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2017年9月20日水曜日

G-rated

現代の若者は草食化している、なんてよく言われます。

日本の男子に関しては、若者が車に乗らなくなった、とか、女子にあまり関心を持たなくなった(むしろ、女性の方が肉食化している!?)、などという指摘をよく聞きます。

同じような「草食化」はアメリカでも同様のようです。


When 17-year-old Quattro Musser hangs out with friends, they don't drink beer or cruise around in cars with their dates. Rather, they stick to G-rated activities such as rock-climbing or talking about books.

They are in good company, according to a new study showing that teenagers are increasingly delaying activities that had long been seen as rites of passage into adulthood. The study, published Tuesday in the journal Child Development, found that the percentage of adolescents in the U.S. who have a driver's license, who have tried alcohol, who date, and who work for pay has plummeted since 1976, with the most precipitous decreases in the past decade.
(Why are today's teens putting off sex, driving, dating and drinking? Chicago Tribune. September 19, 2017.)


統計によるとティーンエイジャーの飲酒率や喫煙率、”初体験”率などがこの10年程で軒並み下がっているそうです。

とかく大人に背伸びしたがる世代は今時、"G-rated activities"にいそしんでいるというのが実態だそうです。

"G-rated"とは、


relating to or characterized by a lack of violence, obscenity, or sexual explicitness
(Merriam-Webster Dictionary)


ということで、元は映画の内容に応じてつけられるラベルでしたが、その内容が「一般向け」(general admission)であるということで、


innocent, clean
(ibid.)


という意味で用いられています。


2017年9月19日火曜日

Chinese whisper

ここのところ、仮想通貨ビットコインの話題でにわかに盛り上がっていますが、取引所が突然閉鎖されてしまった”事件”がまだ記憶に新しいわたくしなどはとても投資目的で手を出す勇気がありません。


Bitcoin Price Falls on Chinese Whispers

Bitcoin suffered a steep drop on September 8, as rumors circulated that Bitcoin exchanges in China were to be banned. The event and reactions somewhat mirror the ICO ban on September 4, with crypto markets in the red. BTC-USD fell from the September 8 high of $4679.97 to a fresh low of $4227.64 on the Bitstamp exchange, breaking out of the short-term equilibrium.

The drop was precipitated by a news article out of China, which may be badly translated or just a bout of fake news. The article’s title roughly translates as “The bigger storm is approaching: the regulatory brewing ban on bitcover trading platform.” It goes on to state the bitcoin trading platform’s and their activites have become illegal, according to sources close to Chinese regulators. The ICO mania is also mentioned, with a quote from Professor Deng Jianpeng, a professor at the Central University for Nationalities, stating that “up to 90 percent of ICO projects are currently suspected of fraud.”
(Jamie Holmes. Bitcoin Price Falls on Chinese Whispers. BTCManager.com. September 8, 2017.)


ここ数ヶ月の間にもビットコインの価値は乱高下しているそうですが、その背景には中国にあるビットコイン取引所が閉鎖されるという噂があることによるようです。

さて、記事のタイトルを見ていただきたいのですが、


Chinese whipers


というのは、日本語でいう「伝言ゲーム」のことだとご存知でしたか?

昔、小学生の時分にバス旅行などでやった記憶があるのですが、ある話を聞いた最初の人が次の人へ伝え、それを順々に繰り返し、最初の人が聞いた話と最後の人に伝わった話との違いを比較するという遊びです。

記事では、ビットコイン急落の原因に中国での(取引所閉鎖に関する)報道があるとしていますが、


which may be badly translated or just a bout of fake news


とあり、つまりは報道内容の真実性に問題があるということになっています。

昨年のアメリカ大統領選からフェイクニュースという言葉が日常のものとなりましたが、フェイクニュースに踊らされる我々は現代の「伝言ゲーム」に強制参加させられているといったところでしょうか。


2017年9月18日月曜日

tee off

昨年のアメリカ大統領選で共和党のトランプ氏に敗れた民主党のクリントン氏が回顧本を最近出版したことがきっかけとなったのでしょうか、両氏の間がまた険悪な状況になっているようです。

険悪といっても大統領選の討論会のような実際に相見える状況はないでしょうから、クリントン氏が回顧本でトランプ氏を本当に気持ち悪かったと書いたことに対して、トランプ氏がツイッターで批判する、といった程度のことでした。

ところが、トランプ氏が放ったゴルフショットがクリントン氏の背中を直撃し倒れこむ、という醜悪なビデオがネット上で公開されると、これをトランプ氏がツイッターでリツイートするという、例のプロレスのビデオを彷彿とさせる”事件”が起きました。


President Trump retweeted on Sunday an edited video of him whacking a golf ball that strikes Hillary Clinton in the back and knocks her down.

“Donald Trump’s amazing golf swing #CrookedHillary,” said the tweet posted Wednesday by Mike@fuctupmind.

The first part of the video shows Trump, wearing tan slacks, a blue blazer and a red “Make America Great Again” hat teeing off on a golf course.

Then, Clinton is seen tripping as she enters an airplane, and the video modified to show her being struck by a golf ball.

Democrats teed off on their own.

Rep. Eric Swalwell suggested Trump is an “ass” for sharing the video.
(Mark Moore. Trump retweets video of golf ball hitting Hillary Clinton in the back. New York Post. September 17, 2017.)


