher In The Rye' Author J.D. Salinger Dies At 91


サリンジャーが隠遁生活を送りつつも未だ健在であることは知っていましたが、まさかという感じです。

隠遁生活に入ったのもかなり前のことだと思います。今週の月曜日、たまたま自宅で書棚の整理をしていて、10年前に買ったAERAにサリンジャーの暴露本に関する記事があるのを確認したばかりでした。ひょっとして虫の知らせ?


The famously reclusive author J.D. Salinger has died at his New Hampshire home, his literary representative said in a statement. He was 91 years old.

Jerome David Salinger retreated to a New Hampshire farmhouse in 1953, a few years after he published the high-school classic The Catcher in the Rye. And there he stayed, for the next 50-plus years, scowling at photographers who dared snap his picture.
(Neda Ulaby. 'Catcher In The Rye' Author J.D. Salinger Dies At 91. NPR. January 28, 2010.)


今日取り上げた、reclusiveという単語ですが、似た単語にseclusiveというものがあります。

どちらも意味はほとんど同じと思われるのですが、seclusiveには、

seclusion という名詞
seclude という動詞

がありますが、reclusiveには、

reclusion という名詞
recluse という名詞あるいは形容詞

はありますが、動詞はないようです。また、"secluse*"というような単語は存在しません。

何だか混乱してきますが、reclusionの方がseclusionよりも古い単語のようです。

2010年1月28日木曜日

モヒカン ― mohawk

モヒカン刈りと言えば、私は東京の渋谷などで見る奇人のヘアスタイルくらいに思っていましたが、意外と歴史のある言葉のようです。

まず、ややこしいのですが、Mohicanというネイティブアメリカン(北米インディアン)のことを指す言葉があります。正しくは、Mahicanという綴りらしいのですが、とりあえずMohican=Mahicanとして間違いなさそうです。

ところが、Mohican、あるいはMahicanは発音の上でも日本語カタカナのモヒカンにかなり近いのですが、いわゆるモヒカン刈りはいずれも関係が無いようなのです。

日本語でいうモヒカン刈りを英語では、


mohawk (hairstyle)


というそうです。このmohawkですが、語頭は大文字、つまりMohawkで、Mahicanとは違う北米インディアンの部族”モホーク族”のことだそうです。

"mohawk hairstyle"(モホーク族の髪型)を誰が”モヒカン刈り”(Mahican族のヘアスタイル)としてしまったのか詳らかではないのですが、Mahican (=Mohican)とMohawkとは全く別の部族であり、日本語でいうモヒカン刈りは、Mohawk族に由来する、というのが正しいように思われます。


What color were dinosaurs? Well, at least one of them had a feathered mohawk tail in a subdued palette of chestnut and white stripes.

That is what a team of Chinese and British scientists reported Wednesday in Nature, providing the first clear evidence of dinosaur colors from studies of 125-million-year-old fossils of a dinosaur called Sinosauropteryx.
(Study Offers an Insight Into Dinosaur Colors. The New York Times. January 27, 2010.)

2010年1月27日水曜日

HMMWV、HUMVEEって何? ― humvee

見慣れない単語です。綴りが特殊なことから、多分何かの表現の省略形なのではないかと想像がつくと思います。

High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle

の略称ということなのですが、頭文字をとっても微妙に違ってます。頭文字だけとれば、HMMWVですが、発音が転化して、HUMVEEになったのでしょうか?

日本語では、


高機動多用途装輪車両(あるいは高機動多目的装輪車)


というそうです。(手持ちの辞書のエントリにありませんでしたので、Wikipediaによります。)

いったいどんなクルマかって?簡単に言うと、ジープみたいな四輪駆動車だと表現すれば間違いないでしょうか。こちらをご覧ください。ちなみに、HUMVEEの民生バージョンがハマー(HUMMER)なのだそうです。ご存知でしたか?


The international airport in Port-au-Prince already looks like it has been turned into an American military base, with GIs armed with automatic weapons at the entrance to arrivals, and servicemen and women unloading water and supplies.

However, outside the airport they can barely be seen apart from the occasional Humvee caught in traffic near the runway gates.

The UN's white vehicles and blue helmets should be more easy to spot but despite the numbers on the ground they too seem barely visible.
(Haiti police battle to keep streets safe. BBC News. January 19, 2010.)

