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2017年4月27日木曜日

rock bottom

乗客の引き摺り下ろしと傷害の一件で、その評判が地に落ちた米・ユナイテッド航空でまたもやスキャンダルです。


Scandal-hit United Airlines is facing a new PR disaster — after a valuable giant rabbit died mysteriously on one of its planes.

Three-foot Simon, destined to be the world’s biggest bunny, died in the cargo section of a Boeing 767 after flying out of Heathrow to a new celebrity owner in the US.

Breeder Annette Edwards, of Stoulton, Worcs, said: “He was fit as a fiddle. I’ve sent rabbits round the world, nothing like this happened.” United’s reputation is at rock bottom after film of a doctor being dragged from a jet went viral.
(Simon the giant rabbit, destined to be world's biggest, dies on United Airlines flight. Fox News. April 25, 2017.)


ロンドンのヒースロー空港からアメリカに向かう便で、貨物輸送されていたウサギが死んでしまいました。このウサギというのがただのウサギではなく、世界最大のウサギと目される個体だっただけにマスコミの耳目を集めたようです。しかも、死亡が確認されたのがシカゴの空港だったということで、乗客引き摺り下ろし事件が発生したのもシカゴだったのですが、余計に注目される結果となった格好です。

さて、このように不祥事が続き、ユナイテッド航空の評判は地に落ちたわけですが、


at rock bottom


という表現が使われています。

単なる"bottom"(底)ではなくて、どん底という意味なのですが、ここでの"rock"は強意の意味なのでしょうか。

辞書を当たってみましたが、"rock"に強意としての意味合いは見当たらず、"rock bottom"というエントリがあることからすると成句と解釈すべきなのかもしれません。

一説によれば、地面を掘り続けて行くと岩盤(rock)に当たることから、底(地面)のさらに下の方、というわけで"rock bottom"と言われるようになったとか。


2017年4月26日水曜日

jeer

トランプ大統領の娘のイヴァンカさんが今週はドイツを訪問しているようですが、アメリカの外でも大統領不人気の風当たりは強いようです。

ベルリンでの女性ビジネスリーダーの会合でのパネラーとして出席し、トランプ氏を擁護する発言をしたところ、聴衆からブーイングを浴びた模様です。


BERLIN — Ivanka Trump shared the stage Tuesday with some of the world’s most powerful women, representing the United States at a meeting of female business leaders.

But during a panel discussion that also included her host, Chancellor Angela Merkel of Germany, Ms. Trump was jeered by members of the audience.

On her first official overseas trip as an adviser to the president, Ms. Trump was thrust into a more familiar role — defending her father’s behavior to skeptical foreigners.
(Alison Smale. Ivanka Trump Is Jeered in Berlin After Defending Her Father. The New York Times. April 25, 2017.)


そもそも、イヴァンカさんは大統領補佐官という役職なのですが、大統領の"First Daughter"ともてはやされる一方、自身が経営するブランドが利益相反との批判を受けたり、そもそもトランプ氏による選挙戦中の女性蔑視的な発言もあってベルリンでの会合はある意味「アウェー」だったようです。

さて、"jeer"という見慣れない単語に目が留まりました。初めて見る単語です。

辞書を引くと、


冷やかす、野次る


とありまして、その語源は一説によると"cheer"から来ているそうです。(一説というところがポイントで、Merriam-WebsterやAmerican Heritage Dictionaryでは語源不詳となっています。)

"cheer"と"jeer"では意味が真逆ですが・・・。


2017年4月25日火曜日

off the grid

情報通信技術の発達のおかげで我々は24時間365日、時と場所を選ばずコミュニケーションが取れる環境にいます。

かつてのサラリーマンは会社を出れば仕事からは解放され、翌日出勤するまではしばし仕事から離れることもできました。ところが、現代では仕事というものはオフィスでしかできないものでではなくなり、携帯電話やスマホで受信する電話やメールを見てしまったが最期、対応しなければならないような強迫観念に襲われます。


Stop me if this sounds familiar: you need some well-deserved time off work – and off the grid — but you don’t want to seem unresponsive to clients or co-workers.

Just as technology makes you accessible to everyone, anywhere and anytime, you can use these same tools to responsibly take a little time off for when you need it, without suffering from FOMO (fear of missing out), or risk upsetting your colleagues. Perhaps a short digital detox is just what the doctor ordered.
(Marc Saltzman. How to turn off the always-on work culture and save your sanity. USA Today. April 15, 2017.)