記事中に引用されているビデオを見てみましたが、編集されたものであることは明らかで、ゴルフ好きのトランプ氏がティーショットを放つ映像と、飛行機にのりこもうとしているクリントン氏がタラップで躓く映像がつなぎ合わされているものです。

当然ながら民主党員は批判をするのですが、


Democrats teed off on their own.


とあります。

ここでは、"tee off on something"という表現が使われているのですが、これはゴルフで使うティー(tee)に掛けて、相手を攻撃する、という意味の口語表現です。

同じくゴルフにちなむ表現として、"tee up"も参照下さい。


2017年9月15日金曜日

worrywart

お金持ちのステータスシンボルといえば何でしょうか?

高級車?豪邸?

いやいや、自分で運転しないでお抱え運転手を雇っている人の方が金持ちでしょう。

最近のニューヨークでは、私設のボディガードが、ほんの一握りの富裕層の間で流行っている(?)そうです。


When Upper East Side dad Michael planned a French getaway for his family this summer, his first move wasn’t to book a hotel. Instead, he contacted armed guards.

Each morning in Paris, Michael (who requested a pseudonym because of privacy concerns), his wife and their 10-year-old son would stroll out of the Hotel George V, where suites can go for $5,000 a night, to meet their personal security detail: two strapping ex-military men who cost $2,000 a day.

“I’m not a worrywart,” said the 38-year-old, who runs a lending fund. “But once you start having kids, [you want] peace of mind against terrorism.”

Wealthy New Yorkers are increasingly turning to hard bodies to protect them during European vacations, particularly in cities such as London, Paris and Berlin that have been hit with high-profile terrorism, say security experts.
(Doree Lewak. The one percent’s new status symbol: Armed bodyguards on vacation. New York Post. September 9, 2017.)


確かに。

今の世の中、何が起きるか分かりませんから、いつ何時、事故や災害、テロに巻き込まれるかも分かりません。そこでボディガード、ということでしょうか。

記事中、マイケルさん(仮名)のコメントに、


I'm not a worrywart.


とありますが、この"worrywart"とは「心配性の人」という意味です。

この単語は面白いのですが、"worry"(心配する)と"wart"(イボ)が結合したもののように見えます。

辞書の語源欄にはそのような説明はないのですが、ネットを検索するとこの単語の”歴史”について色々な解説に行き当たりました。

ここにご紹介させていただくのはWord Detectiveというウェブサイトの解説です。

"wart"(イボ)から、肌に出来てしまったイボに悩む、もしくは肌にイボが出来てしまうほど思い悩むといった関連性を想起しがちですが、どうやらそうではないそうです。

興味深いのは、"worry"という動詞自体、現代では「心配する」という意味ですが、元々は「絞め殺す、噛む」(strangle)の意だったということです。こうした意味が次第に変容し、現在の「悩ます」といった意味になったのは19世紀だそうです。

一方の、"wart"はイボという意味の他、イボのように癪に障るもの、不快なもの(人)、という意味が生まれました。

つまり、"worrywart"とは元々、他人を悩ますような厄介な事(人)を指していたのであり、「自ら思い悩む人」という意味ではなかった、ということになります。

この単語は、James R. Williamsという作家が新聞に連載していた漫画の登場人物"Worry Wart"により日常の言葉として広まったそうですが、当の人物はやはり他人に苦労や厄介なことをもたらす困った男だったということです。


2017年9月14日木曜日

ソーセージ ー link

日本でもレストランチェーンを展開しているデニーズは元々アメリカ生まれですが、そのデニーズが最近発表した新しいマスコットがソーシャルメディアで話題を呼んでいるようです。

新しいマスコットはソーセージなんですが、見た目が!?イマイチ・・・、ということで良くも悪くもデニーズが話題になっているようです。


Denny's new Grand Slam mascot is drawing a lot of attention on social media, much of it from critics who say it is, um, distateful.

The chain has chosen a sausage link as the face of its popular breakfast combinations.

Social media is blazing with comments about how the chunky brown character looks like something else. But Denny's stand by him.
(Zlati Mayer. Denny's new mascot mocked on social media. USA Today. September 14, 2017.)


記事でも取り上げられているマスコットの写真を見ると大体想像がつきますが、"looks like something else"ということで、確かに食欲をそそるのか削ぐのか、意見が分かれるところかもしれません。

さて、気になったのが、


Sausage link


という表現です。単に、"sausage"ではなく、"sausage link"ということなのですが、リンクと聞けばネットの話ししか頭に思い浮かばないのはネット中毒かもしれません。

考えてみれば、"link"とは鎖のことですから、繋がっているソーセージを指して、"sausage link"というのも頷けます。

なぜ、敢えて、"link"というのかは、ソーセージには、我々に馴染みのある細長い形状のものとパティ状(patty)のものと2種類あるからなんですね。

今時、スーパーで売られているソーセージは1つ1つ(1本1本)がバラバラで袋入りになっているのが普通で、繋がっているものを目にすることはあまりないのではないでしょうか?

また、パティ状のものを「ソーセージ」と呼ぶことは、日本ではほとんどないと思われます。

我々が普段食べているソーセージ1本は、


A link of sausage


であり、繋がっているものは


Sausage links


となります。

明日の朝食にソーセージが出てきたら、この"link"を思い出して下さいね(笑)