2010年1月26日火曜日

ターゲットにされてますよ! ― in cross hairs

非常に下らない話題からスタートし大変恐縮ですが、本日は朝も夜も常磐線のトラブルに巻き込まれてしまいました。いずれも松戸駅での話しです。

朝の常磐線各駅停車(千代田線直通の方です)でオフィスに向かうところ、松戸駅手前でホームから人が転落したらしいということで緊急停止し、その後はご想像の通り都心まで各駅で混雑が増すこと必死で、久しぶりに吊革ストレッチをさせてもらいました。

夜ですが、千代田線で松戸駅まで行き、そこから快速に乗り換えようとして下車したら、快速線のホームが何やら違う雰囲気です。下車後快速線のホームに向かう途中で駅のアナウンス。「快速線は北千住で人身事故・・・」時既に遅し、下車した各駅停車の電車は発車していました・・・。各駅停車の電車を下車する前になんで教えてくれないの?

まるでターゲットにされたかのようで、日頃の行いが悪いせいでしょうか?再び各駅停車のホームに戻り、次の電車を待ちましたが、乗った電車は当然ながら酷い混み様で、どうしようもない中携帯からアクセスしたGoogle Newsの記事が以下です。


Goldman Sachs, in cross hairs, mulls options

NEW YORK (Reuters) - Goldman Sachs Group might be the most vulnerable U.S. bank under President Barack Obama's proposals to crack down on Wall Street.

If Obama's "Volcker plan" were enacted, Goldman could be forced to explore a range of drastic measures, including spinning off key businesses, returning its bank charter -- or even taking the firm private.

(中略)

On its earnings conference call last week, a Goldman executive denied it would consider handing back its bank charter and said drawing any conclusions about Goldman's next move would be premature.
(Reuters. January 26, 2010.)


"in cross hairs"がどういう意味なのか分からなかったのです。多分成句の類だろうと思って、帰宅してから調べようと思い、とりあえず携帯はポケットにしまったのですが、帰宅して手元の辞書を調べるに、ぴったりな訳語、あるいはエントリーがありません。

色々調べているうちに、"in cross hairs"というフレーズは特別な成句ではなくて、要は"cross hair"という名詞と前置詞inの組み合わせだという解釈にたどり着きました。

では、"cross hair"とは何でしょうか?

"hair"とは髪の毛一本のことですが、それが"cross"(交差)した状態では、十字を形成します。つまりは照準のことです。

つまりは、照準の範囲内にある、ターゲットにされている、ということでしょう。

オバマ米大統領がウォールストリートの金融機関に厳しいまなざしを向けていることは就任以来よく知られているところです。ウォールストリートに本拠を置く金融関係の会社に照準が据えられています。

2010年1月25日月曜日

追跡の結果は? ― trace

日本語でも”トレース”というカタカナ語が定着しています。”追跡する”という日本語訳には異論はないと思います。トレーサビリティ(追跡可能性)というカタカナ語も、食肉の分野の不祥事などですっかり定着しているのではないでしょうか。

トレースする目的は源流にたどり着くことであることは言うまでもないと思いますが、”追跡する”という日本語では、行為そのものに焦点が当てられていて、さてたどり着いた先が何であったかまではあまり重要視していないという感じもします。

英語の動詞traceには、追跡する、という行為を示す意味が勿論ありますが、


”(追跡で遡った結果)(起源、原因が)~に由来すると(結論付ける)”


という意味もあるようです。”あるようです”と歯切れが悪いのは、このような用法が確立されたものなのか否か、辞書からははっきりしないからです。この場合の"trace"は他動詞であり目的語を取りますが、前置詞toを伴い、

trace A to B

のような形式で、


Aの原因をBに帰する
AがBに由来するとする


というような意味を持っていると思われます。その意味では、動詞”attribute"に近いものがあるように思われます。


A Rhode Island company, Daniele Inc., recalls 1.24 million pounds of pepper-crusted salami after officials trace the outbreak to its product, based on a comparison of shopping receipts.

Burrillville, R.I. - A Rhode Island meat company recalled 1.24 million pounds of pepper-coated salami Saturday, after officials conducting a months-long, multistate investigation of a salmonella outbreak compared shopping receipts of those who got sick.
(Salami recalled in multistate salmonella outbreak. The Los Angels Times. January 24, 2010.)