こうした環境にあっては、真に仕事から解放されるためには、自分自身で断ち切るより他に無く、つまりオンとオフとを明確に区別する決意にかかっています。

"off the grid"という表現が使われています。

"grid"というのは、"gridiron"の略で、元は格子状になった網のことなのですが、電気などの敷設網のことを指しています。その"grid"から離れている(off)状態を指している訳ですが、これはつまり電気などのインフラから遮断されているということを指しています。

インフラの恩恵にあずからない状況ということなのですが、これを現代の情報通信の重要インフラであるインターネットに置き換えると、「オンラインではない」、つまりネットから遮断されてオフラインになっている、ということになります。

"Digital detox"という言葉が取り上げられて久しいですが、真に自由を享受するためには我々の生活を便利にしてくれているはずのインフラから自らを遮断しなければならないとは何とも皮肉なものです。


2017年4月24日月曜日

buyer's remorse

アメリカでトランプ大統領が就任してからちょうど100日を迎えるにあたり、興味深い世論調査結果が公開されています。

トランプ氏の手腕は期待を裏切ったのか、それとも期待以上だったのか?というのがポイントです。結果は以下に。


I argued last week that anecdotal stories about disillusioned Trump supporters were overdone. The fact is that, on a broad scale, Trump supporters say they aren't disappointed. In fact, a poll showed they were more pleased than disappointed, by about five to one.

The Pew Research Centre released a poll showing very little buyer's remorse among Trump voters. The poll showed just 7 per cent of Republicans and Republican-leaning independents say Trump has performed worse than they expected him to. Fully 38 per cent - five times as many - say he has performed better.
(Aaron Blake. Donald Trump voters don't have buyer's remorse, but some Hillary Clinton voters do. Sydeny Morning Herald. April 24, 2017.)


この結果が驚きのものなのかそうでないかは受け取る人の立場によるかもしれませんが、興味深いことにトランプ氏が期待はずれだったとした人は共和党支持者の7%に過ぎないという結果がでたそうです。

また、これと対照的にヒラリー・クリントン氏を支持していた人たちの15%は、仮にもう一度大統領選が行われるとしたら、同氏には投票しないと回答したそうです。

さて、記事中、


buyer's remorse


という表現が使われていますね。

これは「買った後の後悔の念」とでも言いますか、高い買い物をした後に後悔の念が沸き起こってくることを指しています。

ここでは大統領選挙における候補者への投票が有権者にとっての「高い買い物」になるわけですが、トランプ氏については意外にもこの"buyer's remorse"が顕著ではなかったということです。


2017年4月21日金曜日

across the aisle

トランプ米大統領はこのところ日本では緊張高まる朝鮮半島情勢に圧力をかけて日本ではどちらかといえばイメージが良くなっているようにも見えますが、米国内では依然として不人気なのだそうです。

米大統領としては史上最低の支持率であるとの結果が記事になっていました。


President Donald Trump received substantially worse ratings for his initial months in office than any other president elected to his first term since World War II, according to Gallup.

Even those presidents who went on to be unpopular generally enjoyed high ratings during their first months in office after their electoral victory. But Trump’s average rating since Inauguration Day is just 41 percent, Gallup finds, making him the only such president in its polling history to fall short of majority approval during his first quarter.
(Ariel Edwards-Levy. Trump’s First-Quarter Poll Ratings Lowest For An Elected President Since WWII. The Huffington Post. April 20, 2017.)


どんなに不人気の大統領でも就任当初の数ヶ月はある程度の支持率があるそうですが、トランプ氏の場合支持率が半分にも満たないそうです。


What sets Trump apart isn’t a lack of support from his own party.

(中略)

Rather, Trump’s ratings reflect the near-complete absence of support from Democrats, just 9 percent of whom approve of his performance so far.

Americans’ willingness to support a president across the aisle has shrunk dramatically in recent years. This early in their terms, Presidents Dwight Eisenhower, John F. Kennedy, Richard Nixon and Jimmy Carter all saw majority support from their opposing party, a feat that seems almost unimaginable in the modern political environment. Even Obama still managed to garner the approval of about 30 percent of Republicans during the first quarter of 2009, while George W. Bush saw a 32 percent rating among Democrats in the first quarter of 2001.
(ibid.)


記事によれば、トランプ氏の低支持率は野党側となる民主党からの支持率の低さが影響しているとの見方があるそうです。かつてのアメリカ大統領は自党のみならず、反対野党からの支持率もそれなりにあったそうですが、トランプ氏の場合、民主党議員からの支持率はわずか9%。アメリカという国が共和党と民主党とで真っ二つに分断されていることを象徴しているようです。

さて、


across the aisle


という表現が使われていますね。

"aisle"とは通路のことですが、これは議会で与野党を分けている、もしくは隔てている通路の比喩的に指したものだと解釈できます。

以前取り上げた、"crossbench"も参考にどうぞ。