2010年1月22日金曜日

赤貧 ― penury

見慣れない単語だと思いますが、貧乏という意味です。その程度は、”かなりの貧乏”ということで、数ある貧乏、困窮を表す単語の中でも最上級です。

poverty
want
needy
penniless


など色々ありますが、penuryは日本語だと”赤貧”という訳語がほとんどの辞書で当てられています。

日本語は”貧”という字からすぐに貧しさの意味があることがわかりますが、英語ではすぐにはわかりませんね。ちなみに語源はラテン語penuria(wantの意)です。


Saeed said limb salvage is especially important in developing countries, where disability often spells ostracism and lifelong penury. Research has shown that a poorly functioning arm is better than no arm -- just about everywhere.
(Surgeon seeks to prevent 'unnecessary amputations' in Haiti's earthquake zone. The Washington Post. January 21, 2010.)

2010年1月21日木曜日

トムとジェリー、いたちごっこ ― cat and mouse

昨日は、whack-a-mole(もぐら叩き)という単語を取り上げましたが、投稿後、これは日本語で言う”いたちごっこ”ということなのでは、という考えが浮かびました。

"whack-a-mole"を”いたちごっこ”と訳すと間違いでしょうか?

調べてみて、"whack-a-mole"と”いたちごっこ”は微妙に違うとの結論に至りました。"whack-a-mole"も”いたちごっこ”も行為の繰り返しや反復を意味している点では共通だと思いますが、”いたちごっこ”は繰り返しや反復の過程で、そのやり方や手口が次第に巧妙化してくる点も意味しているというところで違うと思います。

そこで、”いたちごっこ”は英語でどのように表現されるのだろうと調べたところ、


cat-and-mouse


がそれにあたるようです。

”猫と鼠”という訳ですが、ぱっと思いつくのは、トムとジェリーでしょうか?アニメで描かれる両者の応酬はまさしく、”繰り返しの内に手口が巧妙化してくる”点を表現していると思われます。

日本語の”いたちごっこ”は”追っ手”と”追われる立場”の対象を意味することがほとんどだと思います。(例えば、売春を摘発する警察当局と、当の売春斡旋人、という相反する立場。)

英語の"cat and mouse"にもそのような含意があると思われますが、そのような対象をあまり明確にせず、単に一方と他方のやり取りが続くような状況を指すような場合にも用いられるようです。


After weeks of sitting on the sidelines while Cadbury (CBY) played cat-and-mouse with Kraft Foods(KFT), Hershey (HSY) is finally ready to make a bid for the UK-based chocolate maker.

Cadbury has repeatedly said that Kraft's $17.2 billion offer is too low and the company's largest shareholders expect Kraft to up its offer once more.

The Wall Street Journal reports that sources close to the Hershey board say that the company will bid $17.9 billion for Cadbury. The offer, which involves Hershey borrowing $10 billion, is "75% to 80% likely." The paper also reports that the bid will come after the deadline set by the UK government for Kraft's final bid, which is January 19.
(Hershey Is Finally Ready to Make a Bid for Cadbury. The Daily Finance. January 16, 2010.)

2010年1月20日水曜日

もぐら叩き ― whack-a-mole

仕事で翻訳のチェックをしていたら、見慣れない単語にお目にかかりました。

whack-a-mole


いわゆるもぐら叩きゲームのことです。"whack"は”叩く”とか”打つ”という意味の動詞です。"mole"は”モグラ”ですね。スペルにバリエーションがあるのか、"whac-a-mole"とする場合もあるようです。

ひょっとして、もぐら叩きゲームを知らないという世代の人もいるのでしょうか??ちなみに、こんな感じのゲームなのですが・・・。

私は日本で発明されたと思っていましたが、Wikipediaによりますとアメリカ発祥のようです。

もぐら叩きの歴史や変遷は上記Wikipediaにお任せするとして、言語的に興味深いのはこの単語が単なる”もぐら叩き”を指す名詞から、”もぐら叩きのように、反復的で、また徒労感のある試みややり方”を指す形容詞のように用いられるようになってきた点でしょう。

例えば、

whack-a-mole strategy
whack-a-mole approach

といったように用いられています。

Critics say the US has put too much emphasis on large-scale military operations in Iraq and Afghanistan. Yemen shows that Al Qaeda is too agile to be defeated by such a 'whack a mole' strategy, they say.

(中略)

The emergence – or better said, reemergence – of Yemen and the Horn of Africa as a focal point of Al Qaeda-led terrorist activity aimed at the United States is sharpening a debate over how and with what resources the US has chosen to battle the global Islamist extremist threat.

(中略)

“It’s gotten to be like the old whack-a-mole game, where we’ve hit them here, but they’ve just popped right back up over there,” says Judith Yaphe, a former CIA Middle East analyst now at the National Defense University in Washington. “We’re not going to bomb our way to a solution in Afghanistan, and it’s not going to be by forgetting about all the other places where these groups have influence, either.”
(Yemen sharpens debate: Are wars the answer to terrorism? Christian Science Monitor. January 5, 2010.)

2010年1月19日火曜日

パンデミック騒動はオオカミ少年だったのか? ― cry wolf

日本語でも”オオカミ少年”という表現をよく使います。

イソップ物語に由来する表現ですが、要は嘘つきという意味です。昨年から地球規模で大騒ぎになっている新型インフルエンザですが、ここのところ感染者も減ってきており、収束傾向にあるのではないかとも言われています。自国での感染拡大を恐れてワクチンを大量輸入した国も多いようですが、結局パンデミックというレベルまでには至っていない今日の状況を受けて、ワクチンの製造、輸入や接種の優先順位など一連の騒動は結局製薬会社の利益にしかつながっていないのではないかとの批判まで起きているようです。

WHO(世界保健機関)は一部の製薬メーカーに踊らされているんじゃないの?という論調があるようです。

下記の記事では、今回の騒動が、"cry wolf"の事例になってしまい、WHOの言う事を誰も聞かなくなるのではないか、という懸念があると伝えています。


Amid criticism that it exaggerated the dangers of swine flu, the World Health Organization (WHO) has begun a week long meeting in Geneva. Critics accuse the organization of having been too quick to proclaim a pandemic.

(中略)

British member of parliament Paul Flynn wants an investigation into exactly how the pandemic was handled. "We want to know who decided the level of risk," he said. "Was it decided on medical and health grounds or was it decided to meet the priorities of making profits of the pharmaceutical organizations. The great danger is that having cried 'wolf' on avian flu and on swine flu, nobody is going to trust the World Health Organisation if they come out with another threat, with another scare story in the future."
(WHO examines claims over exaggerating swine flu danger. Deutsche Welle. January 19, 2010.)

2010年1月18日月曜日

のっぴきならない状況 ― the fat is in the fire

日本語でよく、”のっぴきならない状況、状態”と言いますが、語源を調べると、”退き引き”ならない、というものがなまったもののようで、避けることも引くこともできない、どうしようもない状況を指すようです。

英語での表現は、


the fat is in the fire


です。fatとは脂肪のことだと思いますが、火に投げ込まれてしまった、つまりもう取り出す訳にもいかずどうしようもない、ということでしょうか。

Collins Cobuild Dictionary of Idiomsによりますと、


If you say that the fat is in the fire, you mean that someone has said or done something which is going to upset other people and cause a lot of trouble.


とあり、微妙に意味するところが違うように思うのですが、発言してしまったこと、やってしまったことが取り返しがつかない、という点では、のっぴきならない、という意味の点で同じかもしれません。


The fact is that tea is yet another product whose production and prices have been affected by the droughts that have hit large parts of the globe.

Blame it on global warming, blame prices on demand continuing to rise at a (fractionally) greater rate than production, blame it on what you will - tea is yet another commodity signalling that we could be facing a period of structurally higher agricultural prices.

(中略)

It may not seem like a large decline, but according to the Indian Tea Association, in the first 11 months of last year the country's total production slipped to 920.9 million kg from the same months' 2008 total of 922.2 million kg.

(中略)

The fat was already in the fire. Drought had clobbered production in Kenya, the world's largest exporter and second-largest producer.

In the first 11 months of last year, production fell 9.4% to 278.8 million kg and exports fell 10.5% to 288 million kg.
(Jim Jones. A storm is brewing in the world of tea. Times Live.com. January 16, 2010.)

2010年1月15日金曜日

XXX-battered

ハイチでの地震被害のニュースが連日報道されています。

ニュースのヘッドラインで、


Quake-battered Haiti hotel offers refuge for all


というものに目が止まりました。batterという単語は、”(野球の)バッター”と同じですが、そもそも動詞として、(人が)”殴る”とか”叩く”という、やや穏やかでない意味があります。

元々、物理的な打撃を加える行為を意味していたと思われますが、意味は抽象化し、いわゆる甚大、深刻なダメージを与えることを意味するようになったと思われます。


PORT-AU-PRINCE (Reuters) - Crumbled walls cover priceless works of Haitian art. There are dead bodies outside the entrance. Food will run short soon.

Following the devastating earthquake that wrecked Haiti's capital, Port-au-Prince, the once-elegant Hotel Villa Creole, set on a hillside with lush tropical vegetation, is still, astonishingly, open for business.

The establishment is operating a hospital in its front entrance and allowing scores of aid workers, journalists and others to camp out on its grounds.

"A hotel has to be like a father, mother, everything at the same time," said its Haitian general manager, Frantz Rimpel, who began at the establishment washing dishes 42 years ago.
(The Washington Post. January 15, 2010.)


ちなみに、XXX battered(あるいはハイフンで接続して、XXX-battered)という形で用いられることが多く、このような場合のXXXは、嵐(storm)や地震(quake, earthquake)など、天災に関するものや、経済危機(economy crisis)などの名詞がくることが多いようです。

2010年1月14日木曜日

salubrious

同義語としては、


healthy


があげられるでしょう。"health"はゲルマン語系ですが、salubriousはラテン語系の単語です。ラテン語の"salus"(健康)にさかのぼります。同語源の単語に、


salute(挨拶)
salutary(健康によい、ためになる)


などがあります。


I've always been taught that when neighbors or loved ones are sick, you bring them chicken soup. Who knew fried chicken had the same salubrious effect? At least two hospital patients in Houston last month - one cook's ailing, elderly mother, another's ailing, elderly husband - got a real treat: juicy, crunchy, salty, golden, irresistible chicken fried by someone who loves them. Whether it's just what the doctor ordered I can't say, but I guarantee it cheered them up.
(Houston Chronicle. 2007.)

2010年1月13日水曜日

堪忍袋の緒が切れた ― end of rope

先日は寒波のさなかにある日本列島と対照的に、暑さにあえぐ南半球オーストラリアのニュースから引用しましたが、本日も夏を感じさせる話題からの引用です。


Police say fining beachgoers who refuse to swim between the flags may be impossible in the wake of yet another drowning on the Gold Coast.

A 35-year-old Brisbane man on a day trip with friends was found floating face down in the water by an interstate tourist about 3.45pm yesterday. He has become the third person to drown on Glitter Strip beaches this summer after desperate attempts to revive him failed.

This morning, Gold Coast police Superintendent Jim Keogh said authorities were reaching the end of their rope with swimmers who flouted warnings about the dangers of unsupervised water.

He admitted controlling rogue swimmers was a tough task and the imposition of fines would be a huge undertaking.
(Tourist finds dead swimmer face down in surf. Brisbane Times. January 13, 2010.)


end of (one's) rope


を辞書で調べると、


限界


という訳語が見えます。進退窮まる状況、万策尽きた状況を指すようです。ロープでつながれた状態でそれ以上先に進めないことの比喩という説明になるほどと思いました。

一方、American Heritage Dictionaryでは、

The limit of one's patience, endurance, or resources

とあり、少し違うのですが、これはまさしく、

堪忍袋の緒

のことではないかと・・・。

引用例のコンテクストからも、ルールを守らない海水浴客に対する警察当局の苛立ちが読み取れます。

2010年1月12日火曜日

成人式 ― Coming of Age ceremony

祝日法改正(いわゆるハッピーマンデー)をぼろくそに批判する人は多いですが、こと成人の日が1月の第2月曜日になっているのは、正月休み明けのサラリーマンには有難く、帰省の移動疲れ、あるいは暴飲暴食の胃もたれ、あるいは休み明けの平常勤務のリハビリのために、3連休を有効に使わせていただきました。

そう、昨日は成人の日、でした。英語で、"Coming of Age Day"というそうです。


Coming-of-age ceremonies were held nationwide Monday, a national holiday, to celebrate the accession to adulthood of those who have reached 20 years old.
(Kyodo News. January 11, 2010.)

2010年1月11日月曜日

暑い! ― sizzle

寒さに震える毎日だというのに、一体何?というあなたへ。

南半球での話しです。


Victoria sizzles as temp hits 45 Celsius

Victoria is baking, with temperatures reaching 45 degrees Celsius in parts of the state on Monday.

While relief in the form of a cool change will hit the west of the state by early Tuesday, much of Victoria will swelter again as hot, dry winds precede the southwesterly change.
(Sydney Morning Herald. January 11, 2010.)


sizzle


は動詞で、肉などを焼くときにジュージューいう音をたてることを指します。そういえば、Sizzlerというレストランチェーンがありました。

2010年1月10日日曜日

"A Happy New Year" vs "Happy New Year"論争の愚

正月気分はとうに覚めていると思いますが、この3連休に改めて年賀状を見ていると、最近の年賀状に見られるある違いに気がつくのは私だけではないと思います。私自身はそもそもあまり年賀状を出しませんので受け取る年賀状数も当然少ないのですが、家族にくるものなども、写真入りや凝ったデザインのものなどあって、見せてもらうのは楽しいものです。

さて、ここで話題にしたいのは、プリントゴッコの年賀状がもはや絶滅状態で、EPSONプリンタ使用の自家製と思われる家族写真入りの年賀状が圧倒的に増えてきた・・・というようなことではなく、これまで目にしてきた


"A Happy New Year"、ではなく


"Happy New Year"


が増えてきた、ということです。そう、冠詞の"A"があるかないかの違いだけです。

もう30年近く昔の話になってしまいますが(私がまだ小学生の時分ですが)、年賀状には、


"A Happy New Year"


と大きく書くのが流行っていました。その際、"冠詞のAを忘れないように”、”冠詞のAがないのは文法的に誤り”と聞いた記憶があります。小学生だった私はそれを実践しておりました。私を含めて、そういう人たちには、あれ?という感じがするでしょう。

さて、時は移ろい、もはや世紀が違いますが、ルールも変わったのでしょうか?あるいは緩くなったので、冠詞のAを省略するようになったのでしょうか?

気になってネットで情報収集してみると、何と、”A Happy New Year”は”文法的に間違い”、とあるではありませんか!?

この件に関する記事は、ブログの投稿や質問サイトでの投稿などを含めて多数でしたが、中には年末のラジオで話題になっていたとか、あるいは、この件に関するネイティヴの意見を証左としたものなど、興味深い記述がありました。どれも説得力がありましたので、なるほど、と思った次第なのですが、何というか、”A Happy New Yearは文法的に誤りだ!”という論調には多少の違和感を禁じえないのが正直なところです。

どうもマスコミで取り上げられたことが大きいようなのですが、敏感に反応して、"A Happy New Year"を止めて、"Happy New Year"と一斉に修正しているような動向は、何というか、日本人の英語コンプレックスというか、”間違い”と呼ばれることに対する異常なまでの敏感さというか、そんなものが感じられるのです。

私の個人的な意見としては、どっちでも大差ない、文法的な誤りなんてことはない、と思います。2010年の年賀状に”A Happy New Year!”と書いた人が恥じ入るとすれば、そんな必要は全くないと思います。

そもそも英語圏では、年末年始にかけて、Christmasとセットの感がありますから、"I wish you a Merry Christmas and a happy new year."なのです。推測ですが、その中から”新年おめでとう”にあたる部分を抜き出して、"A Happy New Year"が日本の年賀状に用いられるようになったのでしょう。

でも会話中で、"A Happy New Year."は少し発音しづらいからなのか、英語で挨拶するときは、単に"Happy New Year"というのが普通のようであることはその通りです。

尤も、"A Happy New Year"が単独で使用されている例も当然あります。

”Happy New Year”は、日本の年賀状の最近のトレンド、くらいなものではないでしょうか。

一応断っておきますと、冠詞のあるなしの違いや用法などに拘ったり、深く分析すること自体はとても良いことだと思います。


Finally, on behalf of all of us at CNN and all of us at CROSSFIRE, thank you for watching us in 1998. We hope you'll continue to tune in next year 7:30 p.m. Eastern. From the left, happy holidays. I'm Bill Press.

Happy holidays from the right. I'm Pat Buchanan.

And from the right, I'm Robert Novak. A happy new year.
(Crossfire: The Great Debates. CNN. 1998.)

2010年1月8日金曜日

事実、核心 ― brass tacks

brass tacksで、


事実、(物事の)核心


という意味があります。"tack"とは、鋲(画鋲、押しピン)のことですが、"brass"(真鍮)の画鋲がなぜ、事実、とか物事の核心を意味するようになったのか、興味深いと思いませんか?

実はこの表現の語源には諸説あるようで、American Heritage DictionaryやMerriam-Webster Dictionaryにも詳しい説明はありませんでしたが、Wikipediaで諸説の説明がありました。

それによりますと、

(1)反物業者が布を売る際に、寸法の計測に用いる鋲に由来する(客が、正確な寸法を要求する上で、鋲の使用を求めたことから)、という説と、

(2)家具職人が、クッションやソファ、ベッドなどの”基礎部分”に用いた鋲に由来する、という説

(3)1860年代にアメリカ政府が兵士に支給したブーツが、皮を鋲で留める仕様で、磨り減ってくると鋲が露になるような構造だったことに由来する、という説

(4)真鍮が材料に必要な靴や家具職人が、コスト計算のために真鍮の使用量をカウントしていた”Brass Tax”の制度に由来する、という説、

など、様々なものがあるようです。

皆さんはどれがもっともらしく思われますか?


Most of all, I want to thank the people who really made this day possible. I’m talking about the City Council.

To get down to brass tacks, I want to thank the 29 council members who had the courage to extend term limits and make it possible for me and for them to run for office once more. It wasn’t easy. Self-interest is never easy. You have to put up with a lot of guff from the quibblers and professional crepe hangers.
(The New York Times. December 31, 2009.)

2010年1月7日木曜日

豆をこぼすと大変! ― spill the beans

今日取り上げる成句ですが、


秘密をばらす、漏らす、暴露する


という意味で辞書にのっています。逐語訳すると、豆(beans)をこぼす(spill)という意味ですが、豆をこぼしてしまうのが、何故秘密を暴露することにつながるのか?という気もします。

辞書によっては、”うっかり”漏らしてしまう、というようなニュアンスを持たせているものもあります。私にはこの方がしっくり来ます。お豆ののった皿(でもボウルでも何でもいいですが)を慎重に運んでいたところが、ヘマをしてうっかりこぼしてしまった、結果、豆が四方八方にころがり・・・、というイメージはうっかりしゃべってしまったがために、秘密がたちまち公然のものとなってしまうイメージとぴったり一致します。

色々調べてみたのですが、このイメージが正しいかどうかは正直なところ分かりません。でも、そんな感じがしませんか?


Praising Mike and Carrie as a great couple, the hockey player's father Jim however refuses to spill the beans on the pair's wedding plans.

Jim and Karen Fisher, parents to Carrie Underwood's fiance Mike Fisher, are "very happy" about their son's recent engagement to the music performer.

(中略)

When asked about his son and Carrie's wedding plans, Jim remains mum though. "They're staying pretty private ... They haven't gone into a lot of detail," says the older Fisher. "I can't comment on that ... He didn't so I'm not."
(Parents Happy for Newly Engaged Mike Fisher and Carrie Underwood. Aceshowbiz.com December 24, 2009.)

2010年1月6日水曜日

calumny

この単語は、ラテン語のcalvi(to deceive)、つまり”騙す”という語から来ているものです。(American Heritage Dictionaryによる)

定義によれば、


A false statement


であり、その目的は


maliciously made to injure another's reputation


であるということです。(ibid.)

日本語では、


中傷、流言


などという言葉が当てられています。

The chorus of derision and calumny which has greeted Ross Perot's withdrawal from the race for president overlooks a dual service which this American patriot has rendered his country.
(San Francisco Chronicle. 1992.)

2010年1月5日火曜日

動詞としてのzero ― zero in on

当ブログでは取り上げた単語をアルファベットで分類していますが、yおよびzで始まる単語はまだ一度も取り上げていません。zで始まる単語については今日で初めてです。

さて、zeroといえば何をいまさら、数字のゼロ(0)ですね?

不勉強をさらすようですが、zeroに動詞の意味があり、しかも、単純に”ゼロにする、合わせる”といった意味ではなく、


照準を合わせる、ターゲットを絞る、焦点を当てる


といった意味があることを今日知りました。このような意味を持たせる場合ですが、辞書を引いていただければここで説明するほどのこともないのですが、ほとんどの場合、


zero in on (名詞)


というパターンをとります。以下、USA Today誌の引用から。


Publishers can charge more for relevant ads that spur sales and decrease annoyances. Microsoft says it can help a Dinners-To-Go franchisee zero in on working moms, age 30 to 40, in a given neighborhood, with ads designed to reach them before 10a.m., when they are likely to be planning the evening meal.
(Data miners dig a little deeper. USA Today. 2006.)


もうひとつの意味として、モノや人が単に一極に集中してくる、という意味もあります。下記はAmerican Heritage Dictionaryの例文から。


The children zeroed in on the display of toys in the store window.
(The American Heritage Dictionary. Third Edition.)


お子さんをお持ちの親御さんなら、デパートでの光景が思い浮かぶのでは・・・。

2010年1月4日月曜日

ヒースロー空港で”透視”検査導入 ― full-body scanner

昨年のクリスマスの日の米国での航空機爆破テロ未遂事件を受けて、空港での”全身透視検査”なるものが導入されるというニュースが話題を呼んでいます。

プライバシーという観点から話題になっているそうなのですが、”透視”という日本語はいかにもという感じがします。着ている服を透かして、裸を見られるということなのでしょうか?空港の検査官は乗客の裸を見る役得に与る(!?)、ということなのでしょうか?(役得かどうかは乗客次第!?不謹慎ながら・・・)

さて、機器の詳細を知りませんので何とも言えませんが、ロンドンのヒースロー空港で早速導入されたということでトップニュースになっているようでしたので、英語の原文が気になり調べてみました。

2,3の記事をあたりましたが、英文では、


full-body scanner


という表現が一般的のようでした。この単語を”透視”検査と邦訳した日本のマスコミの翻訳者(?)の方々は、プライバシーの議論があるということからわざわざ”透視”という日本語を当てたのでしょうか?

たしかに、記事中のこの件に関するディスカッションを読んでいると、あたかも被検査者のヌードまでが見えるということで、”透視”という日本語がぴったりなのですが、真相はどうなのか気になります。下記の引用では、"tantamount to a strip search"というくだりがあるのですが、もし真実ならば、"a strip search"と言い切ったほうが、検査される側もすっきりするのでは・・・、と思うのは私だけ?

少なくとも、"scanner"という英語からは”透視”という日本語は産まれません。これまでのセキュリティ装置も"scanner"じゃないの?という天の邪鬼的疑問が出てきます。これも気になったので調べて見ますと、通常、空港のセキュリティで見られるセキュリティーのゲートは、いわゆる”金属探知機”というもので、英語は、"walk-through gate"でした。そのままですね。

これに加えて、海外旅行をよくされる方は経験があるかと思いますが、通常の金属探知機のゲートで引っかかった場合、とりあえず原因と思しきベルトやコイン入れなど全て取り去ってもやはりゲートにひっかかると、両手を挙げるように指示され、検査官がハンドヘルドの機械を四肢をなぞるように動かす器具があります。こちらはどのように表現されているかというと、"metal detector"、あるいは"security wand"です。"metal scanner"と呼ばれることもあるようなのですが、やはり"scanner"は”透視”というイメージにはならないと思います。


Travellers using London’s Heathrow airport will have to undergo checks by full-body scanners as soon as practicable, BAA, the airports operator, disclosed on Sunday.

The move came after Gordon Brown, prime minister, committed Britain to using the controversial technology, saying airports had to “go further” on security measures following the failed Christmas day terror attack on a transatlantic passenger jet.

(中略)

Critics have questioned the effectiveness of full-body scanners in detecting the explosive used in the Christmas day attack and warned about the potential for extensive airport delays. There are also privacy concerns over the devices, which produce “naked” images that campaigners assert are tantamount to a strip search.
(BAA to introduce body scanners at Heathrow. The Financial Times. January 3, 2010.)

2010年1月1日金曜日

寒いですが、裸で ― gym

新年明けましておめでとうございます。本年もえいご1日1語を宜しくお願い申し上げます。

今日の単語、


gym


は、gymnasiumの短縮形です。日本語でも”ジム”と言いますが、スポーツクラブというような意味で使われています。体育館という意味もあります。

さて、gymnasiumはギリシャ語を語源とするのですが、ギリシャ語の"gumnasion"は、さらに"gumnos"という語に遡るそうで、これは"naked"(裸の)という意味があるそうです。

要は、裸で運動する所がgymだという訳で、少し不謹慎ではありますが興味深いものがあります。

古代ギリシャにおいては、裸で競技することに意味があったようですが、現代では無論そんなことしません・・・。年末から元旦にかけて寒気が列島を覆い、非常に寒いですが、裸で運動なんて想像するだに寒気がしてきます。乾布摩擦に通ずるものがあるのでしょうか?

本日の引用は、米大統領のお正月休みという話題からです。


President Barack Obama went golfing on New Year's Eve.

The president hit the links at Mid-Pacific Country Club in the same Honolulu suburb of Kailua where he's renting a beachfront home for the holidays.

(中略)

Obama started his day with a workout at the gym on the Marine Corps base in Kaneohe Bay.
(Obama started his day with a workout at the gym on the Marine Corps base in Kaneohe Bay. Los Angels Times. December 31, 2009.)